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【よくわかるポケモン解説】フリーザー編

 今回のポケモン解説はフリーザーです。

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目次


基本データ


全国図鑑  No.144
分類    れいとうポケモン
英語名   Articuno
タイプ   こおり / ひこう
種族値   H90 A85 B100 C95 D125 S85
高さ    1.7m
重さ    55.4kg
特性    プレッシャー / ゆきがくれ(隠れ特性)
性別比   性別不明
卵グループ みはっけん


図鑑説明


ポケットモンスター赤・緑ポケットモンスターファイアレッド
でんせつの とりポケモンの ひとつ。ながい しっぽが たなびいて とんでいく すがたは すばらしい。

ポケットモンスター青ポケットモンスターリーフグリーン
ゆきやまで さむくて しにそうなとき めのまえに あらわれるといわれる でんせつの れいとうポケモン

ポケットモンスターピカチュウバージョン
ふゆぞらの くうきに ふくまれる すいぶんを こおらせて ゆきを ふらせる でんせつの とりポケモン

ポケットモンスター 金・銀ポケットモンスター クリスタルバージョン
まわりの くうきを ひやして ゆきを ふらせながら とんでいく でんせつの とりポケモン

ポケットモンスタールビー・サファイアポケットモンスターエメラルド
こおりを あやつる でんせつの とりポケモン。はばたく ことで くうきを つめたく ひやすので フリーザーが とぶと ゆきが ふると いわれる。

ポケットモンスターダイヤモンド・パールポケットモンスタープラチナ
でんせつの とりポケモン。くうきちゅうの すいぶんを こおらせ ふぶきを つくりだすことが できる。


耐性


4倍
いわ

2倍
でんき,ほのお,はがね

等倍
みず,かくとう,あく,ゴースト,エスパー,ドラゴン,ひこう,どく,こおり,フェアリー,ノーマル

1/2
くさ,むし,

1/4
なし

無効
じめん


容姿


 1組の長い翼と長い尾を持った、伝説の鳥ポケモン。体躯は全体的に水色をしており、青白い羽毛と三対の鶏冠を持つ。 
 その姿は客観的なポケモン図鑑において「素晴らしい」と感嘆詞を付けて賞賛されているほど美しく優雅で、尾をたなびかせながら冬空を飛ぶ。 


概要


 『ポケットモンスター赤・緑』(第1世代)から登場しているポケモン伝説の鳥ポケモンの1つで、透き通るような見事な羽は氷で出来ていると伝えられ、羽ばたくことで空気を冷たく冷やす。
 「冷凍ポケモン」の通り、氷を操る能力を持っており、空中の水分を凍らせて雪を降らせる。訪れた街には一足早く冬が来る。 また、雪山で遭難した者が死を迎える直前、その眼前に姿を現すことがあるという。 
 フリーザー(freezer)とは冷凍庫の意味。要するに「凍らせる者」。英語名のArticunoは、英語で北極を意味する“arctic”とスペイン語で1を意味する“uno”を組み合わせた名前である。 


ゲームのフリーザ

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 『赤・緑』とそのリメイク『FRLG』、そして『HGSS』では、「ふたごじま」の最奥でプレイヤーを待ち構えている。 
 『プラチナ』版ではシンオウ地方で所謂徘徊型として登場した。入手するだけなら過去作やリメイクで比較的容易に手に入るが、第6世代産(所謂「カロスマーク」)がついたフリーザーを手に入れるのは少し難しい。
 『XY』ではハリマロンを選んだ場合のみ、殿堂入り後カロス地方を徘徊し、11回遭遇した後「海神の穴」で出会うことができる。 


対戦におけるフリーザ

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能力


 「ぼうぎょ」「とくぼう」が共に高く、守りに優れたステータスを持っているが、メジャーな弱点が多いため受けは厳しい。「すばやさ」は85と、三鳥の中では最も低い。 


特性


 「プレッシャー」は相手にPPを多く使わせる。耐久の高いフリーザーとは比較的相性がよい。


隠れ特性


 2016年1月から7月にかけて行われた「ポケモンスクラップ」のキャンペーンで先行解禁され、その後初代のVCで捕まえたフリーザーを第7世代に送ることでいつでも手に入れられるようになった。 
 フリーザーの隠れ特性は「ゆきがくれ」である。天候「あられ」のときに回避率が上昇する。フリーザーは耐久よりの種族値なので、霰パや回避率上昇とは戦略的なシナジーも割と高い。 

 

オススメ技


特殊技


れいとうビーム
タイプ こおり
威力  90(135)
命中  100
備考  相手氷10%

フリーズドライ
タイプ こおり
威力  70(105)
命中  100
備考  相手氷10%。水タイプにも効果抜群

ふぶき
タイプ こおり
威力  110(165)
命中  70
備考  相手氷10%

こごえるかぜ
タイプ こおり
威力  55(82)
命中  95
備考  相手素早さ↓100%

ぜったいれいど
タイプ こおり
効果  一撃必殺
命中  30

ぼうふう
タイプ ひこう
威力  110(165)
命中  70
備考  相手混乱30%

エアカッター
タイプ ひこう
威力  60(90)
命中  95
備考  急所率+1。第4世代教え技。レート戦使用不可

みずのはどう 
タイプ みず
威力  60
命中  100
備考  相手混乱20%。教え技

バブルこうせん
タイプ みず
威力  65
命中  100
備考  相手素早さ↓10%。VC1st限定技。レート戦使用不可

げんしのちから
タイプ いわ
威力  60
命中  100
備考  自分全能力↑10%

シグナルビーム
タイプ むし
威力  75
命中  100
備考  相手混乱10%。教え技

めざめるパワー
候補タイプ ほのお,じめん
威力    60
命中    100


物理技


こおりのつぶて
タイプ こおり
威力  40(60)
命中  100
備考  優先度+1先制技

ゴッドバード
タイプ ひこう
威力  140(210)
命中  90
備考  急所率+1。怯み30%。パワフルハーブ前提

とんぼがえり
タイプ むし
威力  70
命中  100
備考  攻撃後自分交代


変化技


はねやすめ
タイプ ひこう
効果  HP1/2回復

どくどく
タイプ どく
効果  相手をもうどく状態にする
命中  90

みがわり
タイプ ノーマル
効果  HP1/4消費してみがわりを生み出す

まもる
タイプ ノーマル
効果  攻撃を防ぐ

リフレクター
タイプ エスパー
効果  5ターン味方の物理を軽減

いやしのすず
タイプ ノーマル
効果  状態異常を回復
備考  XD産限定。レート戦使用不可

くろいきり
タイプ こおり
効果  積み技を全て無効化
備考  XD産限定。レート戦使用不可

ほえる
タイプ ノーマル
効果  相手を引っ込ませる

おいかぜ
タイプ ひこう
効果  4ターンの味方の素早さを倍化

こころのめ
タイプ ノーマル
効果  次のターンの攻撃を必中にする

あられ
タイプ こおり
効果  5ターン霰を降らす

オーロラベール
タイプ こおり
効果  あられ時に味方の物理・特殊耐久アップ


テンプレート型


特殊迎撃型 

性格:ひかえめorおだやか
努力値:HP252 特攻252 必要があれば特攻を削ってすばやさへ
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:フリーズドライ/ぜったいれいど/ぼうふう
選択攻撃技:れいとうビームorふぶき/げんしのちから/めざめるパワー(炎/地)/とんぼがえり/こおりのつぶて

素早さ特化ぜったいれいど型 

性格:おくびょう
努力値:HPor特攻or特防調整 素早さ252
持ち物:ヨロギのみ/たべのこし/オボンのみ
確定技:ぜったいれいど/こころのめ
攻撃技:とんぼがえり/れいとうビームorふぶきorフリーズドライ/こおりのつぶて/めざめるパワー(炎/地)/げんしのちから
変化技:みがわり/いばる/どくどく/おいかぜ


フリーザー 


注意すべき点


 物理、特殊共に耐久が高く、こころのめ→ぜったいれいどのコンボが可能。はねやすめや特性プレッシャーで持久戦にも強い。落とせない相手にはぜったいれいどをうってくることも。


対策方法


 一致技以外の攻撃技が充実していないので半減なら後出し可能。こちらが挑発するか相手のフリーザーがとつげきチョッキ持ちならこころのめ→ぜったいれいどのコンボは防げるが、
 こころのめなしでぜったいれいどを使ってくることもあるのでこおりタイプ、みがわりが有効。
 耐久が高いと言っても4倍の岩技や、威力の高い一致炎技を何度も耐えられるわけではない。ただしフリーザーより遅い場合はみがわりやプレッシャーでPP切れまで粘られることはある。


フリーザーの歴史


第一世代


 タイプ一致でふぶきを使用できた上に特殊の数値は125、種族値は現在に換算すると610と三鳥の中では一番低いが、能力自体は極めて高く、三鳥の中では一番耐久に優れていた。
 分割前なので特殊火力も実質ファイヤーに匹敵する。最強のふぶき使いとして大会で活躍。例え相性が悪くても、3割でこおり (状態異常)の追加効果で押し切れるほどで、97カップでも決勝進出者15人中6人が使用していた。
 サブもそらをとぶはかいこうせん、更にかげぶんしんは当時の鬼性能故自身の耐久力も相俟って硬かった。特殊の数値が高かったためサンダースを相手にしても10まんボルト一発では落ちない。
 実際、共に理想個体という前提では、サンダースを上回る特攻の種族値をしたレベル55サンダーのかみなりをレベル50フリーザーが確定2発とすることができるほどであった。物理に対しても耐久はマタドガス以上。

ポケモンスタジアムでは

 ふぶきが弱体化したポケモンスタジアムではどくどくと混ぜても強かった。
 いわの4倍は痛いが、カイリューギャラドスと違ってマイナーな為そこまで警戒する必要が無く、弱点は実質でんきタイプのみで絶対に凍らないと需要が大きかった。

2017年になると

 月日が流れ第一世代オフ会環境となると、相手が半減以下のタイプのポケモンを受け出しすれば簡単に止まるという難点がすっかり周知となる。
 こおりタイプや物理アタッカーに強いパルシェン、いわを持っていることでこおりに強く、こおり弱点もサイクル戦の中でかげぶんしんを積む隙を得ればカバーできるサイドンなどが流行したこともあって、環境下位に落ち込んだ。


第二世代


 とくしゅが特攻と特防に分化し、三鳥では唯一となる特攻の低下によって一気に火力が減少。ふぶきとこおり (状態異常)は共に弱体化で凍らない利点も価値が低下した。
 元々弱点のでんきに加えてほのおの救済、新タイプのはがね、4倍のいわと弱点の数がファイヤーと入れ替わってしまう。技の面でもほのおタイプはともかく、いわタイプはよりによってバンギラスとガラガラが台頭していたため4倍ダメージを受けやすくなる。
 いくら耐久向けのステータスとは言え、こおりの耐性の酷さも加わって硬い印象は受けられなくなった。
 第一世代で優遇され過ぎた反動か、攻撃面と防御面がいずれも弱体化したことにより一気に環境から失墜し、準伝説のポケモンではエンテイに並び不遇となってしまった。
 ふぶきは当時リスクの少ないねむる+ねごとに限られ、通常のメインはほぼれいとうビームに尽きる。一応第一世代でバブルこうせんは覚えるが、かなり微妙な為めざめるパワーのでんきあたりが妥当。リフレクターでサポート、どくどくやすなあらしの後にふきとばしとか役割はそれぐらいしかなかった。


第三世代


 こころのめとぜったいれいどのコンボによって環境に復帰。対CPU戦では凶悪な一撃必殺技の使い手として暴れまわることもしばしばあった。 XD産はくろいきり、いやしのすず、じんつうりきを覚える。


第四世代


 新たにはねやすめを手に入れたことにより耐久力が大幅に上昇し、こおりのつぶてによるきあいのタスキ対策も可能になった。
 こだわりスカーフを持たせてぜったいれいどをひたすら放つ型も見られるようになった。もちろんユキノオーによるふぶき必中化もフリーザーには追い風だったと言える。
 しかしみがわりの普及、ステルスロックの登場などによって、相対的には弱体化。プラチナにおけるサンダーのねっぷう獲得、ハッサムバレットパンチ習得は痛い。使用率は特に低くもなかった。


第五世代


 ヒヒダルマウルガモスなどの強力なほのおポケモンの登場や、ナットレイ対策のほのおタイプの技の需要増加、さらにいわタイプの技の需要も増し、第四世代まで以上に弱点を突かれる機会が多くなった。
 こころのめとぜったいれいどのコンボも、がんじょうの仕様変更によるがんじょうの使用率増加により、使いにくくなった。ぼうふうの獲得によってかくとうタイプを潰しやすくなったとも見られる。
 単体では立場が悪いが、この世代であめふらしを獲得したニョロトノにとんぼがえりで交代して相手にダメージを与えつつ、そのターンに繰り出されたフリーザーの弱点であるほのおタイプの技のダメージをニョロトノが実質4分の1で受ける、いわゆる「トノフリーザー」構築が成立した。
 そこからさらにでんきタイプに対する一貫性がある2匹の相性補完および砂パ対策としてガマゲロゲをプラスする「トノゲロゲフリーザー」という派生形も誕生した。
 雨下でのぼうふうの運用性もみずタイプが弱点のファイヤーより高いので、ニョロトノとの相性はファイヤーよりも良い。


第六世代


 フリーズドライの獲得によって、みずタイプの特殊受けと出くわしても泥試合になる危険性が下がった。
 特殊技の威力低下は、特殊技を受けられるフリーザーにとっては一概に痛手とも言い切れない。とつげきチョッキに関しても強化か弱体化か判別は不可能。末期にはフリーザー (Pスクラップ)の配布により隠れ特性ゆきがくれが解禁され、霰パに組み込むことも可能になった。
 2016年3月に開催されたカントー図鑑限定戦の『カントークラシック』ジュニアカテゴリで29位の使用率を記録するが、マスターカテゴリではベスト30入りを逃し、登場当初と比べると第一世代のポケモンの中での立場は随分と悪くなった。
 PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグシングルバトルではフルアタ構成の場合ぜったいれいどフリーズドライ、ぼうふう、こおりのつぶてという技構成が主流であったとうかがえる。
 耐久型ならぜったいれいどフリーズドライ、はねやすめ、みがわりが主流。性格はアタッカーならひかえめが、耐久型ならおだやかがメインであった。持ち物はアタッカーならとつげきチョッキが、耐久型ならたべのこしが好まれた。
 ドリュウズグライオンと共に組んで一撃必殺技を中心に戦う「グライドリュフリーザー」構築がORASリーグシーズン11でレート2211(8位)を記録している。
 このパーティはとつげきチョッキドリュウズで特殊を受け、グライオンで物理を受け、フリーザーのみがわり+まもる+プレッシャーで相手の主力技のPPを枯らせるというコンセプトである。

ダブルバトルでは

 単体では若干力不足になってしまったが、第六世代のダブルバトル結論パの確定枠であるいわゆる「CHALK」(クレセリアヒードランモロバレルランドロス、ガルーラの5匹で、それぞれの英語名の頭文字を取ったもの。"チョーク"と読む)に対する解答として注目するプレイヤーも世代末期に表れた。
 CHALKの内モロバレルランドロスに一致メインウエポンが刺さる、こおりタイプがこおり4倍弱点のドラゴンタイプに刺さる、フリーズドライがみずタイプに刺さるなど、スタンパへの解答としては結構な素質を持っていた。
 これに加えてランドロスに上を取れる素早さといかくを返せるまけんき、ストーンエッジやダストシュートといった役割破壊、カウンターやアンコールなど補助技・奇襲技など、器用さと攻撃性を持ったオコリザルをアタッカーに据えた「オコリーザー」が成立。
 あくまでこの「オコリーザー」におけるフリーザーはおいかぜやフリーフォールでサポートし、隙あらばフリーズドライぜったいれいどで攻撃するというコンセプトである。


第七世代


SMリーグ

 こおりタイプ以外が使用するとぜったいれいどの命中率が30%から20%に低下するよう仕様変更された。だが、テッカグヤカミツルギなど新規のはがねタイプが環境入りしたこと、メガシンカの素早さ仕様変更により強化されたメタグロスルカリオの存在が厳しくのしかかるようになった。
 フェアリータイプの普及によりそのメタとなるはがねタイプが一層導入化を進められていく中で、それがそのままフリーザーの攻撃面、耐久面にきつい負荷をかけてしまうことになった。
 一見すると雨パの再燃は「トノフリーザー」の復権に役立ちそうだが、実際はあめふらしをこの世代に獲得したペリッパーがひこう枠を奪ってしまうため、結局「トノフリーザー」は過去の構築の域を出なかった。
 カバルドンに対しては一見すると有利だが、フリーザーとの対面ではまず引く上に、フリーザー自身ステルスロックで4倍ダメージを受けてしまうため、実際には勝てない。

USUMリーグ

 シングルバトルでは、環境での動かし勝手が悪いのを承知で第六世代と同じような耐久型で使うケースが主流。
 相手の大技のPPが枯れるかみがわりが残るまでまもるとみがわりを繰り返し、息切れしたところでぜったいれいどを連打する型も、回復量仕様変更によってウイのみが実用化されたことから強化されたが、バレットパンチで上から叩かれると崩れるので相手を選ぶ。
 前世代の「グライドリュフリーザー」の愛好家も残っており、同時エントリー率10位にグライオンドリュウズが入るシーズンもまま見られる。
 動画投稿者筋の中にははねやすめ、こころのめ、ぜったいれいど、とんぼがえりという技構成のフリーザーの使い手が登場。
 とんぼがえりとこころのめを使って相手に引くか居座るかの択を迫り、尖った岩ダメージを積み重ねたり、隙あらばロックオン状態で居座った相手に必中ぜったいれいどで打ち込んだりする「昆布フリーザー」を愛用する者が現れた。実際、シーズンによってはこころのめが採用率10位以内にランクインする。


ポケモンGO』のフリーザ

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 ジムバトルの陣営「ミスティック」はフリーザーをシンボルマークにしているが、フリーザー自身は長らくゲーム内に実装されない状態が続き、その姿を直接見ることはできなかった。 


解禁


 2017年7月23日から国内でルギアとともに解禁された。シカゴのリアルイベントで、チーム「ミスティック」の貢献度が高かったためと思われる。 
 出現は2017年8月1日まででいったん終了し、8月15日から9月1日までの間再度出現した。その後、2018年7月8日(日本では西日本豪雨の影響もあり8月4日に順延)に開催された「フリーザー・デイ」の際に久々に姿を見せ、この際には色違いも登場した。


反響


 ファンから注目の高かった伝説ポケモンの実装ということで、ネット上では大変な話題になり、ほぼ1日に渡って「フリーザー」がTwitterでトレンドに入り続けるなど、ファンの間では大きな盛り上がりを見せた。 


入手方法


 レイドバトルでフリーザーに勝利した後のゲットチャンスでのみゲットすることができる。 
 3鳥の中では最も耐久が高く、更にこおり技で抜群を受けてしまうポケモンが比較的多いため、ほのおタイプがいないとダメージが嵩張り苦戦を強いられる。伝説キラーバンギラスもこおりが1倍である以上あまり過信はできない。 
 そして捕まえにくいと悪名名高いバンギラスよりもさらに捕獲成功率が低く、捕獲できるかどうかには相応の運も絡んでくる。 
 習得する技はすべてこおりタイプの技(ノーマルアタックは「こおりのいぶき」で固定されている)ため、どの技を覚えていてもある程度戦力になるのは嬉しい。 
 なお、「フリーザー・デイ」に登場した個体は例外で、ゲージ技が「ぼうふう」で固定されていた(後からわざマシンで変更することは可能だが、その場合再度この技を覚えることができなくなるので注意)。 


性能


 こおりポケモンの古豪であるラプラスと比べると性能的にはどっこいどっこいといったところ。 とはいえ、あちらはみずタイプとの複合、こちらはひこうタイプとの複合なので、そうしたところで差別化は図れていると言える。 
 敢えて違いを挙げるなら、こちらは火力が比較的高いのに対しあちらははがね技を弱点としない。攻めに傾けるならフリーザー、守りも意識するならラプラスといったところか。 
 フリーザーを含む伝説ポケモンはジムの防衛には使用できないので、守りも固められるラプラスの需要はフリーザー実装後も依然高い。 


ポケモン+信長の野望』のフリーザ


 三鳥で唯一参戦。しかもミツヒデのベストリンクなため、待遇は割りと良い。 


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのフリーザ


 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』でモンスターボールから登場。「こごえるかぜ」で近くの相手を凍らせる。 


ポケモン不思議のダンジョン』シリーズのフリーザ


救助隊では


 皆のトラウマの1つ。全てを投げ出してやっとの思いで「樹氷の森 奥地」に辿り着いた主人公&パートナー相手に全体攻撃「こなゆき」を容赦なくぶっ放してくるのだ。 
 ボスフロアなのでふしぎだまも無効化される上にHPもかなり高い。不幸中の幸いは隣接しないとこの技を使わないことだが、遠距離からちまちま削ろうとすると「こうそくいどう」で急接近してくる。


『探検隊』シリーズでは


 「シークレットランク」獲得後、特別な「ふしぎなメール」を受け取ることで行ける「なだれやま」の頂上に構える。 
 同様に全体攻撃を駆使するかなりの難敵。といっても似たような戦法を取るポケモンと既に戦っているので対策はできるだろう。 


アニメのフリーザ

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ダツラのフリーザ


CV:小西克幸

 AGバトルフロンティア編にあたるAG編第135話・第136話で登場。フロンティアブレーンの一人、ファクトリーヘッド・ダツラの友達で、昔怪我をしていたところをダツラに助けられ、それ以来定期的にダツラに会いに来ている。 
 ゲットしていないためダツラの手持ちポケモンというわけではないが、ダツラの指示に従っている。また作中でサトシが初めて公式戦で戦った伝説のポケモンである。 


その他


• 無印ジョウト編第189話(191話)で初登場。第187話(189話)で再会したポケモン写真家の少年・トオルが撮影しようと探しており、シラユキ山と呼ばれる場所で遭遇した。声は冬馬由美が担当。 
• 劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕において、登場した。


ポケットモンスターSPECIAL』シリーズのフリーザ


ニックネーム なし
性別     性別不明
特性     プレッシャー
性格     不明
おや     なし


概要


 ふたご島に棲んでいた伝説の鳥ポケモン。氷の力は1つの部屋をまるごと凍らせるほど強力。
 味方をすり抜け、敵だけを凍らせる冷気を撃つことができる。休むときは自分自身を氷付けにして外敵を阻む。
 キョウに捕獲され、シルフカンパニーでグリーン・レッドと対決する。第3章ではブルーのポケモンとなり、イツキ・カリン戦に参戦した。

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 以上です。これで解説を終えます。