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【必見育成論】最強カイリューの作り方!

 今回解説する育成論はカイリューです。
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目次 

基本データ


全国図鑑  No.149
分類    ドラゴンポケモン
タイプ   ドラゴン / ひこう
種族値   H91 A134 B95 C100 D100 S80
高さ    2.2m
重さ    210.0kg
特性    せいしんりょく / マルチスケイル(隠れ特性)
性別比   ♂:50% / ♀:50%
卵グループ 水中1/ドラゴン


飛行Z持ち積み型


性格    ようき(素早↑ 特攻↓)
特性    マルチスケイル
努力値配分 HP:4 / 攻撃:252 / 素早:252
実数値   167-186-115-x-120-145 
個体値   31-31-31-x-31-31
技構成   りゅうのまい / じしん / げきりん / そらをとぶ
持ち物   ヒコウZ


役割・採用理由


• 抜きエースとして高い適性を持つこと

 特性マルチスケイルにより、2倍弱点や等倍Zワザならばまず耐えることができる。
 それにより、他の積みエースポケモンよりも多くの敵を相手に舞うことが可能である。またA種族値も134と高く一度舞えば止められるポケモンは少ないこともポイント。

• マルチスケイルによるタイマン性能

 行動保証を与える特性マルチスケイルは、カイリューに高いタイマン性能を与える。
 さらに、今回の型はZ空を飛ぶという瞬間火力を得たため、よりタイマン性能が上昇している。


飛行Zを持たせる意味


• 受けを崩せる瞬間火力

 舞飛行Zの火力は凄まじく、B特化カプ・レヒレを乱数1発で倒せるほどの威力を持つ。特化クレセリアが相手でも、舞飛行Z+逆鱗で突破が可能。
 これにより、等倍による数値受けを崩せたり、思わぬ大ダメージを与えることができるようになる。

• 本来殴り勝てないポケモンに有利になれる
 
 メガヘラクロスがいい例だろう。
 特化逆鱗を耐えられ、ロクブラで倒されてしまうため本来はカイリューが不利だが、飛行Zがあれば有利不利が逆転する。
 また、例えばアシレーヌと対面した時も、本来であればアシレーヌカイリューの二連地震を耐えてムーンフォース×2で返り討ちにしてくるのだが、飛行Zを持たせておけば倒すことが可能。
 つまり、カイリューの攻撃を二発耐え、かつカイリューを二発で倒せる一部のポケモンに殴り合いで勝てるようになるということだ。

• 厄介な催眠技を持つモロバレルフシギバナを無償突破できること

 モロバレルやメガフシギバナなどは相手に一ターンの猶予を与えると眠らされる。だが、飛行Zならばその猶予を与えない。

• 万が一舞えなくても火力が出ること

 もし舞うのに失敗してもH252アシレーヌを一撃で倒す火力を持つ。


技構成考察


確定技

そらをとぶ

 今回の型の肝。Z技化することで威力が175にまで跳ね上がる。また、相手の起点にされることに注意を払えば、Zを消費した後やZ同時選出の際にも普通のタイプ一致技として使用可能。

龍の舞

 AとSを同時に上げ突破力をあげる技。この型の要のひとつである。

選択技

逆鱗

 高火力のタイプ一致技だが、鋼タイプで止まってしまう点、フェアリーの多い環境では気軽に放てなくなったため。

地震

 止まる鋼ポケモンへの打点。ギルガルドは舞っても削りきれない。

炎のパンチ

 テッカグヤエアームドを仮想敵と据える場合は、こちらを採用することになる。

神速

 優先度+2の先制技。使いどころは多いが、技範囲が狭まるという欠点もある。


ダメージ計算


ファイナルダイブクラッシュ

特化クレセリア 42~50%
H252レヒレ 76~91% 確定二発
特化レヒレ 57~67% 確定二発
特化ナットレイ 60~71% 確定二発
H252ナットレイ 66~79% 舞えば確定一発
H252アシレーヌ 101~119% 確定一発
守るH4メガバシャーモ 59~69%
特化メガフシギバナ 102~121% 確定一発
逆鱗
無振りガブリアス 119~142% 確定一発
威嚇込メガボーマンダ 67~78% 威嚇がなければ確定一発

地震

H252ギルガルド 50~59% 確定二発
H252ヒードラン 113~133% 確定一発
無振りカプ・コケコ 92~108%の乱数一発

炎のパンチ

H252テッカグヤ 42~50% 乱数二発
特化テッカグヤ 31~37% 乱数三発


被ダメージ


陽気ガブリアスの逆鱗 64~76%
特化メガボーマンダの逆鱗 76~90%
特化ミミッキュのフェアリーZ 80~95%
無振りクレセリアれいとうビーム 33~39%
C252ゲッコウガれいとうビーム 80~94%
特化テテフの眼鏡ムーンフォース 80~95%


苦手なもの


ステルスロック

 マルチスケイルが潰れ、竜の舞を積むことが困難になってしまうため。パーティ単位で牽制したい。

ポリゴン2

 受け切られてしまうほか、マルチスケイルをトレースされたら突破は不可能。とはいえ受け出しは許さない。

ポケモン

 飛行と竜の範囲を受けてられる。逆鱗+飛行Zだとどうしても倒せない範囲が出てくるが、上述の通り技構成次第で対処できる。

マンムー

 つららばりでマルチスケイルを貫通してくる。耐久無振りなら飛行Zで持っていけるが、襷やスカーフには勝てない。パーティ単位で補いたい。


組ませたいポケモン


ロトム

 苦手なマンムーやステロ展開、鋼ポケモンに強い。

カバルドン

 ステロによる起点作り。砂とマルスケはアンシナジーに見えるが、攻撃を受ける時にどうせマルスケは潰れるのであまり問題はない。

ルカリオ

 ルカリオを突破したスカーフ地面を起点にできる他、カイリューの止まる鋼、ポリゴン2に強い。


ヒコウZ両刀型


性格    さみしがり(攻撃↑ 防御↓)

特性    マルチスケイル
努力値配分 HP4 / 攻撃124 / 防御4 / 特攻188 / 素早188
実数値   167-187-104-144-120-124 / 
個体値   31-31-31-31-31-31
技構成   そらをとぶ / じしん / だいもんじ / れいとうビーム
持ち物   ヒコウZ


役割・採用理由


 両刀にすることで、カイリューの持つ幅広い技範囲を最大限に活かせる。A134・C100という、申し分ない火力を活かして役割対象を倒すことを目的としている。
 物理技2つ、特殊技2つを採用しているが、実際の用途は物理技と特殊技で異なる。物理技は本来カイリューが倒せる相手への遂行技として、特殊技はカイリューに後投げされるポケモンに交代読みor対面で打つ。
 このカイリューは初手出しを想定しているが、カイリューに対して後投げされるポケモンはある程度目安がつくため、交代読みで倒していく。 
 

交代であとだしされる主なポケモン


いかく持ち

• ランドロス(霊獣)
• ボーマンダ
• ギャラドス
• クチート

はがね勢

• ナットレイ
• メガハッサム
• カミツルギ
• テッカグヤ

フェアリー勢

• カプ・テテフ
• カプ・レヒレ
• ミミッキュ
• アシレーヌ

物理受け

• カバルドン
• エアームド
• スイクン
• ミロカロス


差別化ポイント


ボーマンダとの差別化

• メガ枠を消費しない
• 特性「マルチスケイル」により、不一致氷技程度なら1発耐える耐久性
• 技範囲(れいとうビーム・選択技ばかぢからやしんそく)の差異

暴風採用特殊型カイリューとの差別化

• 豊富な物理技(じしん・ばかぢから等)を併用して採用できる
• 特殊型だと思い後出された特殊受けポケモンそらをとぶZで倒せる
• カプ・テテフなどDが高く、ぼうふうZでは1発で落ちないポケモンへの遂行が可能


持ち物


 ひこうタイプとしての役割を発揮するため、「ヒコウZ」がもっともこの型には適している。
 ジメンZ、ホノオZ、コオリZなどの各種Zも一考の余地はあるが、瞬間火力と汎用性の面においてヒコウZが優れる。


性格


 AアップBダウンの「さみしがり」にしている。
 一般的に両刀型は先制技意識でDダウンの「むじゃき」「やんちゃ」が多いが、カイリューは先制技よりも、「めざめるパワー氷」「れいとうビーム」へのケアのほうが重要性が高いと考え、B下降補正になった。
 また、D下降補正だと実数値がB>Dになり、特性ダウンロードでCが上がってしまう。


素早さ


 Sは「りゅうのまい」を搭載しないことを考慮し、可能な限り振る。

実数値S124が抜けるライン

• 準速70族抜き+1(キノガッサパルシェン意識)
• 最速60族抜き(ギルガルドジバコイル意識)
• 準速メガバンギラス抜き


技候補・火力


そらをとぶそらをとぶZ)

 タイプ一致でそらをとぶZは175×1.5=262.5威力を、A134種族値から叩き込める最大火力。

• H252B252振りB↑メガフシギバナ 102.6%~121.9% 確1
• H244振りウルガモス 227.2%~268.0% 確1※通常のそらをとぶでも117.2%~139.2%の確1
• H252B252振りB↑モロバレル 124.8%~147.5% 確1
• 無振りカプ・テテフ 134.4%~157.9% 確1
• H252振りカプ・レヒレ 76.8%~91.5% 確2
• 無振りメガルカリオ 117.9%~139.3% 確1
• 無振りメガリザードンY  122.2%~145.0% 確1
• H252振りアシレーヌ 104.8%~124.0% 確1

じしん

• H244振りヒードラン 113.7%~136.0% 確1
• H4振りアーゴヨン 102.0%~120.8% 確1
• 無振りドリュウズ 95.1%~112.4% 乱1(68.7%)
• H252振りギルガルド(シールド) 50.2%~59.8% 確2
• 無振りメガバシャーモ 91.6%~108.3% 乱1(50.0%)
• 無振りメガゲンガー 105.1%~124.4% 確1
• 無振りカプ・コケコ 93.7%~110.3% 乱1 (56.3%)

だいもんじ

• H252D4振りナットレイ 97.2%~114.9% 乱1 (75.0%)
• H244振りテッカグヤ 49.2%~58.1% 乱2 (95.3%) 
• H252振りメガハッサム 115.2%~135.5% 確1
• H252振りメガクチート 66.2%~78.9% 確2
• 無振りメガメタグロス 65.8%~78.7% 確2

れいとうビーム

• H228振りランドロス(霊獣) 103.6%~122.2% 確1
• H4振りメガボーマンダ 105.2%~123.9% 確1
• 無振りガブリアス 102.7%~122.4% 確1
• H252振りカバルドン 49.3%~58.6% 乱2 (98.0%)※物理受けHBゴツメor物理受けHB半分回復実ならほぼ2発
• H4振りボルトロス(霊獣)  64.5%~76.1% 確2

しんそく

• 無振りフェローチェ 67.8%~80.1% 確2
• H4振りアーゴヨン 40.9%~48.3% 確3
• 無振りゲッコウガ 44.2%~52.3% 乱2 (17.9%)

ばかぢから

• H252振りメガバンギラス 98.5%~115.9% 乱1 (87.5%)
• H4振りメガミミロップ 104.9%~124.8% 確1
• H212B4振りメガガルーラ 67.6%~80.1% 確2※2発目A1段階ダウン考慮でも確2

10まんボルト

• H4振りギャラドス 95.9%~114.6% 乱1(81.3%)
• H4振りメガギャラドス 39.7%~46.7% 確3
• H252振りスイクン 35.7%~42.5% 確3
• H244振りミロカロス 33.8%~40.7% 確3

その他候補技

• ドラゴン:げきりん/ドラゴンクロー/りゅうせいぐん/りゅうのはどう
• はがね:アイアンヘッド/アイアンテール
• みず:アクアテール/たきのぼり/アクアジェット/なみのり
• いわ:がんせきふうじ/いわなだれ/ストーンエッジ
• ほのお:ほのおのパンチ/ねっぷう/かえんほうしゃ
• でんき:かみなりパンチ/かみなり
• こおり:れいとうパンチ/ふぶき
• かくとう:かわらわり/きあいだま
• 変化技:こうそくいどう/はねやすめ/でんじは


被ダメージ


物理方面

• 陽気A252ガブリアスげきりん 70.6%~84.4%
• 陽気A252メガボーマンダげきりん 77.2%~91.6%
• 陽気A252メガリザードンXげきりん 92.2%~109.5%
• 意地A252ミミッキュミミッキュZ 88.6%~104.7%
• 陽気A252メガメタグロスれいとうパンチ 83.8%~99.4%
• 意地A252ランドロス(霊獣)がんせきふうじ 28.1%~33.5%

特殊方面

• 臆病C252ゲッコウガれいとうビーム 80.2%~94.6%
• 無振りフェローチェれいとうビーム 53.8%~63.4%
• 臆病C252アーゴヨンりゅうせいぐんZ 97.6%~115.5%※通常のりゅうせいぐんの場合、65.2%~77.8%
• 臆病C252ボルトロス(霊獣)めざめるパワー氷 45.5%~53.8%
• 控えめC252カプ・テテフムーンフォース 53.8%~63.4% ※眼鏡でも、80.8%~95.2%


相性の良いポケモン


ドリュウズ

 カイリューが苦手なミミッキュを倒すため。かたやぶりスカーフ型を推奨。
 ミミッキュカプ・テテフ、カプ・コケコ、アーゴヨン討伐用兼ヒートロトムウォッシュロトムへのケア用。

ギルガルド

 カプ・テテフパルシェンキノガッサに強い。どくどくキングシールドであれば、耐久型とも戦える。

ナットレイ

 ミミッキュカプ・テテフカプ・レヒレキノガッサと耐久型に強い。やどまも型でジャイロボール、タネマシンガン搭載がオススメ。

ジバコイル

 スイクンミロカロスドヒドイデカプ・レヒレテッカグヤに強い。頑丈ジバコ、マルスカイリューと三日月の舞クレセリアがマッチするので使いやすい。

メガクチート

 こちらも有名な相性補完。「クチートクレセカイリュー」「ポリクチカイリュー」の並びも良い。
 この場合はトリル採用になるため、努力値はSを下げて耐久もしくは火力に振るのも一考。
 
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 以上です。お読みいただきありがとうございました。