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【よくわかるポケモン解説】ラフレシア編

 今回のポケモン解説はラフレシアです。

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目次

 


基本データ


全国図鑑  No.045
分類    フラワーポケモン
英語名   Vileplume
タイプ   くさ / どく
種族値   H75 A80 B85 C110 D90 S50
高さ    1.2m
重さ    18.6kg
特性    ようりょくそ / (隠れ特性)
性別比   ♂50.0% : ♀50.0%
卵グループ しょくぶつ


進化


ナゾノクサ → クサイハナ(Lv21) → ラフレシア(リーフ)

 

 ナゾノクサ → クサイハナ(Lv21) → キレイハナ(たいよう)


図鑑説明


ポケットモンスター赤・緑ポケットモンスターファイアレッド
せかいいち おおきい はなびらから アレルギーを おこす かふんを オニの ように ばらまく。

ポケットモンスター青ポケットモンスターリーフグリーンポケットモンスターX
はなびらが おおきいほど たくさん かふんを だすが あたまが おもたくて つかれてしまうという。

ポケットモンスターピカチュウバージョン
どくの かふんを ふりまくために おおきな はなびらを ゆらすと ものすごい おとも ひびきわたる

ポケットモンスター金ポケットモンスターハートゴールドポケットモンスターY
せかいいち おおきな はなびらは あるくたびに ゆれて たいりょうの どくかふんを ばらまいてしまう。

ポケットモンスター銀ポケットモンスターソウルシルバー
ボンッという おとがして つぼみが ひらくと アレルギーを おこす どくかふんを ばらまきはじめる。

ポケットモンスター クリスタルバージョン
おおきな はなびらが ゆれると たくさんの かふんが ばらまかれて まわりの くうきが きいろくなる。

ポケットモンスタールビー
どくかふんは ひどい アレルギーを おこす。ジャングルで うつくしい はなを みつけても うかつに ちかよらない ほうが いいよ。

ポケットモンスターサファイア
せかいいち おおきな はなびらで えものを おびきよせ どくの かふんを あびせかける。うごけなくなった えものを つかまえて たべる。

ポケットモンスターエメラルド
かふんの ふえる きせつは ラフレシアが あるくと まわりの くうきが きいろく なる。かふんは からだを しびれさせる もうどく。

ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2
はなびらの おおきさは せかいいち。 ひどい アレルギーを ひきおこす どくかふんを ばらまいて あるく。


耐性


4倍
なし

2倍
ひこう、エスパー、ほのお、こおり

等倍
ノーマル、ゴースト、はがね、じめん、いわ、ドラゴン、あく

1/2
でんき、かくとう、みず、フェアリー

1/4
くさ

無効
なし

 

容姿


 赤く鮮やかな花を持つ。性別により花弁の模様に違いがあり、メスの方が花弁の白い斑紋が大きいという特徴がある。名前の通り、世界最大の花ラフレシアがモチーフ。


概要


 初代ジムリーダーのエリカのトレードマークとなるポケモンクサイハナリーフのいしを用いて進化する。 
 愛嬌のある外見からは想像できないが、こう見えて肉食性のポケモンであり、大きな花弁から猛毒の花粉をオニのようにばら撒き、動けなくなった獲物を捕食するという。 
 あく使いの四天王・カリンが使っているために、HGSSではあくのはどうを覚えるのでは?と一部で期待されていたがそんな事は無かった。 


ゲームのラフレシア

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シナリオでは


 『赤・緑・青・ファイアレッドリーフグリーン』ではエリカの切り札として登場。『金・銀・クリスタル』ではカリンが使用している。


能力


 高めのとくこうを持つ。耐久もなかなかに高く、またこうげきも並程度あるので物理技が使えないというわけではない。素早さは低い。


特性


 「ようりょくそ」は天候が晴れのときに素早さが二倍になる。
 隠れ特性は「ほうし」。相手が接触技を放ったときに、一定の確率で相手を状態異常にする。 

 

オススメ技


特殊技


エナジーボール
タイプ くさ
威力  90(135)
命中  100
備考  相手特防↓10%

ギガドレイン
タイプ くさ
威力  75(112)
命中  100
備考  HP吸収

ソーラービーム
タイプ くさ
威力  120(180)
命中  100
備考  溜め技

ヘドロばくだん
タイプ どく
威力  90(135)
命中  100
備考  相手毒30%

ムーンフォース
タイプ フェアリー
威力  95
命中  100
備考  相手特攻↓30%

マジカルシャイン
タイプ フェアリー
威力  80
命中  100
備考  全体攻撃

めざめるパワー
候補タイプ ほのお,じめん
威力    60
命中    100

まとわりつく
タイプ むし
威力  20
命中  100
備考  相手を拘束


物理技


はなふぶき
タイプ くさ
威力  90(135)
命中  100
備考  全体攻撃

タネマシンガン
タイプ くさ
威力  25(37)*2~5
命中  100
備考  連続攻撃

ドレインパンチ
タイプ かくとう
威力  75
命中  100
備考  HP吸収

すてみタックル
タイプ ノーマル
威力  120
命中  100
備考  反動1/3

じたばた
タイプ ノーマル
威力  20~200
命中  100
備考  HP減っているほど威力アップ

しぜんのめぐみ
タイプ きのみ次第
威力  80~100
命中  100
備考  きのみ消費。


変化技


どくどく
タイプ どく
効果  相手をもうどくにする
命中  必中

ねむりごな
タイプ くさ
効果  相手を眠らせる
命中  75

ちからをすいとる
タイプ くさ
効果  相手の攻撃の実数値だけHPを回復し、相手の攻撃を下げる
命中  100

こうごうせい
タイプ くさ
効果  HP回復

おさきにどうぞ
タイプ ノーマル
効果  味方を先に動かす
備考  ダブルバトル

せいちょう
タイプ くさ
効果  自分攻撃・特攻↑
備考  晴れ状態で自分攻撃・特攻↑↑


テンプレート型


晴れアタッカー型 

特性:ようりょくそ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252
持ち物:Zクリスタル/いのちのたま/きあいのタスキ
確定技:ソーラービームorエナジーボール/ヘドロばくだん
優先技:ムーンフォース
選択技:めざめるパワー(炎/地)/せいちょう/ねむりごな

通常アタッカー型 

特性:ほうし
性格:ひかえめ
努力値:HC252ベース
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/とつげきチョッキ/Zクリスタル
確定技:ギガドレインorエナジーボール/ヘドロばくだん
選択攻撃技:ムーンフォース/めざめるパワー(炎/地)
選択変化技:ねむりごな/どくどく/こうごうせい

物理受け型 

特性:ようりょくそ/ほうし
性格:ずぶとい
努力値:HB252ベース
持ち物:ゴツゴツメット/くろいヘドロ
確定技:ちからをすいとる/どくどくorまとわりつく(両立可)
選択攻撃技:ギガドレイン/ヘドロばくだん
選択補助技:ねむりごな/こうごうせいorつきのひかり/みがわり

【ダブル】ようりょくそ型 

特性:ようりょくそ
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/Zクリスタル
優先技:ソーラービームorリーフストームorエナジーボール/ヘドロばくだん
選択技:おさきにどうぞ/ムーンフォースorマジカルシャイン/まもるorねむりごな


ラフレシア 


注意すべき点


 草タイプ特有の粉技を覚える。晴れ下ではアタッカーも可能。物理で攻めるとほうしが発動してしまったり、ちからをすいとるで受けきられてしまう場合があるので注意。
 元々それなりの耐久があり、HPに努力値を割いている場合が多いので不一致れいとうビームやめざパでは耐えられる可能性がある。


対策方法


 鈍足なので先手を取ってちょうはつやみがわりで動きを封じる。
 毒タイプ、鋼タイプに対してはめざパ程度しか有効打がなく、弱点にメジャーなものが多いので高火力でゴリ押しもいける。
 それなりの火力のあるポケモンの特殊炎、氷、飛行技で攻めるのがよい。


ライバルとの比較


 ラフレシア単体の性能には大きな欠点はないのだが、同タイプ・同特性のフシギバナに劣ってしまうのがネックとなる。 

 他にも同タイプのウツボット、タイプこそ異なるが積み技持ちのドレディアと、「ようりょくその特殊アタッカー」にはライバルが多い。 しかし第6世代においてマジカルシャイン(XY)・ムーンフォースORAS)を習得。 
 かくとうタイプやドラゴンタイプへの打点を得て、晴れて差別化要素を手に入れたのだった。また自身の「とくこう」も110に強化され、火力面でもフシギバナを上回ることに成功した。 


物理型


 「ドレインパンチ」などの珍しい技も使えるので物理型という選択肢もある。しかし、ようりょくそアタッカーをするには火力不足は否めず、「つるぎのまい」前提の火力である。
 ひこうタイプ相手には、「すてみタックル」と「しぜんのめぐみ」程度しか対抗できる物理技がない。 
 こちらも「パワーウィップ」が使えるウツボットや一致ノーマル技や「とびげり」の範囲の広さでメブキジカのほうが扱いやすいか。 


「ほうし」を活かす型


 かくとうタイプギャラドスマリルリなどの物理みずタイプに繰り出して行き、「あまえる」や回復技を使って特性発動を粘ったり、自分から各種粉を撒いて行くという戦い方もある。 
 『USUM』では、自身の特徴とマッチングしている「ちからをすいとる」を習得したため、今後の耐久面での強化が期待されている。 


ラフレシアの歴史


第一世代


 どくタイプを持つ鈍足という時点で、当時大暴れしていたスターミーやフーディンといった速攻型のエスパータイプには歯が立たず、当時の急所率の仕様から高い特殊の数値も受けにおいて腐ることがままあった。
 実用的な攻撃手段もはなびらのまい程度しかなかったが、当時は道具などなく混乱は自然治癒を待つしかなかった状況では使いづらかった。
 対となるウツボットは素早さに恵まれ、はっぱカッターも覚えたため、99カップの優勝メンバーに入るなどの実績を残しているが、ラフレシアは99カップでも目立った活躍は無い。
 シナリオではボス戦のAIが「弱点を突き、耐性で受けられるのを避ける」という挙動を取るため、カスミ戦で捕まえたばかりのナゾノクサを使うだけで十分倒せる。最初にヒトカゲを選んだ場合はこの知識が役に立つこともある。


第二世代


 ほのおタイプが大幅強化により相変わらず弱点を突かれやすく、草タイプとしてはガラガラの猛攻を受け切れるメガニウムやナッシーと比べて分が悪く、エスパー・こおりタイプが弱体化したといえ環境には縁がなかった。
 対となるウツボットはまきつくとはっぱカッターの弱体化、特防の激減と引き換えにアンコールとヘドロばくだんを獲得したので立場はあまり変わらなかった。
 それでもラフレシアは特攻・特防分離の影響が少なかったので、耐久力でウツボットに差をつけ始め、つるぎのまいヘドロばくだんの併用によって決定力は増した。ギガドレインつきのひかりなどの有効な回復手段も得たのもこの時期。


第三世代


 特性としてようりょくそを獲得するが、ウツボットもようりょくそを獲得したので、相対的に言えば強化にならなかった。


第四世代


 ヘドロばくだんの特殊化によってつるぎのまいとの併用は意味が無くなったが、特攻の高さを活かして無造作に打っても有効になった。
 ほのおタイプの台頭、ユキノオー及び霰パの登場、プラチナでの眠り弱体化など、逆風が続いた。
 トリックルームの登場は、同じくさタイプの鈍足特殊アタッカーではナッシーに一歩及ばず。弱点の数で勝っているとは言えそれでも4つは多く、ステータス的にも中途半端だったラフレシアにとっては追い風とは言い切れなかった。
 この世代ではドレインパンチ、タネばくだんをつるぎのまいで強化する物理型も一定数見られた。
 進化前のナゾノクサは野生乱数界隈での印象が深い。HGSSではナゾノクサがウバメのもりに出てくるため、特に色違い縛りの乱数プレイでは色違いナゾノクサがお馴染み。


第五世代


 これといった強化が無いため、相対的には弱体化。ねむりごなとはなびらのまいを使うなら環境レベルで役に立つドレディアで十分。
 ドレディアはそれらの技と特攻とすばやさだけを考慮すればラフレシアの上位互換というのは非常に痛い。


第六世代


 特攻が100から110へアップしたこと、フェアリータイプの登場によりタイプ一致のどくタイプの技で弱点を突けるようになったこと、くさタイプの仕様変更など、この世代では大幅な強化を受けた。
 くさタイプが強化されたことで需要も伸び、ラフレシアの場合はくさタイプ同士のバトルにおいてくさタイプ単色に対してどくタイプで睨みを効かせることができるという利点が目立つように。
 しかしメガシンカを獲得したフシギバナにくさタイプとどくタイプの複合タイプとしての需要を奪われたこと、環境を荒らしていたファイアローに滅法弱かったことなど、対抗馬の存在に翻弄された。
 この世代では隠れ特性ほうしにしてくろいヘドロやゴツゴツメットを持たせてギガドレインつきのひかりで粘り強く戦う耐久型が主流化しており、性格はずぶといがメインであった。


第七世代


 耐久型が多いのは第六世代と変わらないが、ガブリアスに対するムーンフォース、カプ・コケコに対するヘドロばくだんなどを活かし、1発耐えしつつ後手でZワザによる役割破壊を行う奇襲型としても利用されるようになった。
 ただ、USUMリーグでメタを張る相手であったガブリアスが低迷し、奇襲型ラフレシアが刺さる相手が環境において流動する中で仮想敵を見極める必要が生まれた。
 USUMでちからをすいとるをタマゴ技として獲得し、以降USUMリーグシングルバトルではちからをすいとる、ギガドレインヘドロばくだん、めざめるパワーによる耐久型が確立。つきのひかりは全くと言って良いほど使われなくなった。
 ちからをすいとるによる回復力が体面によっては破格のため、ORASリーグで4割前後程度と見られたゴツゴツメット型が7割近くにまで増え、くろいヘドロ型はORASリーグで2割前後だったものが1割弱に割合を減らした。
 単体では微妙だが、ラフレシアで物理を受けてメガバンギラスで特殊を受け、隙あらばメガバンギラスりゅうのまいを積んでフィニッシュに向かう「レシアバンギ」がUSUMリーグで一定数使われている。そこにテッカグヤを相性補完に据えた型もあり、そうするとでんき、いわ以外は3匹で半減以下に抑えられる。

 

第八世代


 一致メインウエポンの面でウォッシュロトム、オーロンゲなどの壁貼り要員に強い点が活きるようになった。ようりょくそ型の新境地として味方のダイバーンと組み合わせるというものがある。
 苦手なエスパーやこおりが少なくなったのも大きい。ただ、ひこうウエポンはダイジェットの登場によって環境に増えたため、その点は注意が必要。


ポケモンGO』のラフレシア

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性能


 くさタイプの中では中堅どころの性能で、通常技ではっぱカッター、ゲージ技でソーラービーウを覚えるので、実戦ではそれなりに使える。 
 他にはヘドロばくだんやはなふぶき、さらになぜかフェアリー技であるムーンフォース等も覚えられる。正直これらの技はあまり使い道はないが。 
 とはいえ、最近はハードプラントを習得したフシギバナの躍進が目覚ましいため、残念ながら採用率は高いとは言えない。 


その他


 進化元のナゾノクサの出現率がかなり高めで、進化・育成に必要なアメを確保しやすいというメリットはあるので、進化マラソンには使える。 


アニメにおけるラフレシア

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• コジロウの許嫁のルミカのポケモンとして登場。
• 無印第26話ではタマムシジムのポケモンとして初登場。
• 無印編第239話に野生の個体が登場。
• AG編第150話では、シロミのポケモンとして登場。
• 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲では、スイートのポケモンとして登場。


ポケットモンスターSPECIAL』におけるラフレシア


エリカのラフレシア


ニックネーム ラフレシア
性別     不明
特性     不明
性格     不明
おや     エリカ


概要


 初登場は第19話。レッドのピカと勝負した。



• はなびらのまい
• つるぎのまい

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 以上です。これで解説を終えます。