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【よくわかるポケモン解説】ラティアス編

 今回のポケモン解説はラティアスです。
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目次

 

基本データ


全国図鑑  No.380
分類    むげんポケモン
英語名   Latias
タイプ   ドラゴン エスパー
種族値   H80 A80 B90 C110 D130 S110
高さ    1.4m
重さ    40.0kg
特性    ふゆう
性別比   ♀100.0%
卵グループ タマゴ未発見


メガシンカ


ラティアスメガラティアス(ラティアスナイトを所持)


図鑑説明


ポケットモンスタールビー
にんげんの こころを びんかんに かんじとる。てきいを キャッチすると ぜんしんの はねを さかだてて はげしく なきごえで いかくする。

ポケットモンスターサファイア
ちのうが たかく ひとの ことばを りかいする。ガラスの ような うもうで からだを つつみこみ ひかりを くっせつさせて すがたを かえる。

ポケットモンスターエメラルド
すうひきで むれを つくって こうどうしていて めったに ひとや ポケモンと せっしょくしない。てきの けはいを さっちすると すがたを けす。

ポケットモンスターファイアレッド・リーフグリーン
テレパシーで にんげんと きもちを かよわせる。 ひかりを くっせつさせる うもうで べつの すがたに かわる。

ポケットモンスターダイヤモンド・パールポケットモンスタープラチナポケットモンスターブラック・ホワイト
ひかりを くっせつさせる うもうで ぜんしんを つつみこみ すがたをみえなくする のうりょくを もつ。

ポケットモンスターハートゴールド・ソウルシルバー
テレパシーで きもちを かよわせる。ひかりを くっせつさせる うもうで からだを つつみ すがたをけす。


耐性


4倍
なし

2倍
あく,フェアリー,ゴースト,むし,こおり,ドラゴン

等倍
じめん,ひこう,いわ,はがね,どく,ノーマル,

1/2
かくとう,ほのお,みず,くさ,でんき,エスパー

1/4
なし

無効
なし


容姿


 赤と白を基調としたデザインで、戦闘機のようなシルエット。ラティオスと似た形をしている。ラティオスと比べると身体が小さく、丸い目が特徴的。瞳の色は黄色。


概要


 『ポケットモンスタールビー・サファイア』(第3世代)に初登場したポケモン。性別は♀しか存在しない。
 高い知能を持ち、人間の言葉を理解することができる。他のポケモンや人間の気配に非常に敏感で、気配を察知するとすぐに姿を消す。
 羽毛はガラスのような物質になっており、これで光を屈折させて姿を隠したり変えたりできる。敵意を察知すると全身の羽を逆立てて激しい鳴き声で相手を威嚇する。


分類


 「むげん」とはラティオス共々「無限」と「夢幻」をかけていると思われる。海外名では「Eon(「無限の」という意味)Pokemon」と「無限」の表記。

• みなみのことうの石板「すべての ゆめは もうひとつの げんじつ」

• 「おおぞらをとぶ」の曲名『天翔ける夢』『天翔ける幻』


ラティアスの日


 6月13日がその日に当たる。ラティアスの英語表記はLatiasで、これを反対から読むとサイタル(saitaL)。
 初めのサイを31にしてルを6と考え、316を元に戻すと613となるため。


ゲームのラティアス

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第三世代


 『サファイア』では条件を満たすと各地を飛び回る。とんでもない低スペックで、HPとこうげき以外の個体値が最低値に設定されている。
 『ルビー』版では配信限定の「むげんのチケット」を使い「みなみのことう」へ行く必要があった。こちらではまともな個体が手に入る。
 『エメラルド』版ではクリア後にどちらが出現するかを選べる。選ばなかった方を手に入れるには「むげんのチケット」が必要になる。徘徊する方の個体値も修正された。


難易度


 当時は倒したら二度と復活しない仕様だったため、まともに厳選することは不可能。
 このため対戦会などでは強いラティアスラティオスが手に入らないトレーナーを考慮してか、この2匹を禁止するルールが設けられていた場所もあった。
 「むげんのチケット」はレコード通信でお裾分けできなくはないが、配信で受け取った人しか配れず、かつ配れる回数は151回までという仕様だった。


BW2


 通常作品で初となるシンボルエンカウントイベントが用意され、徘徊なしで即入手が可能(ホワイト2のみ)となる。これにより、厳選難度もかなり下がった。


ORAS

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 『アルファサファイア』では通常プレイで入手可能。ラティアス本人とは戦うことなく入手可能。
 コロコロコミック2014年12月号付属のシリアルコードを入力するか、むげんのチケットを入手済みのデータとすれ違いをすると、『オメガルビー』でもラティアスを入手可能。


シナリオ


 ラティオスに連れて来られた主人公とダイゴに、アクア団を追い払ってもらった恩を返すため仲間になる。必ず手持ちに入ることになり、手持ちが6匹の場合は誰かをボックスに送ることになる。
 メガストーンも同時に入手できる(『オメガルビー』でもある条件を満たすとメガストーンが手に入る)。
 このイベントのラティアスは特性『シンクロ』が100%効く。後にダイゴから「むげんのふえ」を譲り受けると、手持ちにいなくても飛んできてホウエンの空を自由に飛べるようになる。


USUM


 『ウルトラムーン』版のみウルトラワープライドで行ける世界にラティアスがいることがある。


こころのしずく


性能


 ラティアスラティオスにのみ効果を発揮する専用持ち物。第六世代までの効果は、ラティアスラティオスのとくこう・とくぼうを1.5倍にする。
 しかし、バトル施設やオンライン対戦では効果が発揮されず、公式大会でも禁止アイテムとされていた。
 第7世代でバトル施設・オンライン対戦などで解禁された。ただし効果は「ラティアスラティアスの使うドラゴンタイプとエスパータイプの技威力が1.2倍になる」と修正された。


入手条件


 第3世代・第4世代・第6世代では配信限定アイテムを使うことで出現するラティアスラティオスを捕まえないと手に入らない。アイテムの配信が終了した現在これらの世代での入手は困難。
 第5世代ではラティアスラティオスを捕まえるだけでOK、第7世代では捕まえていなくてもエーテル財団の職員が渡してくれる。


対戦のラティアス

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能力


 攻撃寄りなステータスを持つラティオスに対し、ラティアスは防御寄り。とくぼうが130ときわめて高く、次いでとくこう、すばやさが110と高い。
 火力ではラティオスに軍配があがるが、耐久面の高さから「めいそう」を積む上ではこちらの方が安定している。
 特攻はボーマンダと、素早さはラティオスと同じなのでこだわりメガネ等を持たせたアタッカー型も優秀。ラティオスが1,2発で倒れる攻撃を耐えることができる。


特性


 「ふゆう」は『じめん』タイプの技を受けない。また、技『どくびし』『まきびし』『ねばねばネット』や特性『ありじごく』の効果を受けない。『エレキフィールド』『サイコフィールド』『グラスフィールド』『ミストフィールド』の効果も受けない。


オススメ技


特殊技


りゅうせいぐん
タイプ ドラゴン
威力  130(195)
命中  90
備考  自分特攻↓↓

りゅうのはどう
タイプ ドラゴン
威力  85(127)
命中  100

サイコキネシス
タイプ エスパー
威力  90(135)
命中  100
備考  相手特防↓10%

サイコショック
タイプ エスパー
威力  80(120)
命中  100
備考  相手の防御でダメージ計算

アシストパワー
タイプ エスパー
威力  20~(30~)
命中  100
備考  能力上昇で威力上昇。

なみのり
タイプ みず
威力  90
命中  100

10まんボルト
タイプ でんき
威力  90
命中  100
備考  相手麻痺10%

かみなり
タイプ でんき
威力  110
命中  70
備考  相手麻痺30% 雨で必中

れいとうビーム
タイプ こおり
威力  90
命中  100
備考  相手凍り10%

くさむすび
タイプ くさ
威力  20~120
命中  100

めざめるパワー
候補タイプ ほのお
威力    60
命中    100


物理技


ふいうち
タイプ あく
威力  70
命中  100
備考  優先度+1先制技。第4世代教え技


変化技


いやしのねがい
タイプ エスパー
効果  自分を生け贄に後続を全回復

おいかぜ
タイプ ひこう
効果  3ターン味方の素早さ二倍

でんじは
タイプ でんき
効果  相手をマヒにする
命中  90
備考  地面・電気タイプに無効

めいそう
タイプ エスパー
効果  自分特攻・特防↑

トリック
タイプ エスパー
効果  持ち物を交換する
命中  100
備考  メガストーン・Zクリスタルには無効

みがわり
タイプ ノーマル
効果  HP1/4消費して身代わりを生み出す

リフレクター
タイプ エスパー
効果  5ターン味方の物理耐久を強化

ひかりのかべ
タイプ エスパー
効果  5ターン味方の特殊耐久を強化

じこさいせい
タイプ ノーマル
効果  HP1/2回復

はねやすめ
タイプ ひこう
効果  回復
備考  耐性変化

ミラータイプ
タイプ ノーマル
効果  耐性変化
備考  効果は相手依存。

サイドチェンジ
タイプ エスパー
効果  位置を変える
備考  ダブル用


テンプレート型


いやしのねがい型 

性格:おくびょう
努力値:S252 HorC252
持ち物:ゴツゴツメット/いのちのたま/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/Zクリスタル
確定技:いやしのねがい
選択技:りゅうせいぐん/サイコキネシス/なみのり/でんじは/おいかぜ/トリック

めいそう型 

性格:おくびょう
努力値:S252 HorC252
持ち物:ゴツゴツメット/いのちのたま/各種プレート/ラムのみ
確定技:めいそう
攻撃技:りゅうのはどう/サイコキネシス/アシストパワー/なみのり/めざめるパワー(炎)
補助技:でんじは/おいかぜ/じこさいせい/はねやすめ/みがわり/ミラータイプ


ラティアス 


注意すべき点


 ラティオスより高耐久で、サポート性能に優れる。通常型はメガクチート等のメガシンカアタッカーと組み、いやしのねがいで再降臨させてくる。素早いため行動を阻止しにくい。


対策方法


 サポート主体が多いので、ちょうはつで止まる。高速ポケモンの宿命として麻痺にも弱い。一致技をいずれも半減以下に抑え、ハイパーボイスでみがわりを貫通し弱点も突けるメガサーナイトも候補。
 上から高火力で一致弱点を突けるメガゲンガーも有効だが、エスパー技に注意。バンギラスであればタイプと特殊耐久により容易に起点化してしまえる。


ラティアスの歴史


第三世代


 ダブルバトルではでんじはや、リフレクター、いばるなどの変化技でサポートするポケモンとして活躍。ポケモンリーグ2005中学生以上の部では決勝大会進出者9人中5人が使用していた。
 むげんのチケットを使って入手できる個体値バグのない個体は「むげんのチケットを持っていないプレイヤーにとって不公平である」という理由で展開期からローカルルールによって禁止される場合が多かった。
 現在のオフ会環境でもコロシアム以前のポケモンで戦ういわゆる「前期」ルールでは禁止されるケースが少なくない。


第四世代


 こだわり系アイテムの登場によりシングルバトルでも需要が増加。役割論理パーティでの運用が可能になった。ただ、こだわり系アイテムを持たせるならより火力に優れたラティオスの方が強い。
 ダブルバトルでは同じエスパータイプ複合の補助型のドータクンが登場。補助型として運用するならこちらは攻撃性能で差別化する必要に追われた。
 大きな変化としては、タイプ相性的に天敵なスカーフガブリアスに苦戦。同じエスパータイプの耐久型であるクレセリアの登場などによっても弱体化した。


第五世代


 オノノクスサザンドラといったドラゴンタイプが台頭。素早さの種族値では勝るが、たすきオノノクスには返り討ちにあう危険があった。
 環境で猛威を振るうラティオスに見劣り。それでも、ハバンのみを持たせて相手のこだわりメガネ+りゅうせいぐんに対処できた。


第六世代


 フェアリータイプの登場により不利対面が増加。トゲキッスサーナイトがネックとなった。メガシンカ獲得したことで高種族値による制圧が可能になった。
 環境にふいうちを始めとする高威力の先制攻撃技が蔓延。ラティアスはそれらを耐えやすいため、ラティオスとの実質的な差別化に成功した。
 PGLレーティングバトル統計データによると、ラティアスナイトを持たせたエース型、めいそうやじこさいせいなどを活かしたゴツゴツメットによる耐久型、こだわりスカーフを持たせてりゅうせいぐんなどを打ち逃げするサイクル戦向けの構成が主流だった。
 他にもファイアローランドロスの対策としてなみのりがサブウエポンとして好まれた。性格は準速ラティオスを抜かすためのおくびょうが主流。

構築

 メガシンカを獲得したクチートとの相性補完「ラティクチート」が開発。2匹合わせて等倍以上のゴースト、はがねですら、ゲッコウガを加えれば半減にできる。いやしのねがいとでんじはでメガクチートのサポートに徹する構築もまま見られた。

実績

 通常環境での活躍はレーティングバトルORASリーグトリプルバトルシーズン12で使用率ベスト30にランクインした程度。
 2015年1月に行われたホウエン図鑑限定戦「Battle of Hoenn」ではジュニアカテゴリで使用率19位、マスターカテゴリで16位と、ホウエン図鑑ポケモンとしては十分な力量を持っていることを示した。


第七世代


『SM』期

 カプやミミッキュなどフェアリータイプが普及し、トップメタに躍り出たミミッキュとの相性が最悪なため弱体化。
 ゴーストZを獲得したギルガルドも厄介で、ゴーストZでZワザ化したシャドーボールとかげうちの組み合わせはリフレクターかひかりのかべの内片方を張っただけでは防ぎきれない。

『USUM』期

シングルバトル

 シーズン7でラティアスを入れた役割論理パーティを構築して使用したプレイヤーがレート2100台を記録した。サイクル戦に特化した構築ではプレイングにもよるが高レートを記録できる。
 受けループに入れるとポリゴン2ドヒドイデの組み合わせだと重いでんき(れいじゅうボルトロス、カプ・コケコ)を受けられるため有用。自身の多い弱点もポリゴン2ドヒドイデによって補完してもらえる。
 めいそうカプ・レヒレを特殊を受けつつ特殊で攻める積みアタッカーに据え、つるぎのまいメガクチートを物理を受けつつ物理で攻める積みアタッカーとして使用。
 こだわりメガネラティアスを範囲アタッカーとして利用し、三者の相性補完を活かした「ラティクチレヒレ」がラティアス入りの構築として一般化。
 単体では微妙だが、多様なメタゲームや元々相性補完やサイクルに有利なラティアス自身の性質から特定のパーティで尖った活躍をしている。

ダブルバトル

 サイドチェンジ習得によって豊富な耐性を活かして戦えるようになった。WCS2018(全国ダブル)マスターカテゴリでは準優勝の実績を持つ。
 エスパーZを持たせた型が使われているが、これはアタッカーにするためというよりはガオガエンから受けるはたきおとすのダメージを軽減するためであった。
 同じくはたきおとすの被害を受けにくいメガシンカ型もこのルールではしばしば使われている。


ポケモンGO』のラティアス

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 2018年4月3日にラティオスと共に実装。かつての三犬と同様、1か月ごとに出現する地域が変更仕様。
 ラティアスは5月8日まで日本を含むユーラシア地域に出現し、その後はラティオスと入れ替わる形で北中南米およびアフリカ地域へと凱旋する。
 他の伝説ポケモンと同様、入手するにはレイドバトル勝利後のゲットチャレンジで捕獲する必要がある。


レイドボス


 元々耐久寄りのステータスを持っていたこともあってか、伝説系レイドボスとしてはかなりタフな部類。ボスとしてのCPはおよそ45000とルギアを僅かながら上回る。
 5~6人程度では相当の熟練者でもない限りクリアは不可能。最低でも10人程度は人員を確保しておきたいところ。


攻略


 タイプがドラゴンとエスパーなので、これらの弱点を突けるタイプで攻めていくのが基本。
 ドラゴン弱点なので、速攻重視かつ相打ち覚悟でカイリューレックウザボーマンダなどの強力なドラゴンタイプをガンガンぶつけてしまうのも1つの手。
 ただし、ゲージ技にでんき技の「かみなり」を覚えている可能性があり、ラプラストドゼルガなどみずとの複合ポケモンで挑むと返り討ちにあう危険性がある。
 弱点そのものは非常に多く、伝説キラーバンギラスがフル稼働できる。「かみつく」「かみくだく」の個体は弱点を突ける上にゲージの回転も速いのでお勧めされている。


捕獲


 ゲットチャレンジも結構難易度が高い。距離自体は遠すぎず近すぎずだが、ラティアスの体型が小さいためにターゲットリングもそれに比例して小さくなっており、エクセレントスローが非常に狙いにくい。
 グレートならばもう少し当てやすくなるのだが、そうなると今度は捕獲成功率が下がる。
 しかし、初期のカイオーガのような理不尽な難易度ではないので、何度もチャレンジしていれば次第に感覚を身に着けられる。


性能


 伝説ポケモンはジムの防衛に使用できないため「こうげき」のパラメータが重要視される。元より耐久型のステータスであるラティアスの「こうげき」は、他の伝説ポケモンと比べてもかなり低い部類に入る。このため、他の伝説ポケモンと比べると些か地味な印象は拭えない。
 エスパータイプとしては、通常技の「しねんのずつき」はまだ良いとしても、ゲージ技が威力100の「サイコキネシス」止まりで「みらいよち」を覚えられないため、これを覚えられるエスパーポケモンと比べると火力を出しにくい。
 ドラゴンタイプとして見ると、ゲージ技で1/2ゲージでありながら威力110と優秀な「げきりん」を習得できる。しかしカイリューレックウザを使った方が遥かに火力が出るので、ラティアスの優先度は低め。
 通常技で発生の早い「りゅうのいぶき」を覚えられる。「げきりん」との組み合わせが可能なのは、サービス初期に実装されていたカイリューを除けば現状ラティアスキングドラのみ
 だが、ラティアスの低い火力ではカイリューレックウザを上回る高ダメージを叩き出すことはまず不可能である。


ポケモンレンジャー』シリーズのラティアス

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 『ポケモンレンジャー光の軌跡』では本編に先駆けてラティアスの背中に乗り操作しながら好きな場所に飛んでいくことができる(女主人公のみ)。


スマブラ』シリーズでのラティアス

 X以降の作品に登場。モンスターボールから出現すると、ラティオスと交互に「はがねのつばさ」で攻撃してくる。この時風圧が生じていて、ファイターやアイテムなどを風で煽る。


映画のラティアス


劇場版ポケットモンスター 水の都の護神(まもりがみ) ラティアスラティオス

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CV:林原めぐみ

 ラティオスの妹として、ラティオスと共に映画のメインキャラとして活躍する。人懐っこい性格。


変身能力


 人間の姿に化けられる。変身した姿は登場人物のカノンにそっくりで、サトシやピカチュウ達も見分ける事が出来なかった。ただし、直接接触している人間や高性能な機械は、体温の差で正体を判別できる。
 サトシは夜のポケモンセンターや桟橋のシーンで、ラティアスとカノンをそれぞれ体温の違いで識別していた。


サトシとの触れあい


 カノンの姿で散歩中にサトシとピカチュウに初めて遭遇。その後2人組の女泥棒「ザンナー」と「リオン」に捕獲されかかるが、サトシに助けられる。
 それ以降すっかりサトシに懐いた。秘密の庭園に連れて行ったり、そこで一緒に遊んだりと至れり尽くせりであった。


能力


 陰遁などの能力が目立つ一方で、戦闘を避けたり、積極的な戦闘用の能力(とくに光線技などの飛び道具)をほとんど有していない。
 唯一の戦闘的な能力である光の結界は、後に発売されたゲームのラスターパージのエフェクトに流用されたが、その後のアニメやゲーム作品では光線に変わった。


光輪の超魔神フーパ

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 声は一緒だが、上記個体と同一かは不明。暴走したフーパの影に対抗するために、フーパのリングから召喚された。
 ラティオスレックウザとともにサトシたちの味方をする。スカウトされた理由は、サトシのリクエスト「とびっきり速い奴」からフーパが呼び出した。
 戦闘力はそれなりに高く、りゅうのはどうを使用するほか、サトシの指示でサイコキネシスを応用して使っていた。


アニメのラティアス

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 ダイヤモンド&パール特別編にて、ジム監査官のジョーイさんが使用するラティアスが登場。タケシの弟であるジロウのドサイドンと激しいバトルを繰り広げて勝利した。
 アニメシリーズのポケモンによく見られる、れいとうビームはがねのつばさなど、かなり攻撃的な技を揃えている。


ポケモンについて

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 ルビーサファイアの製作途中に開発者に描かれたものの最終的には没になった要素として、ラティアスバシャーモが合体したような姿のポケモンが存在する。
 海外のファンからは双方の英語名LatiasとBlazikenをもじってLatiazikenやLatikenなどと呼ばれているようである。


内部データ


 ルビーサファイアの内部データ上での鳴き声の順番は、ポケモン自体の内部データの順番とも全国図鑑順とも異なる。
 前作までに登場したフシギダネからセレビィまでは全国図鑑順とポケモン自体の内部データ順・鳴き声の内部データ順が一致するが、それ以降の今作新登場のポケモンの順番は3通りすべて異なる。
 新登場のポケモンの鳴き声は没2種類を含めると137種類存在するが、内部データ順を見るとラティアスは新ポケモンの中で最初から7番目、ラティオスは最後から4番目と相当な開きがある。
 なお、ポケモン自体の内部データ順では、ラティアスラティオスは最後の方で隣同士である。
 これらを総合すると、ラティアスが生み出されたのは開発の比較的初期である可能性が高い。上記の没ポケモンがラティ兄妹とバシャーモの元ネタだったと仮定すると、没ポケモンラティアスバシャーモに分かれた後から、ラティオスが生み出され映画が作られたということだろうか。

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 以上です。これで紹介を終えます。