ラレツV2

ラレツV2!

ポケモンについて様々なことを解説しています

【よくわかるポケモン解説】リザードン編

 今回のポケモン解説はリザードンです。

f:id:KOKUBANLEMON:20181116114707p:plain

目次

 

基本データ


全国図鑑  No.006
分類    かえんポケモン
タイプ   ほのお / ひこう
種族値   H78 A84 B78 C109 D85 S100
高さ    1.7m
重さ    90.5kg
特性    もうか / サンパワー(隠れ特性)
性別比   ♂:87.5% / ♀:12.5%
卵グループ 怪獣/ドラゴン

 

図鑑説明


ポケットモンスター赤・緑ポケットモンスターファイアレッドポケットモンスターY
ちじょう 1400メートル まで ハネを つかって とぶことができる。こうねつの ほのおを はく。

ポケットモンスター青ポケットモンスターリーフグリーン
がんせきも やけるような  しゃくねつの ほのおを はいて やまかじを おこすことが ある。

ポケットモンスターピカチュウポケットモンスターX
くちから しゃくねつの ほのおを はきだすとき シッポのさきは より あかく はげしく もえあがる。

ポケモンスタジアム
はきだす ほのおのおんどは ものすごく 10000トンもある ひょうざんでも みるみるうちに とかしてしまう。

ポケットモンスター金ポケットモンスターハートゴールド
ほんきで おこった リザードンの しっぽの さきの ほのおは あおじろく もえあがる。

ポケットモンスター銀ポケットモンスターソウルシルバー
なんでも とかしてしまうほどの しゃくねつの ほのおを ふきだし あいてを くるしめる。

ポケットモンスタークリスタル
つばさで おおぞらたかく まう。たたかいの けいけんを つむほど ほのおの おんどは あがっていく。

ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド
つよい あいてを もとめて そらを とびまわる。なんでも とかして しまう こうねつの ほのおを じぶんより よわいものに むけることは しない。

ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ、ポケットモンスターブラック・ホワイト
くるしい たたかいを けいけんした リザードンほど ほのおの おんどが たかくなると いわれている


耐性

 

4倍
いわ

2倍
みず,でんき,

等倍
ノーマル,ゴースト,こおり,あく,エスパー,ドラゴン,ひこう,どく

1/2
かくとう,はがね,フェアリー,ほのお

1/4
くさ,むし

無効
じめん


進化


ヒトカゲリザード(Lv.16)→リザードン(Lv.36)


メガシンカ


リザードン → メガリザードンX or メガリザードンY 


概要


 『ポケットモンスター赤・緑』(第1世代)から存在するポケモン。 強い相手を求めて飛び回る習性があり、高度1400mまで飛び立てる程の高い飛行能力を備えている。 その口から放たれる炎は岩石ですら燃やし尽くす。 
 攻撃的な性格をしている一方、自分より弱い者に対しては決してその炎を向けない潔い一面も持つ。苦しい戦いを経験したリザードン程、その炎の威力は高まる。リザードンが本気で怒った時、尻尾の炎は青白く燃え上がるという。 


 その知名度と人気の高さからメディアミックスで起用される機会も多い。ピカチュウに続いて限定バージョンの3DS LLが発売されたこともある。任天堂ハードのイメージに起用されたのはGBASPに続いて二度目である。色違いの個体を彷彿させる黒をベースにした本体に、金のラインで描かれたリザードンが非常にかっこいい。 

 

色違い

f:id:KOKUBANLEMON:20191208200801p:plain

 色違いは黒。 全ポケモン中でもトップクラスに格好良い色違いとして定評があり絵も多い。 実は金銀時代の色違いでは紫で、ルビサファに移行する際に黒くなった。 
 ちなみに、このカラーリングは、アートディレクターの杉森建氏が金銀の時代に描いたイラスト「光るポケモンとの遭遇」が元になっていると思われる。 「アネ゛デパミ゛」を元ネタにしているという説もあるが真偽は定かでない。 


ゲームでのリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20181127184846j:plain


 リザードがレベル36になった際に進化する。近作では進化直後に「つばさでうつ」を覚えることができる。 
 第2世代のほのお御三家最終形態・バクフーンとは種族値が全く同じである。 但し習得技の違いから差別化可能な上、こちらの方が技のバリエーションが豊富なので戦法はリザードンの方が豊かである。 

 

初代

 

 『赤』及びリメイク版である『ファイアレッド』のパッケージを務めた。「最初にその姿を見たポケモン」として世界中で人気が高い。それ故に、ほのおタイプの代表格とも言える。 

 「大きな翼で高度1400mまで飛翔する」という設定がありながら、何故か初代(赤緑青)では「そらをとぶ」を覚えられなかったことは初代プレイヤーの間で結構有名。
 それどころかひこう技を一切覚えない。この点はピカチュウ版で修正されている。初代の時期はデザインが不安定で、公式絵で角が1本だったりしたこともあった。現在は2本角で統一されている。 

 

その他


 『金・銀』またそのリメイクである『HGSS』発売の影響で元祖主人公・レッドとともに描かれることの多いポケモンでもある。 第7世代では「リザードンフライト」そらをとぶの代わりを務める。 しかし、アローラ図鑑にはリザードンどころかヒトカゲ系統は一切登録されない。  

 

剣盾


 殿堂入り後にダンデからのプレゼントとしてキョダイマックスできるヒトカゲが手に入る。いわゆるダイゴのダンバルポジションである。

 

対戦のリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20191208200647g:plain

能力

 

 「とくこう」と「すばやさ」が高めであり、基本的には特殊型メインのポケモンである。 とは言え「こうげき」も決して低くない為物理型も難なくこなせる。 

 

特性

 

 「もうか」はHPが1/3以下の時、『ほのお』タイプの技の威力が1.5倍になる。

 隠れ特性は「サンパワー」。 晴れてさえいれば常に「とくこう」が強化されるため、天候とのシナジーを活かし「もうか」とは異なる戦術を取ることができる。 
 ただし、このときは特殊技しか恩恵を受けず、物理技を入れても特性と噛み合わないのが難点。 当初の入手方法は、BW発売前に売られていた雑誌をもとにランダムで手に入るという鬼畜そのものだった。その後、XYのフレンドサファリで改善された。 

 

オススメ技


物理技


フレアドライブ
タイプ ほのお
威力  120(180)
命中  100
備考  反動1/3 火傷10%

ニトロチャージ
タイプ ほのお
威力  50(75)
命中  100
備考  自分素早さ↑100%

げきりん
タイプ ドラゴン
威力  120
命中  100
備考  自分行動固定
補足  基本的にメガ進化前提だが、通常リザードンでドラゴンを倒す必要があれば

じしん
タイプ じめん
威力  100
命中  100

かわらわり
タイプ かくとう
威力  75
命中  100
備考  相手壁破壊

いわなだれ
タイプ いわ
威力  75
命中  90
備考  相手怯み30%

特殊技


だいもんじ
タイプ ほのお
威力  110(165)
命中  85
備考  相手火傷10%

かえんほうしゃ
タイプ ほのお
威力  90(135)
命中  100
備考  相手火傷10%

オーバーヒート
タイプ ほのお
威力  130(195)
命中  90
備考  自分特攻↓↓

ねっぷう
タイプ ほのお
威力  95(142)
命中  90
備考  相手火傷10%相手全体攻撃。ダブルバトル

エアスラッシュ
タイプ ひこう
威力  75(112)
命中  95
備考  相手怯み30%

ソーラービーム
タイプ くさ
威力  120
命中  100
備考  タメ攻撃

きあいだま
タイプ かくとう
威力  120
命中  70
備考  相手特防↓10%

りゅうのはどう
タイプ ドラゴン
威力  85
命中  100

めざめるパワー氷
タイプ こおり
威力  60  
命中  100


変化技


みがわり
タイプ ノーマル
効果  体力を1/4削ってみがわりを出す

おいかぜ
タイプ ひこう
効果  3ターン味方素早さ2倍

りゅうのまい
タイプ ドラゴン
効果  攻撃・素早さ↑

おにび
タイプ ほのお
命中  85
効果  あいてをやけど状態にする

はねやすめ
タイプ ひこう
効果  体力1/2回復

つるぎのまい
タイプ ノーマル
効果  攻撃2倍

にほんばれ
タイプ ほのお
効果  5ターン晴れ状態にする


テンプレート型


サンパワー型 

特性:サンパワー
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:特攻252 素早さ252 防御4
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/こだわりスカーフ/リザードナイトY/ホノオZ
確定技:だいもんじorかえんほうしゃorねっぷう/ソーラービーム
選択技:エアスラッシュ/きあいだま/ニトロチャージ/りゅうのはどう/にほんばれ

 

第6世代での強化


 第5世代までのリザードンは良くて中堅程度と、知名度や人気に比例しない強さだった。ポケモンXYではメガシンカを2つも獲得。いっきに対戦環境の中心に登り詰めた。 
 メガリザードンXメガリザードンYは性能が大きく異なり、そのどちらも強力なポケモンなのでとにかく読めない。 
 ノーマルリザードンを含め、3つどれで来るかは実際に蓋を開けるまで分からない為、相手にとっては脅威以外の何物でもない。 

 

リザードンの歴史


第一世代


 当時はとくこう・とくぼうが『とくしゅ』に纏められていたが、リザードンはその値が85しかなかったため攻撃性能が低かった。
 種族値合計はファイヤーに劣るものの十分な高さで、特殊技はファイヤーが覚えないかえんほうしゃを使える。物理技はじしんやきりさく、そらをとぶなど、補助技につるぎのまいとファイヤーよりも技に恵まれていた。
 リザードンの急所率は当時の仕様で約19.53%。急所率が狂っていたきりさくと相性が良いが、急所に当たると全てのランク補正が無視されるためつるぎのまいとは噛み合わない。
 またファイヤーよりも素早いため、ほのおのうずで強引に縛るという戦法が存在した。但し、現環境でのほのお・ひこうタイプはとても不遇で、いわは4倍、そこにでんき、そして当時の仕様上こおりまで弱点となってしまう。
 こおりとくさとむしに弱点を取れるが、他の適任のポケモンで代用可能だった。そのため活躍の場はほとんどなかった。

大会実績

 1996年のポケモン黎明期の対戦ではしばしばパーティに入れられることがあった。しかし、これはあくまでまだ対戦のノウハウが確立されていなかったため。
 ニンテンドウカップ99では優勝メンバーの1体に入った。


第二世代


 とくしゅの分断によって、とくこうが大幅に伸びる。また、新技はらだいこによりはらだいこ型が登場した。
 その爆発力は凄まじく、うまく発動すればカイリューをも凌いだ。しかし耐久が低い、カムラのみがない、リザードンより素早いポケモンにはなにも出来ないなど、不満点は多い。
 きりさくの急所率が仕様変更で弱体化され、ほのおのうずも拘束技でなくなったため使いにくくなった。4倍弱点の岩もガラガラやバンギラスの台頭で普及したため、物理耐久が低めなリザードンには致命的だった。
 特殊技にはりゅうのいぶき、めざめるパワーが追加されたが威力60ドラゴン、こおり70程度ではカイリューキングドラは倒せず、逆に返り討ちにされてしまった。
 一方で、第一世代で猛威を振るったノーマル、エスパー対策として追加されたエアームドハッサムなどのはがねタイプに対してその弱点を突けるのは相対的な強化である。
 ほのお技の威力を上げるにほんばれが追加されたのも追い風。初代は冷遇されていたむし、くさタイプの改善も嬉しいところ。なお、初代では弱点となっていたこおりに耐性を持ち、弱点は4つから3つに減った。
 ちなみに当時のリザードン系統は唯一のドラゴン/かいじゅうの複合タマゴグループ持ちであった。
 ニンテンドウカップ2000全国大会では決勝進出者11人中1人が使用。
 後年、VC版第二世代が発売されると、ハピナスエアームドフシギバナで受けループのような動きを取る「ハピバナムドー」がオフ会環境の主流パーティの1つとなったため、低速志向の相手にはらだいこが決まりやすくなった。


第三世代


 エメラルドでみがわりが使用できるようになり、カムラのみとの併用によってはらだいこ型はさらに強くなった。とくせいはピンチでほのおの火力が上がるもうかであるため、同じくみがわり+カムラのみによるもうか型も可能に。
 また、威力が高いドラゴンクローを獲得。一方、第二世代以前との互換切りによってにらみつけるを没収された。
 当時はこだわりメガネもエアスラッシュも登場前でありだいもんじとめざめるパワー(こおり)だけでは簡単にハピナススイクンで止まるため、ドラゴンクローも搭載した両刀型が一般的であった。
 ポケモンリーグ2005中学生以上の部では決勝進出者9人中1人が使用していた。


第四世代


 飛行タイプの特殊技・エアスラッシュを取得。新たに ソーラービームを覚えられるようになり、 パワフルハーブと組み合わせることで弱点のいわタイプやみずタイプにも対抗できるようになった。
 さらにきあいだまりゅうのはどうも獲得して、高いとくこうをさらに生かせるようになった。
 一方で使用率の高い新たな補助技ステルスロックには非常に弱い。リザードンの場合タイプの都合上体力の半分が持っていかれてしまう。
 この世代では使用率の高いガブリアスゴウカザルに上からストーンエッジで叩かれる事態が多発。このことから世代展開期の環境を知るものからは「鑑賞用」と断ずる声もあり、ある意味では第四世代はリザードンにとって最も立場が悪い世代であった。
 WCS2009都道府県予選36大会終了時点でカテゴリーB準優勝以上を1つ記録した。


第五世代


 隠れ特性でサンパワーを獲得。晴れパに組み込めばほのお技でハピナスすら押し切りかねないほどの凄まじい火力を得ることができるようになった。
 ローブシンウルガモスに対面勝ちできるようになり、素早さの種族値100もこの世代では高い方であったため、第四世代までの不遇の状況は脱したと言える。
 ただし毎ターンのHP減少は小さくないデメリットであり、長居はできない。こだわりスカーフやこだわりメガネを持たせたアタッカーがメインとなった。
 あくび+だっしゅつボタン型のレパルダスでみがわり+はらだいこ+カムラのみによる全抜きを狙う構築もこの世代に発祥した。


第六世代


 2パターンのメガシンカを獲得。メガリザードンXなら物理アタッカー、メガリザードンYなら特殊アタッカーに向いている。
 一方、はらだいこ型の通常リザードンつるぎのまい1回積みのメガリザードンXと明確に差別化できるほどの火力を発揮できないため、趣味の領域に甘んじるようになった。
 シングルバトルではどちらにメガシンカするかが初見では読めないことが多く、対策必須のメジャーポケモンとなるほど採用率が急上昇している。
 メガシンカの獲得により、カバルドンとの相性補完が強力になった。メガリザードンとカバルドンの組み合わせを指すいわゆる「カバリザ」は一貫性がない上に無効タイプ最大2つ、半減以下最大12と流し性能に優れており、さらに天候戦略やフィニッシュ力に優れているため、ORAS以降主流パーティ化するに至った。
 WCS2014準優勝メンバーとして名前を残しており、レーティングバトルXYリーグシングルバトルでは使用率1桁台が定位置であった。


第七世代


 引き続き2種類のメガシンカが強力。メガガルーラの相対的弱体化を受け、メガシンカできるポケモン中で最も人気のあるポケモンとなった。
 天敵のガブリアスが減少したことも追い風となり、SMリーグレート戦シングルバトルでは使用率3位以内に入るシーズンがざらである。単体性能もさることながら「カバリザ」の強力さも健在。
 2017年9月に開催されたメガシンカ可能なポケモンのみによる限定戦『メガランブル』では各カテゴリで使用率1位を記録している。S・Mリーグでは最速のカプ・コケコの素早さに対抗するためにニトロチャージを搭載するケースが増え、リザードンへのニトロチャージの搭載率1位を記録するシーズンが珍しくなくなった。
 活躍の背景には、いわタイプの技を一致で放てるポケモンが環境にはバンギラス程度しかおらず、ウツロイドは時々使用率ベスト30に入る程度なので、警戒すべきいわタイプのアタッカーがいないという状況がある。

 この世代では交代の隙を突いてつるぎのまいを積み、ステルスロックでメガ前のリザードンを削り、先制攻撃技でとどめを刺すというXとYの共通の対策が公式の寄稿記事になるほど周知になる。読み合いに有利な点を過信すると痛い目に遭うようになった。
 また、いかくガオガエンが解禁されると、ダブルバトルではランドロスガオガエンで使用率1位と2位を分け合うようになり、少なくともUSUMリーグダブルバトルにおいてはほのお御三家最強の座をガオガエンに明け渡した形となった。

 パーティ構築としては「カバリザ」にミミッキュを加えた「カバリザッキュ」やカプ・テテフを加えた「カバリザテテフ」が誕生。
 一線級のほのおポケモンの例に漏れずフェアリータイプを構築に組み込んで強化されている。
 「カバリザッキュ」の場合は、ミミッキュの流し性能で積みアタッカーの動きを止めたり、メガリザードンYで削ってから控えのミミッキュゴツゴツメットカバルドンのすなおこしでとどめを刺しつつそうしてできた1ターンの猶予を使って補助技を打ったりという、結構に器用なプレイングが可能である。

 因みにVC版第一世代の発売によってダブルバトルにおいてにらみつける起点型が再び育成できるようになった。

 2017年WCS4位入賞を果たしたプレイヤーであるヨシムラは自身が書籍に寄せた記事で、メガリザードンYトゲデマルひらいしんで守る「リザデマル」を導入したWCS用のスタンパを紹介している。
 ガオガエンが流行し過ぎて単にほのお枠が無くなったことから、WCS2018世界大会マスターカテゴリではベスト8に1人しか使用者が残らなかった。

ピカブイでは

 旅パのメンバーとしてよく使われるが、シナリオ上で戦うトレーナーの多くがまもる採用型のポケモンを使うため、そらをとぶを攻略用のわざの1つとするリザードンには面倒な展開になりがち。
 また、まともなほのお技が15ばんどうろまで行ってようやく手に入るわざマシン31で覚えるほのおのパンチまでお預けなのも若干痛い。
 ノーマルルール対戦では覚醒値が反映されないため、性格をむじゃきやせっかちなどの耐久下降補正にすれば、コマンド画面でメガリザードンXメガリザードンYの両方から選んでメガシンカできる仕様を活かせる。
 一方、解除する方法がピカブイには存在しないステルスロックのダメージが4倍なのは如何ともし難く、環境では不遇。

 

第八世代


 メガシンカが没収された代わりにキョダイマックスを獲得。しかし、キョダイマックスポケモンはランクバトルでは使用できず、不遇よりな立場に堕ちた。
 新規技としてぼうふうを取得。ダイマックスからのダイバーンでサンパワーを発動させ、ダイジェットで素早さを上げつつ高火力で攻撃するのが定石。瞬間火力はメガシンカを超す。
 特殊型ではめざめるパワーを消失。しかし、同威力の特殊技にはげんしのちからがまだあるため、めざめるパワーをサブウエポンとしていた他の多くのポケモンよりはまし。
 WCS2020ルールのダブルバトルではキョダイマックスが解禁。第1回のレギュレーション発表でキョダイマックス使用可能ポケモンの1体として名前が挙がった。
 ただし、キョダイマックスかつサンパワーの個体は厳選の難しさに配慮してかレギュレーション外となっている。

 

その他ゲームでのリザードン

 
 ポケモン本編以外のゲームにおいては他のポケモンと徒党ないしチームを組む事が多い。 
 ポケダンの救助隊シリーズではフーディンバンギラス共々チームFLBの一員として登場し、スマブラXではゼニガメフシギソウと一緒にポケモントレーナーの手持ちポケモンという形でプレイアブル化した。 


アニメでの活躍

 

サトシのリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20181127184904j:plain


CV:三木眞一郎 

 『無印』から登場。 サトシの絶対的なエースであり、圧倒的な人気を誇る切り札である。


出会い


 サトシとの出会いはヒトカゲ時代から。 
 トレーナーに「待っていろ」と嘘をつかれて捨てられたが、尻尾の炎が消えかけているのにも関わらず待ち続けていた、忠犬ハチ公のようなポケモンだった。 
 献身的にヒトカゲを守ろうとするサトシの姿に心を打たれ、後で「強くなった」と聞いておめおめと迎えに来たトレーナーを拒否してサトシのポケモンとなった。 
 非常に素直で健気な性格で、雪山で遭難した時はサトシ達を温めるため、尻尾の炎が弱まるのも厭わずに奮闘していた。 
 当時はまだ、仲間と敬語で話すような温厚で礼儀正しい性格だった。


リザードリザードンへの進化


 しかしリザードに進化して以降は性格が一変。進化による性格変貌によって、プライドの高い性質になってしまう。
 加えて、サトシのトレーナーとしてのレベルの低さが災いして、サトシの指示を聞かなくなる。後にプテラに馬鹿にされた怒りから一気にリザードンへと進化。
 体が大きくなったことでさらに態度もデカくなり、強い相手には真面目に争うが、弱いと判断した相手は戦うことすらしない傲慢な性格になってしまった。 
 これが原因でセキエイリーグでは不戦勝となり、サトシはリーグ予選敗退 実力は本物であり、カツラ戦など要所要所では強敵を下している。


転機


 オレンジ諸島編第106話でヒデというトレーナーのニョロボンとバトルしたときに大ダメージを負ってしまう。さらに、冷凍ビームで氷漬けにされる。
 場所がオレンジ諸島の名も無き僻地の島だったので周囲にポケモンセンターもなかったため、サトシは仲間の協力を得ながらその島で徹夜の看病に徹する。
 この看病でリザードンは、自分に向けられるサトシのまっすぐな気持ちに触れる。
 このことが、ヒトカゲ時代に受けたサトシへの恩や暖かさを思い出し、その熱意から彼の言うことを聞くようになる。 
 再び絆を取り戻してからはサトシのエースポケモンとして活躍。最早負けなしというレベルの強さを誇るようになった。 
 続く金銀編でもジム戦などで切り札として大活躍。数々の強ポケモンに勝利していった。


別れ


 しかし、リザフィックバレーにて、自分より強いリザードン達に敗北したことで自分の実力の低さを自覚。
 「強くなりたい」というリザードンの意志を尊重したサトシがさらなるレベルアップのため 「弱いリザードンはいらない」とあえてリザードンを突き放す形で預けることとなる。世界一強いリザードンになったら帰ってくるという約束を交わして。


再登場


 その後リザードンは、ここぞという時には飛んできてサトシのエースとして活躍し、数多くの試合で勝利に導いた。
 下記の事柄から考察するに、ヒトカゲ時代にあった健気さは、どこかに根付いていると考えられている。


ジョウトリーグ

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120046j:plain


 ジョウトリーグ一回戦にて、宿命のライバルであるシゲルとの決戦に出場。
 ハッサムゴローニャを難なく撃破した後、カメックスとの最終バトルに身を投じた。
 相性は不利であったものの、苦戦の末にちきゅうなげでカメックスを撃破。サトシの準準決勝進出に貢献した。
 準準決勝のハヅキ戦でも大将として登板。ハヅキのエース・バシャーモと戦うが、結果は紙一重で敗北。サトシはベスト8に終わった。
 だが、この戦いにおけるバシャーモの消耗は激しかったために、バシャーモは準決勝に出場できなくなる。バシャーモ抜きでのバトルを余儀なくされたハヅキはその戦いに敗北した。


結晶塔の帝王エンティ

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120057j:plain


 劇場版3作目の「結晶塔の帝王」ではTVのニュースでサトシに起こった事件を知り、自らリザフィックバレーから結晶塔まで飛んできた。 
 尚、当初のリザードンはサトシを背中に乗せて飛ぶことができなかったのだが、この作品ではサトシを背中に乗せて空中戦を行っている。


バトルフロンティア

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120124j:plain


 AGのバトルフロンティア編でも登場し、フロンティアブレーンの繰り出す強敵たちと戦った。
 最大戦果は単独でのフリーザー撃破。しかし、サマヨールにちきゅうなげを打つ失態も犯した。


パーティへの復帰


 続いての登場はベストウイッシュシーズン2のOP「やじるしになって」。他地方のメンバーと共に久しぶりに登場した。
 そして、2013年3月7日に放送された「燃えよリザードン!VSカイリュー!」にてついに再登場。
 カントーフェアにやって来たサトシは、ステージに出演していたヒトカゲを見てかつての仲間・リザードンのことを思い出し、アイリスとデント、Nにその話をする。
 この際全て新規に書き直された回想の映像が流れ、タケシやカスミの他フシギダネゼニガメピジョンヒトカゲの元トレーナーだったダイスケ、セキチクジムリーダーのキョウ、コイキング売りのおじさん、野生のプテラ、ヒロシのレオンといった懐かしい面々も登場した。
 その後、久しぶりにリザードンに会いたくなったサトシは、リザフィックバレーからリザードンを呼び寄せる(一度オーキド研究所を経由しているので交代でケンホロウが研究所に送られることとなる)。
 アイリスのカイリューと早速バトルすることになるが、壮絶な空中戦の末「ドラゴンテール」でカイリューを地面に叩き落とし、サトシの切り札としての強さを見せつけた。
 こうしてリザードンは、満を持してパーティに復帰したのだ。AGバトルフロンティア編以来の登場となるため、6年半ぶりの本編登場でもある。 
 この回で使った技は「ドラゴンテール」・「つばさでうつ」・「きりさく」・「かえんほうしゃ」の4つ。残念ながら決め技だった「ちきゅうなげ」は回想のみ。


その後の活躍


 結果的に活躍の場はほとんどなく『豪華な雑用枠』と揶揄されたほど。
 というのも、肝心のエピソードNのクライマックスであるゲーチスアクロマとの最終戦は、リザードンモンスターボールから出ることすらなく(アクロマの機械のせいでもあるが)ほぼロケット団の活躍とピカチュウの気合であっさり乗り切ってしまい、レシラムもたった1話きりの登場という杜撰な扱いで終了。
 さらに、翌週はデコロラアドベンチャー!編にそのまま移行してしまう。それに合わせてOPも新規の物にすり替わってしまう。
 残念ながらOPでのリザードンVSレシラムは叶わぬものとなってしまった。 
 デコロラアドベンチャー編はバトルメインでないことも手伝って、その後も目立った活躍はない。
 BW編最終回ではサトシ達のポケモンとともにオーキド研究所で記念撮影をした。
 その後リザティックバレーに戻ったのか、オーキド研究所で暮らすようになったかは不明。 


使用する技


かえんほうしゃ


 リザードンの代表技。敵への攻撃はもちろん、愛情表現としてサトシに吐いたりもする。


オーバーヒート

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120506j:plain


 バトルフロンティア編にて習得した。フリーザー戦で初めて使用したが、大した活躍はしていない。


ちきゅうなげ

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120516j:plain


 リザードンの必殺技。ジムリーダーカツラのブーバーやシゲルのカメックス等、数々の強敵をこの技で打ち破ってきた。
 ハヅキ戦でのバシャーモにもとどめとして使用したが、このときは対策をとられてしまった。
 今現在ゲームではリザードンにちきゅうなげを覚えさせるには、第3世代ROMが必要となる。
 そのためなのか定かではないが、BW編でよカイリューとのバトル時の技構成はかえんほうしゃ・つばさでうつ・きりさく・ドラゴンテールとなっている。
 ちなみに同話の回想シーンではこれでもかというくらいちきゅうなげを使っていたが、これが見納めということなのか、今後復活するということなのかはまだわかっていない。その他、りゅうのいかりなども使用した。


キミにきめた!


 無印編のストーリーの一部が組み込まれた劇場版第20作「キミにきめた!」ではクロスの手持ちだったが、見捨てられたところをサトシに保護された。 
 リザードに進化後にクロスのガオガエンと戦うがサトシの判断ミスもあり敗北。再バトル中にリザードンに進化し、リベンジを果たした。 
 リザードに進化してからもサトシのいうことを聞いており、マーシャドーに操られたポケモンたちとのバトルではクロスを助けるなど、性格はアニメ本編よりも穏やかになっている。 
 技構成はかえんほうしゃ、きりさく、りゅうのいかり、ちきゅうなげ。

 

 アランのリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20190209224539j:plain


CV:古島清孝(ヒトカゲ
CV:佐藤健輔リザードリザードン


概要


 アランのリザードンポケットモンスター XY 特別編 最強メガシンカ 〜Act I〜で初登場したアランのエースである。
 リザードナイトXが填められた金属プレート製の首輪を身に付けている。これはフラダリから譲られたものだ。
 アランがメガリングを使うことで、リザードンメガリザードンXメガシンカする。


出会い


 メガシンカを調べようと一人旅に挑むアランにプラターヌ博士が授けた。この頃はまだヒトカゲであったが、本編に初登場した時点ではリザードンに進化している。


バトルの実力


 かなりの修練を積んでおり、作中では、ズミのメガカメックス以外に自分を負かしたポケモンはおらず、メガシンカしたポケモン10体と連続で戦って勝ち抜いた記録も持つ。
 カロスリーグではピカチュウとサトシゲッコウガを倒し、アランの優勝に貢献した。フレア団との戦いにおいては、サトシやサトシのポケモンと力をあわせて、フラダリのメガギャラドスと戦った。 


結末


 フレア団との最終決戦後、リザードナイトX付きの首輪を、アランが事件の参考としてメガリングとともに警察に提出した。



• かえんほうしゃ
• ブラストバーン
• ドラゴンクロー
• はがねのつばさ
• かみなりパンチ


カキのリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120552j:plain


 『サン&ムーン』第1話から登場。カキの通学や配達の仕事において、ライドポケモンとして活躍している。 
 運搬業をこなしているためかガタイは良い。
 だがスカル団とのバトルでカキが戦わせなかったことや、翼がボロボロに見えることから、ケンジのストライクのように老体あるいは事情があり戦えない可能性も指摘されている。 
 それもそのはず、11話にてカキの亡き祖父の相棒だったことが判明、かなりのご老体だった。 
 だが現役のライドポケモンであり、正確な年齢や実力は未知数。 (リザフィック・バレーなど激しい競争がある場合を除き)野生よりは体力はあるはずである。
 カキ&配達の荷物(しかも牧場の製品の牛乳やチーズなど重量がある物の可能性がある)を同時に長距離運び回ることを考えると、バトル用のリザードンにも引けをとらないスタミナ・パワー・スピードがある可能性もある(サトシのリザードンも、修行以前はサトシを乗せるとまともに飛べなかった)


ポケットモンスターTHE_ORIGINのリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20190209224614j:plain


 ポケモン赤・緑を題材としたスペシャルアニメ「THE ORIGIN」にも、主人公レッドのパートナーとして登場。旅を続けるなかでヒトカゲからリザードリザードからリザードンと進化し、レッドとともに成長していった。 
 バトルでもサカキのサイドン・グリーンのカメックスを打ち破るなど、相性での不利をものともせず、主人公のパートナーにふさわしい活躍を見せた。 
 クライマックスでは当時未発表であったメガリザードンXへとメガシンカを遂げるという、視聴者へのサプライズもあった。 

 

ポケットモンスターSPECIAL』のリザードン


グリーンのリザードン


基本データ


ニックネーム なし
性別     ♂
特性     もうか
性格     ずぶとい
おや     グリーン


概要


 初登場は第1話。祖父のオーキド博士から譲り受けたヒトカゲを育てた。何度かレッドと行動している。
 第5章では炎の究極技ブラストバーンを習得する。第12章ではメガシンカを果たした。


進化


ヒトカゲ → リザード → リザードン

 第3話でヒトカゲであり、第5話でリザードであるため、この間に進化したとみられる。
 第18話でリザードであり、第27話でリザードンであるため、この間に進化したとみられる。


レベル


• Lv38(第2巻)
• Lv68(第6巻)
• Lv81(第15巻)
• Lv89(第23巻)



• かえんほうしゃ
• きりさく
• そらをとぶ
• だいもんじ
• ブラストバーン
• ほのおのうず
• ほのおのパンチ
• リフレクター


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

f:id:KOKUBANLEMON:20181127184921j:plain


 初代から必ず何かしらの形で出演し続けている。 CVはアニメ版と同じ三木眞一郎氏が担当。 
 ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ大乱闘スマッシュブラザーズDXではモンスターボールでのアシストとして登場。 
 出現すると一定時間、左右にかえんほうしゃを吐いて攻撃する。リザードン本体にも強力な攻撃判定があり、プレイヤーがぶつかると真上に吹っ飛ばされる。
 ダメージが蓄積しているときはそのままバーストすることもある。 

 大乱闘スマッシュブラザーズXではポケモントレーナーの手持ちの1体として登場。 
 力が強く吹っ飛びにくい重量級であり、強力なスマッシュ攻撃やいわくだきのほか、 かえんほうしゃでけん制できたり、滑空や空中ジャンプ2回で復帰性能が高かったりと、結構トリッキーな場面もある。 
 亜空の使者に登場するボスキャラには横必殺ワザのいわくだきが非常に有効であり、ボスバトルでは楽々とタブー戦までたどり着ける。 

 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii Uでは満を持して単独でプレイヤーとして参戦。 
 ポケモンチェンジがなくなり、代わりに横必殺ワザ・フレアドライブが追加された。強力なワザだが自分も反動ダメージを受けるという、原作を忠実に再現した仕様になっている。
 前作で横必殺ワザだったいわくだきは下必殺ワザに変更された。 
 最後の切りふだメガリザードンXメガシンカする。 

 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALではポケモントレーナーの復活に伴い、再びポケモントレーナーの手持ちとして登場。 


ポッ拳POKKENTOURNAMENTにおけるリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120630p:plain


タイプ:パワー 
バーストアタック:煉獄ブレイズ 

 体力を消費するが当たると大ダメージのフレアドライブ、ブロック属性のついたほのおのパンチ、高い攻撃力のちきゅうなげなど豪快な技を持つパワータイプ。 
 飛行タイプのため、空中で行動が可能なアクションを持ち、相手に対して次の読みの選択肢を多数与えることも可能。  
 共鳴時はメガリザードンXへとメガシンカ。また、バーストアタックの煉獄ブレイズは地上・空中どちらからでも発動が出来る。  
 同キャラ(ミラー)戦では、通常時は青みがかったグレー+黄色、共鳴時は青い部分が赤になる。 


ポケモンGOリザードン

f:id:KOKUBANLEMON:20190202120706j:plain

 

入手難易度


 進化前のヒトカゲの出現率が御三家の中でも一番低いため、入手難易度はかなり高め。 最終進化形と言うこともあり、全体的な性能は全ポケモンの中でも上位に入る。

 

性能


 耐久面を犠牲に徹底的に火力に特化したブースター、総合性能でそのさらに上を行く伝説ポケモンのファイヤーやエンテイの躍進ぶりが凄まじいために、長らくそれらに押されて二軍落ちしてしまう事の多い不遇のキャラであった。
 具体的には、ブースターやエンテイとは習得できる技が、ファイヤーとはそれに加えて所持しているタイプがほのお・ひこうであることがモロに被ってしまっている
 勿論、人気自体はそれなりにあったのだが、実戦面での性能が上記の通りであったため、入手難易度の高さもあり、専ら観賞用・コレクション用のキャラクターといったところであった。 

 

ブラストバーンの習得


 しかし、そんなリザードンに汚名返上のチャンスが訪れる。ブラストバーンの習得である。
 2018年5月19日に開催されたコミュニティ・デイでは進化元のヒトカゲが対象となっており、さらに時間内に進化させることで、特別な技:ブラストバーンを習得したリザードンへと進化させることができた(色違いも初実装され、出現率がアップした)。 

 

技の効果


 このブラストバーンだが、威力110の1/2ゲージ技で、破壊力・コストパフォーマンス共に非常に優れた大技となっている(現状、1/2ゲージ技で100を超える威力を誇るものは、これとドラゴン技のげきりんしか存在しない)。 
 元々リザードンは攻撃種族値がそこまで高くないため、この技を繰り出しても理論上はオーバーヒートを覚えたファイヤーやエンテイの火力には僅かに届かない(逆に言えば、攻撃力が低めのリザードンでも伝説ポケモンに肉薄できるだけの火力を叩き出せるのだから、この技がどれほど恐ろしい威力を誇っているかがわかる)。 
 しかし、フルゲージ技ではないため小回りが利きやすくなり、場合によってはブラストバーンを覚えたリザードンの方が有利に立ち回れることもある。
 特に技の回転効率が重要視されるレイドバトルにおいては案外馬鹿にできない火力を叩き出せるので、むし・くさタイプのボスを相手に大活躍してくれることだろう。 

 

習得後の評価


 伝説ポケモンにはできない芸当が行えるようになったことで、リザードンも活躍の場が増えた。以前に比べるとジム戦やレイドバトルでその姿を見かけることが多くなってきている。 
 特に、この1か月後に実装されたレイドバトルのレジアイス戦では、相手のゲージ技をすべて等倍以下に軽減しつつ、高火力&高回転率を誇るブラストバーンでガンガン攻められる等、正にリザードンにとっては最高に相性の良い相手であったことから、戦闘時にはカイリキーやバンギラスといったレイドバトルではお馴染みの面々に加えて、ブラストバーンを覚えたリザードンを繰り出すプレイヤーもかなりいた。 
 とはいえ、強化されたのは技だけであり、ステータスそのものは当然ながら据え置きであるため、他のほのおポケモン(特に伝説ポケモン)と比べて打たれ弱いという点は変わっていない。 
 特に、いわが4倍弱点となるので、いわ技を繰り出してくる相手に対しては回避は絶対となる。 
 別段リザードンに限った話ではないが、バトルで使用する際は、相手の攻撃をかわしながら確実に攻撃を当てることのできるタイミングで技を当てていくという、立ち回りの基本を徹底するべき。
 そうしなければ、あっという間に瀕死の状態に追い込まれてしまう。
 ファイヤーやエンテイの時のように攻撃力の高さ・技の強力さにものを言わせてゴリ押しするプレイスタイルでは、とてもではないがリザードンは使いこなせない。 


レイドボス


 レイドバトルでは、他の初代御三家組であるフシギバナカメックスと共に★★★★のボスに昇格。 
 同じくボスに抜擢されたブースターやウインディが★★★であることを考えるとかなりの好待遇である。 
 最高ランクのボスの名に恥じぬ強敵であり、強力なほのおわざやひこうわざ、そして個体によってはドラゴンタイプの技などを駆使して全力でこちらを殺しにかかってくる。 

 

対策方法


 いわタイプのポケモンであれば、相性の関係上比較的楽に立ち回ることができる。 
 また、いわタイプのポケモンは全体的にHPや防御力が高い個体が多く、いわわざも相手に刺さりやすいものが多いので、ある程度の人数で、育成されたいわタイプのポケモンを揃えて挑めば十分に勝算はある。 

 

時期


 ボスとして登場したのは2017年6月23日~11月4日にかけてであり、11月5日以降は進化前のリザードにレイドボスの地位を譲り渡し、その役割を終えることとなった。のちにリザードもレイドボスの座から外れたため、リザードン系列をレイドで直接入手することは現在不可能。 


主な使用トレーナー




─────────────────────


 以上です。これで紹介を終えます