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【よくわかるポケモン解説】ラティオス編

 今回のポケモン解説はラティオスです。

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目次

 

 

基本データ


全国図鑑  No.381
分類    むげんポケモン
英語名   Latios
タイプ   ドラゴン エスパー
種族値   H80 A90 B80 C130 D110 S110
高さ    2.0m
重さ    60.0kg
特性    ふゆう
性別比   ♂100.0% 
卵グループ タマゴ未発見


メガシンカ


ラティオスメガラティオス(ラティオスナイトを所持)


図鑑説明


ポケットモンスタールビー
みた ものや かんがえた イメージを あいてに えいぞうとして みせる のうりょくを もつ。にんげんの ことばを りかいすることが できる。

ポケットモンスターサファイア
やさしい こころの もちぬしにしか なつかない。うでを おりたたむと くうきていこうが へって ジェットき よりも はやく そらを とべるぞ。

ポケットモンスターエメラルド
すがたを けしていても テレパシーが あるので なかまの いる ばしょや きもちが わかる。ひとの ことばを りかいする ちのうを もつ。

ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン
あらそいを このまない やさしい せいかく。うでを おりたたむと ジェットきよりも はやく とべる。

ポケットモンスターダイヤモンド・パールポケットモンスタープラチナポケットモンスターブラック・ホワイト
たかい ちのうを もつ ポケモン。うでを おりたたんで とべば ジェットきを おいこす スピードだ。

ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー
たかい ちのうを もち にんげんの ことばを りかいする。あらそいを きらう やさしい ポケモンだ。


耐性


4倍
なし

2倍
あく,フェアリー,ゴースト,むし,こおり,ドラゴン

等倍
じめん,ひこう,いわ,はがね,どく,ノーマル,

1/2
かくとう,ほのお,みず,くさ,でんき,エスパー

1/4
なし

無効
なし


容姿


 青と白を基調としたデザインで、戦闘機のようなシルエットをもつポケモンラティアスと似た形をしている。
 ラティアスと比べると身体が大きく、切れ長な目が特徴的。瞳の色は赤。名前の由来はおそらく「ラテオ(ラテン語で隠れるなどの意味)、ラティルト(ラテン語で夢幻)」。


概要


 『ポケットモンスタールビー・サファイア』(第3世代)から初登場したポケモン。性別は♂しか存在しない。
 争いを好まぬ優しい性格で、優しい心を持った人間にしか懐かない。高い知能を持ち、人間の言葉を理解することができる。
 見たものや考えたイメージを映像化して相手に見せることのできる能力も持つ(その能力は劇場版では「ゆめうつし」と呼ばれた)。手を折りたためばジェット機よりも速く飛ぶことができる。


むげんポケモン


 分類の「むげん」とはラティアス共々「無限」と「夢幻」をかけていると思われる。ちなみに海外名では「Eon(「無限の」という意味) Pokemon」と「無限」のみの表記。
 みなみのことうの石板「すべての ゆめは もうひとつの げんじつ」や「おおぞらをとぶ」の曲名『天翔ける夢』『天翔ける幻』など「夢幻」の要素は随所に存在する。
 映画の影響でラティアスとは兄妹関係とされることが多い。同一種族の別個体という説もある。


ゲームのラティオス

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第三世代


 『ルビー』版限定のポケモンとして登場。だがスペックが低く、HPとこうげき以外が全て個体値最低に設定されている。しかも初手に必ず逃げる所謂「徘徊型」であり、捕獲は困難。
 『サファイア』版では配信限定の「むげんのチケット」を使い「みなみのことう」へ行くと入手できる。こちらの個体値は厳選可能。
 『エメラルド』版では殿堂入り後母親の質問に「あお」と答えると、ホウエン地方を飛び回る。選ばなかった方の入手には「むげんのチケット」が必要。
 徘徊する方の個体値も修正された。しかし倒したら二度と復活しないため、厳選は困難だった。
 「むげんのチケット」はレコード通信でお裾分けできなくはないが、配信で受け取った人しか配れず、かつ配れる回数は151回まで。


BW2


 『ブラック2』のみゆめのあとちに登場。通常作品で初となるシンボルエンカウントイベントが用意され、徘徊なしで即入手が可能
 追いかけっこをした後にバトルすることになる。シンクロも利くための楽に厳選できる。Lvは68だが攻撃技がサイコキネシスだけであり、いやしのはどうで回復してくれる。


ORAS


 『オメガルビー』で入手可能。ラティオスとは戦うことなく手に入る。ラティアスに連れて来られた主人公とダイゴにアクア団を追い払ってもらった恩を返す為に仲間になる。
 必ず手持ちに入ることになり、手持ちが6匹の場合は誰かをボックスに送る必要あり。メガストーンも同時に入手できる。このイベントのラティオスは特性『シンクロ』が100%効く。
 コロコロコミック2014年12月号付属のシリアルコードを入力するか、むげんのチケットを入手済みのデータとすれ違いをすると、『アルファサファイア』でもラティオスを入手可能。


大空を飛ぶ

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 後にダイゴから「むげんのふえ」を譲り受けると、手持ちにいなくても飛んできてホウエンの空を自由に飛べるようになる。


USUM


 『ウルトラサン』版のみウルトラワープライドで行ける世界にラティオスがいることがある。


専用技


 「ラスターパージ」があるが、威力が低い上PPも少ないのでまず採用されない。
 「サイコキネシス」に比べて追加効果(特防を下げることがある)の確率が高いが、これも長所とは言えない。
 BWではハピナス突破用として「サイコショック」を習得したのでますます出番が無い。


こころのしずく


 ラティアスラティオスにのみ効果を発揮する専用の持ち物。


過去世代


 第3世代・第4世代・第6世代では配信限定アイテムを使うことで出現するラティアスラティオスを捕まえないと手に入らない。アイテムの配信が終了した現在これらの世代での入手は困難。第5世代ではラティアスラティオスを捕まえるだけでOK。
 効果はラティアスラティオスのとくこう・とくぼうを1.5倍にする。しかしバトル施設やオンライン対戦では効果が発揮されず、公式大会でも禁止アイテムとされていた。


仕様変更


 第7世代では捕まえていなくてもエーテル財団の職員が渡してくれる。バトル施設・オンライン対戦などで解禁された。
 効果は「ラティアスラティアスの使うドラゴンタイプとエスパータイプの技威力が1.2倍になる」と修正された。


対戦のラティオス

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能力


 ドラゴン・エスパータイプを併せ持つポケモンは他にラティアスウルトラネクロズマの2体のみ。
 特攻130・素早さ110を誇る高速特殊アタッカー。素早さはドラゴンタイプの中ではメガシンカ以外でオンバーンの123、アーゴヨンの121に次ぐ(妹が同速)数値である。
 特防も110とそれなりに高く、並の「れいとうビーム」では倒れない。半減+無効が7つと耐性面でもそれなり。
 弱点はドラゴン・こおり・フェアリー・むし・ゴースト・あくと攻撃面で強いタイプが多いのが気がかり。幸い4倍弱点は無い。


特性


 「ふゆう」は『じめん』タイプの技を受けない。また、技『どくびし』『まきびし』『ねばねばネット』や特性『ありじごく』の効果を受けない。『エレキフィールド』『サイコフィールド』『グラスフィールド』『ミストフィールド』の効果も受けない。


オススメ技


特殊技


りゅうせいぐん
タイプ ドラゴン
威力  130(195)
命中  90
備考  自分特攻↓↓

りゅうのはどう
タイプ ドラゴン
威力  85(127)
命中  100

サイコキネシス
タイプ エスパー
威力  90(135)
命中  100
備考  相手特防↓10%

サイコショック
タイプ エスパー
威力  80(120)
命中  100
備考  相手の防御でダメージ計算

なみのり
タイプ みず
威力  90
命中  100

10まんボルト
タイプ でんき
威力  90
命中  100
備考  相手麻痺10%

かみなり
タイプ でんき
威力  110
命中  70
備考  相手麻痺30% 雨で必中

マジカルフレイム
タイプ ほのお
威力  75
命中  100
備考  相手特攻↓100%

はどうだん
タイプ かくとう
威力  80
命中  必中

エアスラッシュ
タイプ ひこう
威力  75
命中  95
備考  相手怯み30%

エナジーボール
タイプ くさ
威力  90
命中  100
備考  相手特防↓10%

くさむすび
タイプ くさ
威力  20~120
命中  100

シャドーボール
タイプ ゴースト
威力  80
命中  100
備考  相手特防↓20%

めざめるパワー
候補タイプ ほのお
威力    60
命中    100


物理技


じしん
タイプ じめん
威力  100
命中  100

はがねのつばさ
タイプ はがね
威力  70
命中  90
備考  相手防御↑10%


変化技


みがわり
タイプ ノーマル
効果  HP1/4消費して身代わりを生み出す

めいそう
タイプ エスパー
効果  自分特攻・特防↑

トリック
タイプ エスパー
効果  持ち物を交換する
命中  100
備考  メガストーン・Zクリスタルには無効

おきみやげ
タイプ あく
効果  相手攻撃・特攻↓↓、自分瀕死
命中  100

リフレクター
タイプ エスパー
効果  5ターン味方の物理耐久を強化

ひかりのかべ
タイプ エスパー
効果  5ターン味方の特殊耐久を強化


テンプレート型 


基本アタッカー型 

特性:ふゆう
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:C252S252をベースに調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/こころのしずく/きあいのタスキ
確定技:りゅうせいぐん/サイコキネシスorサイコショック
攻撃技:りゅうのはどう/なみのり/かみなりor10まんボルト/シャドーボール/くさむすびorエナジーボール/マジカルフレイム/はどうだん
補助技:おきみやげ/ねごと

こだわりメガネ型 

特性:ふゆう
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252orHC252をベースに調整
持ち物:こだわりメガネ
確定技:りゅうせいぐん/サイコキネシスorサイコショック
選択技:りゅうのはどう/なみのり/かみなりor10まんボルト/シャドーボール/くさむすびorエナジーボール/マジカルフレイム/はどうだん/トリック

こだわりスカーフ型 

特性:ふゆう
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252をベースに調整
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:りゅうせいぐん/サイコキネシスorサイコショック
選択技:りゅうのはどう/なみのり/かみなりor10まんボルト/シャドーボール/くさむすびorエナジーボール/マジカルフレイム/はどうだん/トリック

サポート型 

特性:ふゆう
性格:おくびょう
努力値:HSベース/CSベース
持ち物:ひかりのねんど/アクZ/きあいのタスキ/オボンのみ/ウイのみ/メンタルハーブ
確定技:おきみやげ
優先技:りゅうせいぐんorりゅうのはどう/リフレクター/ひかりのかべ
選択技:サイコキネシスorサイコショック/なみのり/かみなりor10まんボルト/シャドーボール/くさむすび/マジカルフレイム


ラティオス 


注意すべき点


 S110からの一致こだわりメガネりゅうせいぐんによる超火力。サイコショックもあるため特殊受けやとつげきチョッキ持ちアタッカーに強い。
 アタッカーであっても補助技のレパートリーが豊富なため戦術の切り替えが利く。こだわりアイテムならトリック、それ以外ならおきみやげと、後続へ繋げる動きも得意。
 加えて壁張り等のサポートもこなせるため、アタッカーのイメージだけで行動するとPTが半壊する恐れも。


対策方法


 鋼、フェアリーに対する有効打に乏しく、サブウェポンで弱点さえ突かれなければ有利な戦いに持ち込める。
 一致技を半減以下もしくは高い特殊耐久で抑えつつ反撃するバンギラスハッサムキリキザンナットレイサーナイトクレッフィギルガルド等。
 より素早いポケモンで先制するマニューラアーゴヨン等。こだわりスカーフ持ちも多いので注意。!サポート型にはアンコール持ちエルフーンが有効。素早さを奪うでんじは・トリックルーム等。ただし麻痺は素早さダウンが1/2なので、要調整。


ラティオスの歴史


第三世代


 むげんのチケット配布後から活躍。使い勝手では耐久寄りのラティアスが勝った。それでも高種族値からの攻撃が強力であり、環境全体の火力が第四世代より低く、単純にふゆうがダブルバトル向きなため、ポケモンリーグ2005中学生以上の部では決勝大会進出者9人中2人が使用。大会の優勝メンバーにもラティオスがいた。
 主流技構成はタイプ一致のサイコキネシス、ドラゴンクローの他、れいとうビーム10まんボルトもよく使われた。ラティアス共々、ヌケニンに対して無抵抗となりやすいのが難点。

使用禁止

 むげんのチケットを使って入手できる個体値バグのない個体は「むげんのチケットを持っていないプレイヤーにとって不公平である」という理由でRS期にはローカルルールによって禁止される場合が多かった。
 現在のオフ会環境でもコロシアム以前のポケモンで戦ういわゆる「前期」ルールでは禁止されるケースが少なくない。
 後述のポケモンフェスタ2006に絡んだ予想に伴う考察が活かされる。2017年の第三世代オフ会ではラティオスラティアスが禁止された「ラティなしダブル」というフォーマットで対戦が行われることもあった。


第四世代


 ドラゴンクローが物理化し、りゅうのはどうりゅうせいぐんが追加された。りゅうせいぐんやこだわりメガネの登場によってメジャーポケモンとなった。
 マシン技でくさむすびを獲得し、シャドーボールが特殊技化するなど、サブウエポンの面でも強化を受けた。

シングルバトル

 最速同士であればガブリアスのじしんを交代出しで流してからの先手でのりゅうせいぐんにより返り討ち可能。ゴウカザルの一致メインウエポンを半減で受けられるため活躍した。
 マニューラユキノオーなど新規のこおりタイプが天敵で、それらに先制されないこと、先制されて弱点を突かれても耐えられるような調整が重視された。
 プラチナでトリックを、HGSSでおいかぜを獲得し、補助型も充実。ハッサムが通常特性にテクニシャンを追加されたことで、ラティオスの高い素早さと高い攻撃力で場を制圧して、ラティオスの苦手なポケモンハッサムで倒す、ラティオスとの相性補完コンビ「ラティハッサム」が成立。

ダブルバトル

 ゴウカザルラティオスとの並びで互いの苦手な相手を倒せる「サルラティ」がWCS2009で流行。WCS2009日本大会グループBのFINALステージ進出者8人中5人が使用した。
 世代末期のバトレボ環境ではガブリアススイクン、サンダー、バンギラスメタグロス、ゲンガーが最も安定した勝率を叩き出せる「結論パ」が成立。ゲンガーの枠をラティオスに変える構築もよく見られた。


第五世代


『BW』期

 サイコショックが追加。ラッキーやハピナスの突破が可能になる。むしタイプ、あくタイプ、ドラゴンタイプが大幅に強化されたが、りゅうせいぐんで突っ張っていけば何とかなった。
 隠れ特性解禁の影響で伝説のポケモン以外にも天候特性持ちが登場。天候合戦に有利になるように鈍足が好まれたため、先制する機会が増した。
 ナットレイラティオスを受けるポケモンとしては重かった。攻撃手段を持たない耐久型でない限り、おきみやげで勢いを削ぎつつ死に出しに繋げられた。
 全国大会予選であるジャパンカップ2012オンライン大会(ダブルバトル)では使用率13位タイを記録(同率にルンパッパ)。

『BW2』期

 ごり押しは不安定になるが、優秀な補助技や速攻向けのステータス、低くない耐久性能によってトップメタとして活躍。ハッサムとの相性補完を活かした「ラティハッサム」が流行した。
 余りにラティオスが増えたため、こだわりメガネを持たせたラティオスりゅうせいぐんの1発目の、通常ダメージと2発目の特攻ランク補正下降込みのダメージを確定で耐える調整、いわゆる「1.5耐え」調整をした「ネオバンギ」と呼ばれるバンギラスが後期に流行した。


第六世代


『XY』期

 環境にふいうちが蔓延し、とつげきチョッキも登場。ラティオスの先手を取って一撃で相手を倒す戦略が通用しにくくなる。メガシンカの登場により高種族値による制圧も難しくなった。
 PGLレーティングバトル統計データを見ると、主流の技構成はりゅうせいぐんなみのりサイコショックサイコキネシスorトリック。持ち物はこだわりメガネが主流であり、ラティオスナイトはほとんどのシーズンで採用率が5%に満たない。
 性格は素の素早さでガブリアスが抜けるようにおくびょう、次いで火力の出るひかえめが需要を伸ばした。

ORAS』期

 メガシンカを獲得。しかし無駄の多い種族値の伸び方であり、素早さも上がらない。メガボーマンダの先制げきりんで出落ちということも想定された。
 レーティングバトルではいずれのバトル形式でも使用率ベスト30選外。2015年1月に行われたホウエン図鑑限定戦「Battle of Hoenn」ではジュニアカテゴリで使用率11位、マスターカテゴリで12位を記録。
 単体では不足が目立ってきたが、相方のハッサムメガシンカを獲得したことによって「ラティハッサム」が攻撃性を増した。
 2015年11月に開催された、ダブルバトルシーズン7からシーズン12にかけて1度でも使用率12位以内にランクインしたポケモン+αの計36体が出場できない、いわゆる「上位禁止縛り」による限定戦「Alternation Battle」ではジュニアカテゴリ11位、マスターカテゴリ24位の使用率を記録。


第七世代


『SM』期

 カプやミミッキュなどフェアリータイプが普及。トップメタに躍り出たミミッキュとの相性が最悪でさらに弱体化。Zワザの登場もラティオスの速攻型としての立場を相対的に低下させた。
 「ラティハッサム」はシングルバトルシーズン4からシーズン5にかけてそれなりに使われていたが、リザードンやカプ・コケコに弱いことが露呈。
 大きな構成の変更はなし。この世代からこころのしずくの仕様変更とそれに伴う対戦での使用解禁がなされているが、使用率は1%程度とほぼ候補外である。

『USUM』期

 シングルバトルでは、サイコキネシスりゅうせいぐんシャドーボール10まんボルトという技構成が一般的。シャドーボールギルガルドへの打点であり、10まんボルトギャラドスゲッコウガカプ・レヒレへの有効打となる。
 ORASリーグで6割台程度の採用率であったこだわりメガネは、Zクリスタルの登場で持ち物の選択肢が増えた影響により4割台程度に採用率を落としている。
 過去にUSUMリーグで使用率30位以内にランクインしたポケモンを使用できない「上位禁止縛り」のシングルバトルとして行われたシーズン16スペシャルバトルでは、火力、範囲、速度が高く耐久もそれなりにある事から使用率23位を記録。ただし、同レートにはフェアリーも多く、不安定だった。


第八世代


 冠の雪原で追加。しかしオーロンゲにはこちらの一致メインウエポン両方を無効される。
 目ぼしい技だけでもマジカルフレイム、エアスラッシュ、ワイドブレイカー、こうそくいどう、バトンタッチ、はどうだんを獲得。
 技追加だけで見ればダウンロードコンテンツによる追加組の中でも随一となる優遇ぶり。また、うずしおも第四世代以来の復活を遂げている。


ポケモンGO』のラティオス

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概要


 2018年4月3日にラティアスと共に実装。かつての三犬と同様、1か月ごとに出現する地域が変更される。
 ラティオスは5月8日まで北中南米およびアフリカ地域に出現。5月9日から日本を含むユーラシア地域に凱旋した。なお、出現は同年6月5日までとなっている。
 他の伝説ポケモンと同様、入手するにはレイドバトル勝利後のゲットチャレンジで捕獲する必要がある。


性能


 原作同様、攻撃力が非常に高く、全ポケモン中19位(2020年1月現在)。ドラゴンタイプの中ではレックウザオノノクスパルキアボーマンダディアルガに次いで、エスパーの中でもデオキシスアタックフォルム、ノーマルフォルム、ミュウツーフーディンアグノムに次ぐ第6位(268)。
 HPは低いが防御力はかなり高い上、技の組み合わせである程度は補える。スペックに関しては伝説ポケモンとしては十分及第点といえるレベルである。


主な技


 通常技は「しねんのずつき」と「りゅうのいぶき」の2択。技の出の速さやゲージ回収率の高さから、「りゅうのいぶき」がオススメ。
 ゲージ技は「サイコキネシス」、「ソーラービーム」、「ドラゴンクロー」。「げきりん」は習得できないが、「ドラゴンクロー」は1/3ゲージ技。一発当たりの威力は50だが、発動前後の硬直が少ない。連射が利くため即座に回避行動に移れる。
 サイコキネシスは登場当時は一致技だが1本ゲージ技で威力もわずか100。外れ技だったが、2019年9月のアップデートで発動速度はそのままに威力が90の1/2ゲージ技に強化。
 トレーナーバトルでも原作同様10%の確率で相手の防御を下げる。ダメージ効率が大幅に上がりドラゴンだけでなくエスパータイプとしての運用も出来るようになった。
 ソーラービームは威力こそ絶大だがタイプ不一致。持ち味である機動力の高さを殺すため外れ。


レイドボス


 ボスとして出現した際のCPはおよそ49000で、ラティアスよりも高い。ただし、耐久力自体はラティアスより低いので、5~6人程度の少人数でも十分撃破は狙える。
 ラティアスと大体同じメンツを揃えれば攻略可能。しかし「ソーラービーム」を覚えている個体を引き当てた場合、バンギラスラプラス等を繰り出すとほぼ一撃で倒される。くさ技を軽減できるカイリューレックウザフリーザー、ハッサム等を主軸に戦おう。


ゲットチャレンジ


 距離自体はラティアスとあまり変わりはないが、図体がデカいためか、ラティアスと比べてターゲットリンクの判定がやや広め。
 そのため、ラティアスと比べるとグレートやエクセレントスローを比較的狙いやすい。動きのパターンも、威嚇の動作時に回転する方向が逆になっていることを除けばラティアスと殆ど変わりはない。ラティアスに慣れたユーザーならばそこまで苦労せずに捕まえられるだろう。


スマブラシリーズでのラティオス

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 X以降の作品に登場。モンスターボールから出現すると、ラティアスと交互に「はがねのつばさ」で攻撃してくる。この時風圧が生じていて、ファイターやアイテムを風で煽る。


ポケモンレンジャー』シリーズでのラティオス

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 『ポケモンレンジャー光の軌跡』では本編に先駆けてラティオスの背中に乗り操作しながら好きな場所に飛んでいくことができる(男主人公のみ)。


映画のラティオス

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 『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神(まもりがみ) ラティアスラティオス』では、ラティアスの兄として、妹ラティアスと共に映画のメインキャラとして活躍する。
 最後には街を救うため妹とともに津波に立ち向かって散っていく。しかしその後、ラティアスと思われる影を連れた2匹のラティオスと思われる影が街に消えていくシーンが見られる。CVは江原正士が担当。
 『光輪の超魔神フーパ』では別個体のラティオスが登場。フーパが暴走した超フーパに対抗するためにリングから召喚。ラティアスレックウザとともにサトシたちの味方をする。


アニメのラティオス

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 DP第183話でタクトというトレーナーの手持ちとして初登場。ジュカインによってダークライが倒されたため、二番手としてモンスターボールから出された。
 そのままジュカインオオスバメを圧倒。ピカチュウとは引き分けたが、タクトをリーグ優勝に導いた。


主な使用トレーナー


• タクト/ポケモントレーナー(シンオウ)
• リラ / フロンティアブレーン(ホウエン)

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 以上です。これで紹介を終えます。