【よくわかるポケモン解説】メガメタグロス編
目次
基礎データ
全国図鑑 No.376
分類 てつあしポケモン
タイプ はがね/エスパー
種族値 H80 A145 B150 C105 D110 S110
高さ 2.5m
重さ 942.9kg
特性 かたいつめ
性別比 ふめい
卵グループ 鉱物
進化
ダンバル → メタング(レベル20) → メタグロス(レベル45)
メガシンカ
図鑑説明
ポケットモンスターサン
1ぴきの メタグロスと 1ぴきの メタングと 2ひきの ダンバルが れんけつ している すがた なのだ。
ポケットモンスタームーン
メガシンカで のうを しげきされ しょうりの ためには しゅだんを えらばない れいこくな せいかくに。
耐性
4倍
なし
2倍
ほのお,じめん,あく,ゴースト
等倍
みず,でんき,かくとう,むし,
1/2
ノーマル,いわ,ドラゴン,フェアリー,くさ,こおり,ひこう,はがね
1/4
エスパー
無効
どく
容姿
メタグロスにダンバル2匹とメタングが合体するという、いかにもメタグロスらしいメガシンカを遂げている。ダンバルはブースターのように後ろの下側に装着され、メタングは逆さまにメタグロスの下側に入っている。
6本腕のように見えるが公式サイトでも分かるように前4本後ろ4本の8本腕である。 ちなみにデザイン自体は別の人だが、ダイゴとのセットで描かれている公式イラストは有賀ヒトシ氏によるものである。
そのデザインから「イージスガンダムのMA形態に似ている」とよく突っ込まれるが、ORASのPVでメガメタグロスを使用するダイゴの声はイージスのパイロットであるアスラン・ザラと同じ石田彰氏という奇妙な偶然が発生している。
概要
てつあしポケモン・メタグロスがメガシンカした姿。他の600族に遅れること1作、メタグロスもメガシンカを得る事となった。 なお形状が形状である為、突撃のようなパンチを繰り出すことも。
さらなる合体により個々の脳が並列的に情報の収集・処理を行う結果、元のメタグロスの比では無いほどの賢さを得た。故に戦闘では冷徹そのものである。正にバトルマシーン。合体型のポケモンとしては珍しく、体重はメタグロス+メタング+ダンバル×2と全く同じである。
色違い
『ORAS』の早期購入特典としてメガストーン持ちの色違いのダンバルが入手できた。同作ではメタグロスナイトの入手条件がかなり厳しいためかなり貴重かつ大変珍しい色違いとあって珍重された。また、アニポケ番外編『最強メガシンカ』でもダイゴの手持ちとして色違いが登場する。
対戦のメガメタグロス
能力
メガシンカすることで何と素早さが大幅に上昇する。激戦区からは少し退いた70から何とラティオスと同速の110まで跳ね上がった。何気に苦手な相手であるガブリアスを抜いた点は大きい。
これにより高速アタッカーとなったが、防御・特防も次いで上昇しており耐久面も文句なし。反面、攻撃・特攻の上昇は控えめの+10ではあるが、後述の特性故に火力は数値以上である。
特性
「かたいツメ」に変化する。 直接攻撃する技の威力が1.3倍になる。メタグロスは一致技だけでも「コメットパンチ」・「アイアンヘッド」・「しねんのずつき」など有用な技が揃っている。メガシンカ直後の素早さ補助の「バレットパンチ」も対象。
オススメ技
物理技
コメットパンチ
タイプ はがね
威力 90(175)
命中 90
備考 自分攻撃↑20%
アイアンヘッド
タイプ はがね
威力 80(156)
命中 100
備考 相手怯み30%
バレットパンチ
タイプ はがね
威力 40(78)
命中 100
備考 優先度+1 先制技
しねんのずつき
タイプ エスパー
威力 80(156)
命中 90
備考 相手怯み20%
じしん
タイプ じめん
威力100
命中100
じだんだ
タイプ じめん
威力 75/150 97/195
命中 100
備考 行動失敗の次ターンに威力2倍。主にダブル用。グラスフィールド下で半減されない
れいとうパンチ
タイプ こおり
威力 75(97)
命中 100
備考 相手凍り10%
かみなりパンチ
タイプ でんき
威力 75(97)
命中 100
備考 相手麻痺10%
アームハンマー
タイプ かくとう
威力 100(130)
命中 90
備考 自分素早↓
かわらわり
タイプ かくとう
威力 75(97)
命中 100
備考 壁破壊
いわなだれ
タイプ いわ
威力 75
命中 90
備考 相手怯み30%
がんせきふうじ
タイプ いわ
威力 60
命中 95
備考 相手素早↓100%
おいうち
タイプ あく
威力 40/80 (52/104)
命中 100
備考 相手の交代際に攻撃したとき威力二倍
だいばくはつ
タイプ ノーマル
威力 250
命中 100
備考 自分瀕死
特殊技
くさむすび
タイプ くさ
威力 26~156
命中 100
変化技
みがわり
タイプ ノーマル
効果 みがわりを生み出す
どくどく
タイプ どく
効果 相手をもうどく状態にする
命中 90
つめとぎ
タイプ あく
効果 攻撃・命中率↑
こうそくいどう
タイプ エスパー
効果 素早さ↑↑
リフレクター
タイプ エスパー
効果 味方の物理耐久を強化
ひかりのかべ
タイプ エスパー
効果 味方の特殊耐久を強化
ステルスロック
タイプ いわ
効果 岩を撒く
テンプレート型
特性:クリアボディ→かたいツメ
性格:ようき(推奨)/いじっぱり
努力値:AS252orHS252ベースで調整
持ち物:メタグロスナイト
確定技:アイアンヘッド(推奨)orコメットパンチ/れいとうパンチ
優先技:じだんだorじしん/かみなりパンチ/バレットパンチ/しねんのずつき
攻撃技:アームハンマー/がんせきふうじorいわなだれ/グロウパンチ/だいばくはつ/くさむすび
補助技:つめとぎ/みがわり/こうそくいどう/どくどく
強み
はがねタイプ2位の速度から放たれるタイプ一致「アイアンヘッド」の高い怯み率。発動確率は3割と「いわなだれ」と全く同じでこちらはまず外れないので高い火力と相まって思わぬ勝ちを拾うこともしばしば。
豊富な直接物理攻撃を習得する故に、攻撃力145なのはバランス上仕方が無い。
(同じ特性を持ち、技も豊富なメガリザードンXですら攻撃力130。もっとも、あちらは技威力が高い上攻撃系の積み技も豊富なので総合的な火力面ではあちらが上回るのだが) とはいえココまで早くて耐久もありこれ以上火力もあったら壊れも良いところである。
弱み
欠点は「クリアボディ」でなくなる為、相手の能力低下技を防げなくなってしまうこと。積み技に乏しく、技威力も爆発的なものがないためメガシンカポケモンとしてはやや控えめな火力の部類に入る。
コレで控えめなのだからメガシンカの枠は恐ろしいものである。
接触技に反応する特性や「ゴツゴツメット」の影響を受けやすくなる難点もあるが、元々メタグロスはそんな感じのポケモンなのでそこまで気にしなくてもいいだろう。
第6世代での評価
登場当初では天敵であるギルガルドの数が多いのが痛い上、せっかくの素早さ上昇もメガシンカ発動の1ターンは適応されなかった為、採用率は高くはなかった。
とはいえダブルバトルの適正は比較的高く、メジャーどころに強い上素早さ種族値110という点が評価され、少しずつではあるが評価が高くなっていた。「つめとぎ」とのコンボでも使われ始めた。
ホウエン図鑑に登録されているポケモンのみ参加のスペシャルルールでは使用率1位に返り咲いたほど。
第7世代
初手からメガシンカ後の素早さが適応される仕様になった。これによりメガメタグロスは初手から素早さ110を活かせるようになり、強化どころか超強化と言える。
また、これまでメガシンカの枠を争っていたメガガルーラが弱体化し、苦手な相手である耐久型のポケモンが数を減らしたためメガメタグロスにとっては動きやすい環境になった。
さらに特性「サイコメイカー」を持つカプ・テテフの登場も追い風。「サイコフィールド」上では最大の障害であった「ふいうち」と「かげうち」が無効化され、「かたいツメ」で強化された「しねんのずつき」の威力もさらに上乗せされるなど、まさにメガメタグロスにとってはうってつけの存在。
惜しむらくは「サイコフィールド」を有効的に使えるのが現在カプ・テテフだけなため若干読まれやすいことくらいか。また自身の「バレットパンチ」も無効化されてしまうことにも注意。
相性が良かった「つめとぎ」が本作では技マシンが変更されて過去作からでしか習得できなった。『USUM』では教え技が復活し、新たにじめんタイプの攻撃技「じだんだ」を習得。
かたいツメ補正で地震に匹敵する威力、ダブルでの味方を巻き込まない、グラスフィールドで威力半減にならないと有用だが、技スペースがきついので採用率は控えめ。
「つめとぎ」は残念ながら教え技に含まれておらず、命中不安の「コメットパンチ」は命中率安定の「アイアンヘッド」に切り替わり、「しねんのずつき」も採用率が落ちている。
使用率は相変わらず高くシングルではボーマンダと双璧をなし、ダブルでもメガシンカポケモンの中でトップクラスの使用率を誇っている。
『XY』での屈辱的な陥落からすれば、(メガ)メタグロスにとっては非常に活き活きできる時代になったといえるだろう。
まとめ
爆発力を伸ばしたりタイプを変えたり主力技が全く違う技になったりする他のメガシンカとは違い、全体的に平たく伸び、豊富な直接攻撃系の技を駆使して堅実な攻めを行うタイプのメガシンカ。
堅実とは言っても器用貧乏なんて事はなく、全体的な数値が高い器用万能なステータス。600族にふさわしい対策必須の強力なポケモンと言えるだろう。
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以上です。これで紹介を終えます。