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【よくわかるポケモン解説】ファイヤー編

 今回のポケモン解説はファイヤーです。

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目次

 


基本データ


全国図鑑  No.146
分類    かえんポケモン
英語名   Moltres
タイプ   ほのお
種族値   H90 A100 B90 C125 D85 S90
高さ    2.0m
重さ    60.0kg
特性    プレッシャー / ほのおのからだ(隠れ特性)
性別比   不明
卵グループ みはっけん


図鑑説明


ポケットモンスター赤・緑ポケットモンスターファイアレッド
でんせつの とりポケモンの ひとつ。オレンジいろの もえるようなハネが みるものを あっとうする。

ポケットモンスター青ポケットモンスターリーフグリーン
むかしから ひのとりでんせつとして しられる。 はばたくたびに はねが あかるく もえあがり うつくしい。

ポケットモンスターピカチュウバージョン
よぞら さえも あかく するほど はげしく もえあがる つばさで はばたく でんせつの とりポケモン

ポケットモンスター 金・銀ポケットモンスター クリスタルバージョン
はるの おとずれと ともに なんごくから とんでくると いわれる でんせつの とりポケモン

ポケットモンスタールビー・サファイアポケットモンスターエメラルド
ほのおを あやつる でんせつの とりポケモン。からだが きずつくと かこうの マグマに はいり ぜんしんを もやして きずを いやすと いう。

ポケットモンスターダイヤモンド・パールポケットモンスタープラチナ
でんせつの とりポケモンの 1ぴき。 ファイヤーが すがたを みせると はるが おとずれると いわれている。


耐性


4倍
いわ

2倍
みず,でんき,

等倍
ノーマル,ゴースト,こおり,あく,エスパー,ドラゴン,ひこう,どく

1/2
かくとう,はがね,フェアリー,ほのお

1/4
くさ,むし

無効
じめん


容姿


 大型のオレンジ色~黄色の体躯をしており、翼、たてがみ、尻尾(尾羽)が炎を模している。
 赤・緑時代の公式絵では、嘴と足の色は体の炎の部分と同じ赤色であったが、近年のシリーズでは茶色で描かれている。
 英語名のMoltresは、英語のmelt(溶ける)の過去分詞形“molten”とスペイン語で3を意味する“tres”に由来する。


概要


 ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ(第1世代)に初登場したポケモンフリーザー・サンダーと並ぶ伝説の三鳥の1匹。 
 昔から火の鳥伝説として知られており、夜空を昼間のように照らすほどの激しく燃え盛る炎の翼は見る者を圧倒する。 
 戦いなどで自身の身体が傷つくと火山の火口に身を投げ、全身を燃やして回復する。南国から飛来してくるポケモンで、ファイヤーが姿を見せた国は一足早く春が訪れるという。 


ゲームのファイヤー

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カントー地方


 初代ではチャンピオンロードの奥に生息していた。また、山で遭難したカツラがファイヤーに導かれて生還したという話を、グレンジムのトレーナーから聞くことが出来る。 リメイクである『FR・LG』ではともしびやまに出現する。


ジョウト地方


 『ハートゴールドソウルシルバー』ではシロガネ山にてプレイヤーを待ち構える。


シンオウ地方


 『プラチナ』では殿堂入り後にオーキド博士と話すと現れるようになる。他の2鳥と共にシンオウ地方を徘徊していた。


カロス地方


 『X・Y』では最初にケロマツを選択した場合、殿堂入り後にランダムで各地に現れる。草むらで10回遭遇を繰り返すとアズール湾の小島に居つくので、そこで捕獲することが出来る。
 『X・Y』における個体値決定タイミングはアズール湾内での戦闘開始時であり、シンクロも可能かつ3V保証(ただしその代償としてめざめるパワー格闘は使用できない)。
 BGMはカントー伝説共通の新規専用曲となっている。


対戦のファイヤー

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能力


 「とくこう」が最も高く、次いで「こうげき」が高い。他のステータスは高すぎることも低すぎることもなくほぼ平均的。 

 

特性

 

 「プレッシャー」は技を受けた時、技のPPを2減らす。

 隠れ特性は「ほのおのからだ」。直接攻撃を受けると、30%の確率で相手を『やけど』状態にする。


オススメ技


特殊技


だいもんじ
タイプ ほのお
威力  110(165)
命中  85
備考  相手火傷10%

オーバーヒート
タイプ ほのお
威力  130(195)
命中  90
備考  自分特攻↓↓

もえつきる
タイプ ほのお
威力  130(195)
命中  100
備考  使用後炎タイプ喪失。自身が炎タイプでないと使用できない

かえんほうしゃ
タイプ ほのお
威力  90(135) 
命中  100
備考  相手火傷10%

ぼうふう
タイプ ひこう
威力  110(165)
命中  70
備考  相手混乱30%

エアスラッシュ
タイプ ひこう
威力  75(112) 
命中  95
備考  相手怯み30%

ソーラービーム
タイプ くさ
威力  120
命中  100
備考  溜め技

めざめるパワー
候補タイプ くさ,こおり,でんき,じめん
威力    60
命中    100

ほのおのうず
タイプ ほのお
威力  35(52)
命中  85 
備考  拘束技。最大HPの1/8のダメージを与え続ける

げんしのちから
タイプ いわ
威力  60
命中  100 
備考  自分全能力↑10%


物理技


とんぼがえり
タイプ むし
威力  70
命中  100
備考  攻撃後交代

ゴッドバード
タイプ ひこう
威力  140(210)
命中  90
備考  急所率+1。相手怯み30%。溜め技

ニトロチャージ
タイプ ほのお
威力  50(75)
命中  100
備考  自分素早さ↑100%

フリーフォール
タイプ ひこう
威力  60(90)
命中  100
備考  1ターン拘束


変化技


はねやすめ
タイプ ひこう
効果  最大HPの半分を回復
備考  そのターン飛行タイプを失う

おにび
タイプ ほのお
効果  相手をやけどにする
命中  85

どくどく
タイプ どく
効果  相手をもうどくにする
命中  90

みがわり
タイプ ノーマル
効果  HP1/2消費してみがわりを生み出す

しんぴのまもり
タイプ ノーマル
効果  状態以上を防ぐ

まもる
タイプ ノーマル
効果  相手の技を防ぐ

にほんばれ
タイプ ほのお
効果  5ターン晴らす

あまごい
タイプ みず
効果  5ターン雨を降らせる

おいかぜ
タイプ ひこう
効果  3ターン味方の素早さ倍化

ほえる
タイプ ノーマル
効果  相手を引っ込ませる


テンプレート型


アタッカー基本型 

特性:プレッシャー/ほのおのからだ
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:特攻252 素早さ252 or 特攻252 素早さ調整 残りHP
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ/とつげきチョッキ/ヒコウZ/回復アイテム
確定技:だいもんじorかえんほうしゃorオーバーヒートorもえつきる/エアスラッシュorぼうふう
選択技:げんしのちから/めざめるパワー(草/氷/地)/ニトロチャージ/とんぼがえり/おにび/どくどく/はねやすめ/ソーラービーム(クサZ)

耐久型 

性格:ずぶとい/おだやか
特性:ほのおのからだ/プレッシャー
努力値:HP252/防御or特防252残り4又は防御特防調整
持ち物:しめつけバンド/たべのこし
確定技:はねやすめ/ほのおのうず
選択技:おにび/まもる/みがわり/フリーフォール


対ファイヤー 


注意すべき点


 こだわりメガネでのオーバーヒートから次のサイクルでだいもんじといった風に火力に物を言わせて押してくることがある。
 そうなると無振りガブリアスヒートロトム程度までは突破されうるため、侮りすぎるとサイクルを破壊されて大きな打撃を被る。
 また、補助技とプレッシャーを駆使した耐久型も存在し、素の耐久とおにびによって耐えられる攻撃をみがわりで耐えつつPPを削ってくるため、本来完封できたはずのヒードランバンギラスが逆に起点にされるという場合も存在する。
 耐久もそこそこあるので不一致弱点の技一撃で落とすのは4倍の岩でないと厳しい。


対策方法


 岩タイプであれば炎と飛行を両方半減できる。ファイヤーは逃げていくことが多いのでファイヤーの後続に負担をかけるように立ち回りたい。
 相手の持ち物がこだわりスカーフでないことが確認できたら、より速いポケモンで一気に潰しにかかるのも手。
 クサZソーラービームやめざめるパワー以外ではいわタイプへ有効打を持っている個体も少なくステルスロックで1/2もの体力が削られるため非常に有効。
 メガリザードンYウルガモスの対策ができているならばほぼ同じ手が通用するが物理耐久はややリザードンより高く、ほのおのからだがあるのでやけどに注意。


ライバル


 同タイプにファイアローリザードンといった強力なライバルがいる。この2匹より素早さは劣るものの、ファイヤーにしかできないこともある。


ファイヤーの歴史


第一世代


 現在換算で合計620の種族値は三鳥の中でも最も高く、ミュウツーに次いで全ポケモン中2位であった。特にタイプ一致から繰り出すだいもんじは、サンダー、フリーザーと並びトップクラスの威力。
 しかし、攻撃技のレパートリーは少なく、だいもんじ以外はそらをとぶゴッドバードはかいこうせん、補助技のどくどくとセットのほのおのうず程度だった。
 かえんほうしゃは初代環境下では覚えられず、ステータスでは劣るものの、豊富な技をもつリザードンとよく比較された。
 ほのお・ひこうタイプは耐性が酷く、当時流行したこおり技がほのおに対し等倍であったため、弱点をつかれてしまう。
 そしてそもそもほのおタイプ自体が不遇だったこともあって、対戦環境ではほとんど使われなかった。
 ところが近年では再研究がなされ、運用を誤らなければ初代でも十分戦えることが判明した。

大会実績

 他の二鳥が大会出場を禁止される中、唯一規制がかからなかった。
 99カップではくさ4分の1という耐性面と一致で弱点を突ける点を活かしてウツボットの対策として採用された。
 しかしヤドラン、ドククラゲサイドン、エレブー、ライチュウなどファイヤーの弱点を突くポケモンが台頭していた。


第二世代


 とくしゅが特攻と特防に分化して特防が大幅に減らされ、三鳥では最も特殊分割の影響を受けた。
 だが、最強クラスの特殊火力になり、にほんばれでほのおタイプの技を強化すればカビゴンも突破できた。ほのおがこおりに耐性を持つようになって弱点から消え、エアームドなどのはがねタイプの追加で相対的な地位上昇を果たす。
 ガラガラやバンギラスなどの台頭によっていわ技が環境に増えたが、ガラガラ以外の不一致いわなだれなら当時の努力値の仕様上、カイリキーですら確定2発と耐久は十分だった。
 クリスタルでかえんほうしゃを覚えようやく使い勝手のよい技を手に入れる。
 にほんばれで弱点のみずを軽減しつつほのお技の強化する芸当が当時は主流であった。晴れてだいもんじを撃てばいずれも同レベルでカビゴンは3発、ハピナスは4発ととてつもない威力。
 そこにレベル差最大5と「もくたん」を加えればカビゴン2発、ハピナス3発。
 めざめるパワーはくさと相性が良かったが、当時の仕様上HPと攻撃が下がってポケスタ環境ではバレやすかった。新たにはがねのつばさが追加、すてみタックルも強化されたが、相変わらず物理技の面は微妙。
 溜め系の技はねごとの対象にならないので、あえてゴッドバードを覚えさせねむるとねごとでだいもんじを乱射する型も存在していた。
 後年浸透したダメージ計算によると、共に理想個体の場合、レベル50もくたんファイヤーがレベル55ハガネールだいもんじで攻撃した場合確定1発となる。
 VC版第二世代オフ会環境では、これを覚えておくとハガネールで1発耐えしてだいばくはつで反撃するプランを阻害できる。


第三世代


 特性プレッシャーを獲得。わざマシンかえんほうしゃを覚えられるようにもなった。XD産のファイヤーはあさのひざし、おにび、じんつうりきを覚えており防御性能にも磨きがかかったが、仕様上厳選は困難である。


第四世代


 エアスラッシュソーラービームを覚えられるようになり更に火力が増した。おにびをわざマシンで習得することも可能になった。
 ただし、ステルスロックの登場によって長期戦には不向きになった。
 オッカのみメタグロスが多かった世代後半のバトレボシングルバトル環境では、「こだわりメガネ」オーバーヒートでないと攻め切れなくなった。

大会実績

 WCS2009マスターカテゴリ準優勝のメンバーとなる実績を残しており、晴パのフィニッシャーとして利用されていた。


第五世代


BWでは

 ニトロチャージを獲得。キュウコンのひでり獲得によって晴パでの可能性を注目されるに至ったが、シャンデラウルガモスといった特攻に秀でたほのおタイプのポケモンが新登場。火力はほのおタイプ第6位に後退した。

BW2

 ぼうふうを獲得。かくとうタイプウルガモス弱点をつけるようになった。
 単体ではやや立場が悪いが、あめふらしを獲得したニョロトノにとんぼがえりで交代して相手にダメージを与えつつ、そのターンに繰り出されたファイヤーの弱点であるみずタイプの技のダメージをニョロトノが実質等倍で受ける、いわゆる「トノファイヤー」構築が成立した。
 さらに派生として、でんきタイプおよび砂パ対策としてガマゲロゲをプラスする「トノゲロゲファイヤー」という並びも誕生。


第六世代


 特殊技の威力下方修正により火力が弱体化。同タイプにメガリザードンYという強力な対抗馬が出現したため使用率が落ち込む。
 また、猛威を振るうファイアローへの対策がそのまま刺さってしまうこともネックとなった。いわタイプのポケモンに対してはパワフルハーブとソーラービームのコンボという対抗策はあったものの、道具が必要かつ一発限りのファイヤーに対しメガリザードンYは同じことをパワフルハーブ無しでできる。
 メガラグラージが登場したことによって、「トノゲロゲファイヤー」のガマゲロゲの枠をそのまま基礎スペックの高いラグラージに入れ替えた「トノラグファイヤー」が取って代わった。


第七世代


 Zワザの登場により、上記のソーラービームのコンボが別の形で取れるようになった。パワフルワーブ使用よりも火力も上だが、やはり素早さの問題でメガリザードンYに一歩劣り、状況としては低レート帯やフリー対戦でも殆ど見かけなくなった。
 一方、もえつきるをレベルアップ技として獲得しており、大ダメージを与えつつ自身のタイプからほのおを消すことで耐久型として動かしやすく出来るようになった。
 もえつきるはメガリザードンYとの差別化点となり、これに加えてぼうふうを覚えさせると同じくもえつきるを覚える高種族値のほのおであるウインディとも差別化可能。
 PGL統計データにからは、USUMリーグシングルバトルでは耐久型として扱うなら、もえつきる、おにび、はねやすめ、ぼうふうがメインであることがうかがえる。回復手段はたべのこし一択。おにびで縛ればたべのこしの回復で間に合うからである。


ポケモンGO』のファイヤー

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 ジムバトルの陣営「ヴァーラー」はファイヤーをシンボルにしており、ここで姿を拝むことはできたが、サービス開始から長らく実装されていなかった。


初登場


 2017年8月1日~8月7日および8月15日~9月1日までの期間限定で、レイドボスとして遂にゲームに登場した。 
 先んじて配信されていたフリーザーやルギアと同様、レイドバトルで体力を削った後のゲットチャンスで捕獲することでのみ入手ができる。 


2度目、3度目の出現


 その後長らく出現しなかったが、2018年3月31日から導入された「フィールドリサーチ」のうちデイリーミッションを7日達成すると可能になる大発見にてファイヤーが出現する。 
 また、2018年9月8日に行われた「ファイヤー・デイ」では12時~15時にかけて世界中のジムにファイヤーが降臨し、色違いも実装された(ただし、日本の北海道のみこの2日前に発生した北海道胆振東部地震の影響で開催が中止された)。 


グラフィック


 鬣や羽毛に相当する部分の炎の描写が非常にリアルで美しいと話題になっているほか、体表も見る角度によって微妙に色合いが変わるように配色されている。 


性能


 HP、攻撃、防御のすべてが全ほのおタイプ中トップと文句なしのステータスを誇っている。 
 技も現在ほのおタイプで最もダメージ効率の良い「ほのおのうず」「オーバーヒート」の両立が可能。これにより、一躍ほのおタイプ最強の座へと上り詰めた。 
 「ファイヤー・デイ」に登場した個体はゲージ技で必ず「ゴッドバード」を覚えている。通常技とタイプが一致しないので「オーバーヒート」と比べるとやや使い所は限られるが、カイリキーやハリテヤマ等の強力なかくとうタイプポケモンを相手にする際には役立つ。 


欠点


 アメが集めづらいため、育成はかなり大変。レイドバトルの報酬で手に入るふしぎなアメも活用していきたい。 
 ひこうタイプがついたことでじめんに耐性がついた反面、いわが二重弱点になっている他こおり技は等倍で受けることになる。対こおりタイプではまだ既存のほのおタイプの方が分があるだろう。 


にらみつけるさん

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 初代のファイヤーはフリーザー・サンダーに比べ不遇だったが、その状況を的確に表したのが「にらみつける」という技である。 
 当時のフリーザー・サンダーはレベル51で前者は「ふぶき」、後者は「かみなり」を習得する。 
 特に前者はフリーザーのとくしゅの高さ・高威力高命中のタイプ一致・実質3割の確率で相手はひんし同然になる等凶悪な性能を誇っており、伝説ポケモンの威厳をまざまざと見せつけた。 
 しかし、ファイヤーがレベル51で習得するのはまさかの「にらみつける」。そのため、ファンから度々ネタにされている。


設定ミス説


 初代の「ゴッドバード」と「にらみつける」とのプログラムコードは非常によく似ている(前者が143に対して後者は43となっている)。そのため、互いに覚えるレベルの入力ミスによってこのようになってしまったという説。
 さらに派生として「かえんほうしゃ」と「にらみつける」を間違えたという噂も囁かれている。


反論


 サンダーやフリーザーとファイヤーとの間で攻撃技の数が合わなくなってしまう。また、「かえんほうしゃ」の威力は95で「ふぶき」、「かみなり」の120とはかけ離れたものである。 
 また、3鳥は当時種族値合計も異なっていたり、上記に挙げた技以外にも対応していない技があるため、初めから3鳥は対象でない。


にらみつける正解説


 一方で、にらみつけるはミスなどではなく、意図された産物であるという説も根強い。


根拠1,ファイヤーの捕獲場所


 ファイヤーはストーリー終盤に必ず訪れるダンジョンでゲットできた。そのため、ファイヤーは四天王及びチャンピオン攻略用の救済ポケモンではないかという仮説が建てられる。
 そのため、レベルを1上げるだけで強力な技を覚えてしまうと、ゲームバランスが崩れてしまうから。


攻略2,にらみつけるの習得者


 以下は初代でにらみつけるを覚えるポケモンと習得レベルである。

• アーボ(基本技)
• アーボック(基本技)
• ウインディ(基本技)
• エレブー(基本技)
• オコリザル(基本技)
• オニスズメ(Lv9)
• オニドリル(基本技)
• ガーディ(Lv23)
• カイリキー(基本技)
• カイリュー(基本技)
• カブト(Lv44)
• カブトプス(Lv46)
• カモネギ(Lv7)
• カラカラ(Lv25)
• ガラガラ(基本技)
• ガルーラ(Lv41)
• ギャラドス(Lv32)
• キングラー(基本技)
• クラブ(基本技)
• ケンタロス(Lv35)
• ゴーリキー(基本技)
• サイドン(Lv55)
• サイホーン(Lv50)
• シードラ(Lv24)
• シェルダー(Lv39)
• ストライク(Lv17)
• タッツー(Lv24)
• ニドラン♂(基本技)
• ニドリーノ(基本技)
• ハクリュー(基本技)
• ヒトカゲ(Lv15)
• ファイヤー(Lv51)
• ブースター(Lv42)
• ブーバー(Lv36)
• マンキー(基本技)
• ミニリュウ(基本技)
• リザード(Lv15)
• リザードン(基本技)
• ワンリキー(Lv25)

 上記のように、高レベルになってからにらみつけるを覚えるポケモンは少なくない。
 当時は技の数が少なかったため、便利な穴埋め用の技として多用されたのかもしれない。


DS世代では


 『金・銀』からは「にらみつける」を覚えることができなくなっている。 
 だが、『BW2』では、ポケモンワールドトーナメントのダウンロードトーナメントでにらみつけるを覚えたファイヤーと戦うことができた。 
 通常のファイヤーはBW2でもにらみつけるを覚えられないため、このためだけに用意された特別仕様である。 


その後


 2017年に『ポケモンバンク』が解禁され、VCの第1世代シリーズから直接最新作『サン・ムーン』に送ることができるようになった。初代当時の技を覚えたままで送れるため、「にらみつける」ファイヤーも例外ではない。 
 LPLEでは、レベル16で「にらみつける」を覚えるようになっている。これはフリーザーとサンダーも同様。VC版を除けば、約20年ぶりの習得である。 


ポケモン不思議のダンジョン』シリーズのファイヤー

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 『救助隊』では「炎の山 山頂」に構える。逃避行中なので最初の戦いでは主人公とパートナーしか連れて行けず、厳しい戦いを強いられる。 
 ただし次のボスがフリーザーなので、強敵としての印象はそちらに持っていかれがち。だがこいつは同ゲームでは珍しい部屋全体攻撃「ねっぷう」を覚えられるので、仲間にすると物凄く強い。 
 しかし、当時は「おおきさ☆4」なので連れて行ける味方に相当な制限がかけられていた。 
 『探検隊』では特にイベントもなく、所定の場所で特定の条件を満たすとダンジョン内の雑魚に紛れて出現するようになる。 『時・闇』では「さいごのま」、『空』では「きょだいかざん」と出現場所が異なっている。


大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのファイヤー 

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 『DX』以降の作品に登場。モンスターボールから登場すると、「そらをとぶ」で画面上方に飛び去っていく。この時、ファイヤーの体に当たると強くふっとばされる。 


アニメにおけるファイヤー

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映画のファイヤー

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CV:愛河里花子

 「ルギア爆誕」に登場。古代伝説にも描かれている「炎の神」。
 ルギアを呼びだそうとするジラルダンによって、炎の島が攻撃された。それに怒ったファイヤーはジラルダンを攻撃しようとしたが、逆に捕まってしまう。
 その後、ジラルダンはフリーザーとサンダーも捕まえるが、サトシの活躍によって3匹は解放される。
 捕まった怒りによって3匹は壮絶なバトルを始めるが、最終的にルギアに気を鎮められて元の島に戻った。使用した技はかえんほうしゃ


アルドル山のファイヤー

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 XY編第86話で野生のファイヤーが登場。敵対する者には容赦しないが、どこか思慮深さも合わせ持った神の如き存在として描かれている。
 どうやら火山の中で眠っていた様で、噴火と共にその中から現れるという派手な演出で現れた。 
 騒ぎを起こしたロケット団に怒って、シャドーボールとサイケこうせんの攻撃を翼で軽くはじくと、かえんほうしゃによる反撃で吹っ飛ばした。そして、サトシ達の事もロケット団の仲間(つまり敵)とみなして炎による猛攻撃を行う。 
 そしてその中で、サトシ達を身を呈して庇ったヒノヤコマファイアローに進化。両者は壮絶な激突を繰り広げるが、最終的に「ブレイブバード」による攻撃すらものともせずファイヤーは圧勝する。 
 しかし火口に落ちようとしていたファイアローを身を呈してサトシが助けに向かったのを見て、彼らが敵ではないとようやく悟り、そのままいずこかへと去って行った。 
 因みにこの86話は原作キャラであるトロバもサトシ達と同行しており、彼はカントー三鳥の写真をコンプする事に成功した。 


その他


• 無印編第74話では、ポケモンリーグの聖火はファイヤーの炎であることが紹介された。
• 放送局第18話では、ヒロシがともしびやまでファイヤーに遭遇している。声優は愛河里花子


ポケットモンスターSPECIAL』におけるファイヤー


ファイヤー


ニックネーム なし
性別     性別不明
特性     プレッシャー
性格     不明
おや     なし


概要


 炎を操る伝説の鳥ポケモン。一度狙った獲物はとことん追いかける、凶暴な性格。
 攻撃力に優れ、高いスピードを活かして敵の攻撃を素早く回避するなど、抜群の戦闘能力を誇る。
 シルフカンパニーではナツメの手持ちとなり、フリーザーやサンダーと融合して3鳥合体攻撃を披露した。
 第3章ではブルーのポケモンとなり、イツキ・カリン戦に参戦した。この際、ブルーは1のしまで捕獲した。

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 以上です。これで紹介を終えます。