【よくわかるポケモン解説】メガカメックス編
目次
基本データ
全国図鑑 No.009
分類 こうらポケモン
タイプ みず
種族値 H79 A103 B120 C135 D115 S78
高さ 1.6m
重さ 101.1kg
特性 メガランチャー
性別比 ♂:87.5% / ♀:12.5%
卵グループ 怪獣/水中1
進化
ゼニガメ → カメール(Lv.16) → カメックス(Lv.36)
メガシンカ
図鑑説明
ポケットモンスターピカチュウ、ポケモンピンボール、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
こうらの たいほうは せんしゃなみの いりょく。 はっしゃの しょうげきを きょうじんな あしこしで ふんばる。
耐性
4倍
なし
2倍
でんき,くさ
等倍
じめん,いわ,エスパー,あく,ゴースト,むし,ひこう,どく,フェアリー,ノーマル,かくとう,ドラゴン
1/2
はがね,こおり,みず,ほのお
1/4
なし
無効
なし
容姿
元のカメックスとさほど大きな変化は無いが、特徴的だった2門のロケット砲が統合され、1門の巨大なロケット砲へと変化した。その射程距離も大型化によって50mから10kmという大幅な強化を果たしており、威力もさらに跳ね上がった。
加えて2つの小型ロケット砲の付いた甲羅が新たに両腕を覆う形で発生し、合計3門となっている。その他の変化としては、耳と眉が繋がり、目が少し赤くなり、顎が若干とがっている程度。
概要
こうらポケモン・カメックスがメガシンカした姿。戦いでは小回りの利く銃の様な両腕の小砲と、破壊力に優れた背中の大砲を使い分け、前者で隙を作り後者で仕留める、または全て一斉に発射してより攻撃に特化させる等、攻防一体の重戦車スタイルで敵を圧倒する。
何故か6世代ゲーム内ではハイドロポンプを口から放出しており、ファンの間で語り草となっている(ただしロケット砲を使うモーション自体は元から存在し、本編以外の作品ではちゃんと大砲を使っていた)。SMからは修正が入り、キャノンモーションでハイドロポンプを撃つようになった。
対戦のメガカメックス
能力
特攻が大きく伸び、攻撃・防御・特防もこれに追従する形で上昇する。耐久面寄りに変化したメガフシギバナとは種族値の伸びが真逆である。
なお、カントー御三家のメガシンカの共通点として素早さは一切変化しない。とは言えども、カメックスは先制技を覚えるのである程度のフォローは効くだろう。それでも素早さ種族値は78で激戦区に届かない(上にフシギバナよりも遅い)のは難点。
特性
「メガランチャー」は波動系の技『あくのはどう』『はどうだん』『みずのはどう』『りゅうのはどう』の技の威力が1.5倍になり、『いやしのはどう』は最大HPの3/4回復する。
オススメ技
特殊技
ハイドロポンプ
タイプ みず
威力 110(165)
命中 80
みずのはどう
タイプ みず
威力 60(135)
命中 100
備考 混乱20%
れいとうビーム
タイプ こおり
威力 90
命中 100
備考 相手氷10%
こごえるかぜ
タイプ こおり
威力 55
命中 95
備考 相手素早さ↓100%
はどうだん
タイプ かくとう
威力 80(120)
命中 必中
あくのはどう
タイプ あく
威力 80(120)
命中 100
備考 相手怯み20%
りゅうのはどう
タイプ ドラゴン
威力 85(127)
命中 100
ミラーコート
タイプ エスパー
効果 相手の特殊攻撃を反射優先度-5
物理技
アクアジェット
タイプ みず
威力 40(60)
命中 100
備考 優先度+1タイプ一致先制技
ねこだまし
タイプ ノーマル
威力 40
命中 100
備考 優先度+3先制技。怯み100%
変化技
あくび
タイプ ノーマル
効果 相手1ターン後眠る
てっぺき
タイプ はがね
効果 自分防御↑↑
ほえる
タイプ ノーマル
効果 相手を引っ込ませる
アクアリング
タイプ みず
効果 回復技
テンプレート型
特殊アタッカー型
性格:ひかえめ
努力値:特攻252 HP252or素早さ調整
持ち物:カメックスナイト
確定技:みずのはどうorハイドロポンプ/はどうだん
選択技:あくのはどう/りゅうのはどうorれいとうビーム/アクアジェット
対メガカメックス
注意すべき点
性能優秀な波動技を高威力で撃ち分けてくる。独特の範囲により受けにくい。耐久も上がっており、並の一致等倍技でタイマンを制するのは困難。ダブルではねこだましとしおふきで一方的に展開・制圧されてしまう。
対策方法
先述通り水/フェアリーには有効打が無く、マリルリなら起点にできる。メガフシギバナやドヒドイデも弱点を突かれにくく、やどりぎのタネやどくどくで受けられる。
ダブルではせいしんりょくやよびみず、ワイドガード持ちが有利。横のカミツルギには注意。
メガカメックスの歴史
第六世代
メガシンカを獲得した。新たにはどうだん、あくのはどう、りゅうのはどうを習得。
特にはどうだんはメガシンカ獲得以降のカメックスの十八番となり、実際のところこの世代以降はソフトを問わずほとんどのシーズンではどうだんがレート戦における搭載率1位を記録している。
シングルバトル
「カメガブナット」が強化され、構築の公開によってカメックス入りの構築としては一般化。
一方、ORASリーグ以降互換切りによりカウンター型が消滅。しかしカメックスの主流がアタッカーに既に移行していたため、この点では痛手にならない。同じ理由で、ミラーコートとくろいきりが同時遺伝可能になったことも活かしづらい。
ダブルバトル
WCS2014(カロスダブル)シニアカテゴリベスト4入賞を果たしたパーティの1体となっている。
トリプルバトル
隣のポケモンでおいかぜ、いかりのこなorこのゆびとまれを発動することでしおふきの火力を最大限活かす「おいかぜカメックス」が流行。一時期は環境で、使用率トップ10にランクインするほどであった。
第七世代
『SM』期
トリプルバトルの廃止によって相対的に弱体化。素早さの種族値が110を超えるポケモンがこだわりスカーフを持ち、フィールドメイカー特性で超火力を発揮する環境の中、耐久力に任せて受けながらはどうだんで刻むというメガカメックスの勝ち筋が通用しなくなりつつある状況となった。
特に、カプ・コケコの10まんボルトはカメックスにとって悩ましい役割破壊であり、先手を取られたらまず勝ち目はない。
そのような中、素早さの種族値79というのはこの世代になると相手は選ぶがトリパ向けとも言える水準となってしまったため、トリパでの運用が主体となった。主力技が悉くフェアリーに半減以下で受けられるのも痛かった。
単体では弱体化を見たが、ミミッキュという自ら攻めてよし、トリックルームやのろいで起点を作ってよしという新たなトリパの核を手に入れた。これに加えて第五世代の頃から変わらずみずタイプとの相性補完として利用されているナットレイを入れた「カメナットミミッキュ」が成立。
少なくともシーズン5までのシングルバトルでは同時エントリーランキング3位以内にミミッキュとナットレイが挙がっていた。サイクル全盛環境において刺さりが良い場面が少なくない「カメガブナット」もカメックス入りの構築としては未だ主流の座を守り抜いている。
『USUM』期
アクアブレイクを教え技で習得した。WCS2018(全国ダブル)世界大会ではマスターカテゴリではベスト16進出はならなかっただが日本人選手がメガカメックスを使用していたことが報告されている。
その選手はオオスバメも使用しており、パーティを若干マイナーポケモンに寄せていた。
『ピカブイ』
旅パのメンバーとしてよく使われるが、序盤にマシン技のねっとうを獲得するため非常に使い勝手が良い。
アニメのメガカメックス
『ポケットモンスター XY 特別編 最強メガシンカ 〜Act I〜』では四天王・ズミのポケモンとして登場。
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以上です。これで紹介を終えます。