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【よくわかるポケモン解説】レアコイル編

 今回のポケモン解説はレアコイルです。

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目次

[:contents] 


基本データ


全国図鑑  No.082
分類    じしゃくポケモン
英語名   Magneton
タイプ   でんき はがね
種族値   H50 A60 B95 C120 D70 S70
高さ    1.0m
重さ    60.0kg
特性    がんじょう / じりょく / アナライズ(隠れ特性)
性別比   性別不明
卵グループ こうぶつ


進化


コイル → レアコイル(Lv.30)→ ジバコイル(特定の場所でレベルアップ)

 

ジバコイルの進化場所


• テンガンざんでレベルアップ(DPt)
• 電気石の洞穴でレベルアップ(BW)
• 13番道路でレベルアップ(XY)
• ニューキンセツでレベルアップ(ORAS
• ポニの大峡谷でレベルアップ(SM)
• ホテリ山、ポニの大峡谷でレベルアップ(USUM)


図鑑説明


ポケットモンスター赤・緑ポケットモンスターファイアレッドポケットモンスターX
ふくすうの コイルが れんけつして きょうりょくな じりょくせんと こうでんあつを ほうしゃする。

ポケットモンスター青ポケットモンスターリーフグリーン
れんけつした タイプの コイルは たいようの こくてんが おおいとき たくさん あらわれると いわれる。

ポケットモンスターピカチュウポケットモンスターY
なぞのでんぱを はっしんしており はんけい 1キロのはんいでは きおんが 2ど あがる。

ポケットモンスター金ポケットモンスターハートゴールド
3つのコイルは つよい じりょくで むすびついている。 そばによると つよい みみなりに おそわれる。 

ポケットモンスター銀ポケットモンスターソウルシルバー
おたがいの コイルを むすびつける じりょくは きょうりょくで まわりの すいぶんを かんそう させるほど。

ポケットモンスタークリスタル
レアコイルが たくさん すがたを あらわすと じきあらしが おこって つうしんが みだれる。

ポケットモンスタールビー
つよい じりょくで きかいを こわしてしまうので おおきな まちでは サイレンを ならして レアコイルの たいりょう はっせいを しらせる。

ポケットモンスターサファイア
きょうりょくな じりょくせんで せいみつきかいを こわしてしまうため モンスターボールに いれて おかないと ちゅういされる まちも あるという。

ポケットモンスターエメラルド
3ひきの コイルが じりょくで つながっている。つよい でんぱを だしているため はんけい 1キロの はんいでは きおんが 2ど あがる。

ポケットモンスターダイヤモンド・パール
3びきの コイルが じりょくで れんけつした ポケモン。 レアコイルが ふえると じきあらしが おこる。

ポケットモンスタープラチナポケットモンスターブラック・ホワイト
たいようの こくてんが ふえると なぜか レアコイルが おおきくなり テレビが きれいに うつらなくなる

ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
3びきの コイルが つながって つよくなった でんじはは まわりの すいぶんを かんそう させるほど。

ポケットモンスターサン
れんけつするとき 3びきのコイルの のうも ひとつに れんけつする。 3ばい かしこくなりは しない。

ポケットモンスタームーン
ほぼ コイルの 3ばいの でんりょく。 たいようのこくてんが おおいとき なぜか たいりょうはっせい。

ポケットモンスターウルトラサン
なぞの でんぱを はっしん しており レアコイルが すんでいる ばしょでは せいみつききが こしょうしてしまう。

ポケットモンスターウルトラムーン
あまぐもが できると たかいところに あつまってくる。 かみなりが おちるのを まっているのだ。


耐性


4倍
じめん

2倍
かくとう,ほのお

等倍
みず,ゴースト,あく

1/2
ノーマル,くさ,ドラゴン,むし,でんき,いわ,こおり,エスパー,フェアリー

1/4
ひこう,はがね

無効
どく


容姿


 3体のコイルが磁力線によって連結している。1体1体の形状、色に進化前との差は無いように見えるが、実は作品によっては少しずつ違うこともある。 
 連結の際に真ん中にいる個体はコイルの形状と同じだが、左右の二匹はネジが一本ずつ少ない。 
 この辺りの設定は結構いい加減なのか、公式でもメディアによってまちまち。ゲーム本編ですら統一されていないのでポケモンカードなんかでもどちらも居る。 
 全部同じ形状の事も少なくないので、結局のところどちらが正しいというわけでもないようだ。 
 「磁力線によって連結している」とはいうが、ある程度離れることもできるので、3匹のコイルが一緒に行動している場合、それがレアコイルなのかただコイルが3匹いるだけなのかはよく分からない。 
  磁石やネジは接着していない為分解することも出来る。3D作品などでは結構自由に動いてる。 『ポケモンスタジアム金銀』等で倒れる際の分解モーションは必見。ちなみにポリゴンも分解する。 バトルレボリューションでは逆にくっつく。 


概要


 コイルがレベル30で進化する。名前の由来は、恐らく「レア(珍しい)+コイル(電磁石)」。 
 連結の際、1匹が上、2匹が下に並ぶ三角隊形となる場合とその逆の逆三角隊形となる場合とがある。進化前のコイルの体重が0.6kgなのに対してレアコイルは60kgに増えている上に身長もコイル3匹分より大きいので、それぞれの個体としても成長していると分かる。 
 太陽に黒点が多く見られると発生しやすい。レアコイルがいる場所から半径1mの範囲では温度が少し高くなる。 
 また、強力な磁力線と電磁波を出して精密電気機器を壊す事がある為に、大都市ではレアコイルの発生をサイレンで警告する所もあるという。 


ゲームのレアコイル

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タイプ変更


 『赤・緑』にはがねタイプがなかったため、シリーズを通して初めてタイプが追加された2種のうちの1種。 
 ポケモンXYで14年ぶりの新タイプフェアリータイプが発表され、サーナイトなど過去作の一部ポケモンに付随されるまでは唯一の例であった。 


ジムリーダーの使用ポケモンとして


 マチス、テッセン、シトロンと多くのジムリーダーが手持ちとして採用し、さらにミツルやアクロマも使用してくるためNPCの採用率が高い。
 高い攻守を持つ反面、鈍足と地面4倍によってつけ入るスキがあるからだろうか。


豆知識


 だいばくはつが使えるようになったのは第4世代から。
 『クリスタル』ではレベル5のレアコイルを手に入れることも可能。
 ジョウトカントーにはテンガンパワーに代わるものがないため『HGSS』単体ではジバコイルへの進化は不可能。


対戦のレアコイル

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能力


 進化前ながらとくこうが120もあるので攻撃させても十分強い。進化させると素早さが10下がってしまうため、スカーフを持たせる場合は差別化ポイントになる。

 

オススメ技


特殊技


かみなり
タイプ でんき
威力  110(165)
命中  70
備考  相手麻痺30%

10まんボルト
タイプ でんき
威力  90(135)
命中  100
備考  相手麻痺10%

ほうでん
タイプ でんき
威力  80(120)
命中  100
備考  相手麻痺30%。ダブルだと全体攻撃

ボルトチェンジ
タイプ でんき
威力  70(105)
命中  100
備考  攻撃後自分交代

チャージビーム
タイプ でんき
威力  50(75)
命中  90
備考  自分特攻↑70%

ラスターカノン
タイプ はがね
威力  80(120)
命中  100
備考  相手特防↓10%

めざめるパワー
候補タイプ じめん,ほのお,こおり,くさ
威力    60
命中    100

トライアタック
タイプ ノーマル
威力  80
命中  100
備考  相手麻痺/火傷/凍り20%

シグナルビーム
タイプ むし
威力  75
命中  100
備考  相手混乱10%

ミラーコート
タイプ エスパー
効果  相手の特殊技を倍返し
命中  100
備考  優先度-5


変化技


でんじは
タイプ でんき
効果  相手をマヒにする
命中  90

どくどく
タイプ どく
効果  相手をもうどくにする
命中  90

きんぞくおん
タイプ はがね
効果  相手特防↓↓
命中  85
備考  みがわり貫通

でんじふゆう
タイプ でんき
効果  5ターン浮く

エレキフィールド
タイプ でんき
効果  エレキフィールドを敷く。Zワザ化でSランク+1

リフレクター
タイプ エスパー
効果  味方の物理耐久を強化

ひかりのかべ
タイプ エスパー
効果  味方の特殊耐久を強化

かげぶんしん
タイプ ノーマル
効果  回避率↑


テンプレート型


がんじょうスカーフ型 

特性:がんじょう
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ボルトチェンジ/ラスターカノン
優先技:10まんボルト
選択技:めざめるパワー(炎or氷or地)/トライアタック

じりょくしんかのきせき型 

特性:じりょく
性格:おくびょう
努力値:CS252ベースで耐久調整
持ち物:しんかのきせき
確定技:10まんボルト/ラスターカノン
優先技:ボルトチェンジ/めざめるパワー(炎)
選択技:めざめるパワー(地)/トライアタック/ミラーコート/でんじふゆう/みがわり/でんじは


レアコイル 


注意すべき点


 ジバコイルに勝る素早さと、負けず劣らずの特攻。他の進化前ポケモンと違い、きせき以外にスカーフやZクリスタル持ちも多く、
 はたきおとすやスカーフトリックで機能停止しにくい。


対策方法


 ジバコイルより少し硬いか、少し素早い程度で、攻撃範囲や技構成はほぼ同じ。アナライズ型は少なく、火力は落ちるので、電気や鋼に耐性があれば受けるのは容易。かたやぶりでがんじょうを貫通して倒すのもよい。


戦法 


 『DPt』でジバコイルという進化形が追加されたことから使用率はそこまで高いわけではないが、レアコイルには最速スカーフ型で130族抜きが出来るという進化後にはできない芸当が出来る。 
 また『BW』で登場した「しんかのきせき」が適用されるため、そこそこある耐久を更に引き上げることができる。ただしHPは低いので過信は禁物。 
  途上進化態なのに「しんかのきせき」以外の持ち物(Zクリスタルやこだわりスカーフなど)を持っていることが少なくないのは珍しい。 


レアコイルの歴史


第一世代


 サンダースを上回る120という特殊の数値から火力は強く、低いHPが足を引っ張ったが受けも弱くはなかった。
 だがでんきタイプとしては鈍足であるため速攻環境では分が悪く、ケンタロスダグトリオといったポケモンが放つじしんに脆かった。
 ニンテンドウカップ'97の決勝進出者15人中1人、ニンテンドウカップ'98の決勝進出者7人中1人が使用するなど、全国大会での採用実績を残している。シナリオでもでんじはとソニックブームが捕獲の役に立った。
 因みに64マリオスタジアム独自の、ポケモンをグループごとに分けてそれを基準にして選出に制限を加えるいわゆる「ABCルール」では、初手に出さなければならない弱いポケモンである「Cグループ」に(戦力として勘定しづらいピカチュウを除けば)電気タイプとしては唯一分類されていた。
 単純に評価が低かったというよりは、恐らくは同グループに水タイプとして唯一存在していたシャワーズへの対策という意味合いが大きいと思われる。
 仮にレアコイルがいない場合はシャワーズが非常に有利になり、かといってシャワーズもいなければニドキングへの対策が困難になる。


第二世代


 タイプにはがねが追加されたことによって耐性は増えたが、とくしゅ分割でとくぼうが一気に50も減らされる。
 ほのおタイプやかくとうタイプの見直し、超火力を手にしたガラガラが一際じめんタイプのスターダムに躍り出て、トップメタであったカビゴンがじしん使いであったことなどから地位は低下。
 はがね複合による半減範囲増加のメリットよりもじめん4倍弱点のデメリットの方が遥かに大きく、はがねが付いていることはむしろ邪魔に感じられた。
 特殊受けとしてはカビゴンの他にハピナスがネックとなった他、新規のでんきポケモンとしてはライコウの存在が壁になり、使用率は低かった。
 共に理想個体という前提なら、やわらかいすなを持たせたレベル55エンテイのめざめるパワー(じめん)70はレベル50レアコイルを確定1発に沈める。
 高い攻撃を持つポケモンの不一致めざめるパワー(じめん)で落ちることからもこの世代におけるレアコイルの不安定さが分かるであろう。
 それでもニンテンドウカップ2000では決勝進出者11人中1人が使用するなど出番は皆無ではなかった。

島根予選

 因みに、島根予選準優勝の実績を挙げたプレイヤーが使用していたLv52レアコイルのHPは実数値が149であり、これはHPの努力値がMAXの努力レベル63(努力レベルは0から63の64段階)であると仮定すると個体値が3(当時の仕様では0~15の16段階)という適当ぶりであった。
 現在と比べると厳選が難しいことから致し方が無い部分はあるが、当時の地区大会のレベルが間接的にわかるだろう。
 そのレアコイルは複数回相手のミルタンクにかみなりでまひを撒くが、そのかみなりを合計6回外したばかりか撒いたまひはいやしのすずで回復されるなど、大苦戦していた。


第三世代


 特性としてじりょくとがんじょうを獲得。じりょくによってエアームドを逃がさずに仕留めることが可能になった。
 しかしエアームドへの返しにもなるだいもんじの採用率が高くなったことからだいもんじを受けてあっさり退場する場面が増えた。


第四世代


 レアコイルのさらなる進化形であり、素早さを考慮しなければレアコイルのほぼ上位互換であるジバコイルが登場。
 以降、後述の通りジバコイルとは素早さで差別化せざるを得なくなった。新アイテムのきれいなぬけがらでじりょくが腐りやすくなったのも向かい風。


第五世代


 がんじょうの仕様変更はジバコイルより耐久面で劣るレアコイルにとってはプラスと言える。
 新アイテムふうせんの登場もレアコイルのデメリットを補うには好都合。新しく獲得したエレキボールは相手より素早いほど威力が上がる技なので、レアコイルが使っても実戦的ではない。
 隠れ特性アナライズを獲得したが、これはジバコイルの方が相性が良い。


第六世代


 じばそうさとエレキフィールドを獲得したが、後者はまだしも前者は全くと言って良いほど使い物にならない。
 フェアリータイプの登場によりラスターカノンの地位が向上したが、こだわりスカーフを持たせて最速で攻撃を放つという運用法に変わりはない。
 2016年3月に開催されたカントー図鑑のポケモンによる大会『カントークラシック』、2015年8月に開催されたでんきタイプを持つポケモンによる大会『戦う! ピカチュウ大会チュウ!』など、限定戦では使用率30位以内を記録することがあった。
 通常環境のレート戦XYリーグでは前半のシーズンであればこだわりスカーフ型が主流であったが、後に早打ちするメリットの大きい補助技の乏しさが浮き彫りになるとしんかのきせき型がレアコイルの型としては割合が高くなった。
 ORASリーグでは2つの型のシェアが一進一退であった。


第七世代


 通常環境には縁が無かったが、『P-Sports』第9回目の放送ではこの時点で古参であった実況者が初代統一パを対戦に使用しており、その中にレアコイルがあった。


ポケモンGO』のレアコイル

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捕獲難易度


 進化前のコイルが臨海工業地帯に密集しており、それ以外では殆ど出現してくれないため場所によってレア度の差が激しい。特に山間部では激レアポケモンといえる。 一応内陸部でも巣が設定されることがあるので、そこに行って集めることはできる。 


性能


 原作同様こうげきは高いが、HPが低く耐久はあまり期待できない。だが軽減できるタイプが多いのである程度補うことはできる。 
 更にでんき最強技「でんじほう」、はがね最強技「ラスターカノン」をゲージ技で習得でき、両タイプのアタッカーとして活躍できる。 
 サンダーやライコウの代用として耐久を兼ね備えたアタッカーとして投入したり、弱点を突きにくいフェアリータイプに対抗したりなどが主な活躍場所だろう。 


レイドボス


 2017年11月4日以降レイドボスに抜擢された。難易度は★★とかなりお手軽。 
 これで山間部でもこいつを手に入れやすくなり、図鑑もそうだがはがねタイプのメダルコンプも多少楽になった(ただし、進化前のコイルは別途手に入れる必要がある点は変わっていない)。
 現在はより手軽に入手できるココドラが実装されたことで、相対的にレアコイルのレイドの需要も下がっているが、それまでの間はかなりお世話になったという人もいたことだろう。 


対策方法


 対抗するには二重弱点のじめんタイプが最適だが、いわタイプがついているとはがね技で抜群を取られるので注意。 
 現状では両方軽減できるヌオー・ラグラージナマズン、じめん単タイプかつ高CP値を誇るドンファングラードンなどが最適解と言われている。 


アニメにおけるレアコイル

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• 無印編第30話で初登場。グンジョシティの発電所にコイルと共に現れてベトベターを追い払う手助けをしてくれた。
• 無印編第101話でフォードのポケモンとして登場。コイルから進化した。
• 無印編第199話で野生ポケモンとして登場。
• 無印編第268話でジュンイチのポケモンとして登場。無印編第269話でも回想で登場した。色違いである。
• AG編第58話で野生ポケモンとして登場。
• AG編第40話でテッセンのポケモンとして登場。AG編第75話でも回想で登場した。
• 『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』でゼロのポケモンとして登場。
• XY編第66話ではブラックシトロイドのポケモンとして、シトロイドのエレザードと戦っていた。

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 以上です。これで紹介を終えます。