【よくわかるポケモン解説】マルマイン編
目次
基本データ
全国図鑑 No.101
分類 ボールポケモン
英語名 Electrode
タイプ でんき
種族値 H60 A50 B70 C80 D80 S150
高さ 1.2m
重さ 66.6kg
特性 ぼうおん / せいでんき / ゆうばく(隠れ特性)
性別比 性別不明
卵グループ こうぶつ
進化
図鑑説明
ポケットモンスター赤・緑、ポケットモンスターファイアレッド
すこしの しげきに はんのうして ばくはつする。バクダンボールという あだなで こわがられて いる。
ポケットモンスター青、ポケットモンスターリーフグリーン
ぼうだいな エレクトン エネルギーを ためこんでおり ちょっとした しげきで だいばくはつを おこす。
ポケットモンスターピカチュウバージョン
すこしでも しょうげきを あたえると たいないの エレクトンエネルギーが あふれて ばくはつ してしまう。
ポケットモンスター 金、ポケットモンスターハートゴールド
たいりょうの でんきエネルギーを もてあまし ひまに なると ばくはつして あそぶので きけん。
ポケットモンスター 銀、ポケットモンスターソウルシルバー
あふれるほどの でんきエネルギーを たいないに ためこんでいるので すこしの しげきで ばくはつする。
ポケットモンスター クリスタルバージョン
でんきエネルギーを ためこむほど こうそくで うごけるようになるが そのぶん ばくはつ しやすい。
ポケットモンスタールビー
くうきちゅうの でんきエネルギーを たべる。カミナリの おちる ひは でんきを たべすぎた マルマインが あちらこちらで だいばくはつする。
ポケットモンスターサファイア
でんきに ひきよせられる せいしつを もつ。おもに はつでんしょに あつまってきて つくった ばかりの でんきを たべてしまう こまりものだ。
ポケットモンスターエメラルド
はつでんしょに たいりょうはっせいする。でんきを たべてしまうため ちかくの まちでは だいていでんが おこり おおさわぎに なる。
ポケットモンスターダイヤモンド・パール・プラチナ、ポケットモンスターブラック・ホワイト
でんきエネルギーを ためすぎて ぱんぱんに ふくらんだ マルマインが かぜに ながされてくることが ある。
耐性
4倍
なし
2倍
じめん
等倍
ドラゴン,ゴースト,どく,むし,いわ,くさ,あく,こおり,ノーマル,ほのお,かくとう,はがね,エスパー,フェアリー,みず
1/2
でんき
1/4
なし
無効
なし
容姿
ビリリダマの進化系。進化してカラーリングの赤と白の配置が逆転した。名前の由来はおそらく「丸+マイン(Mine。爆弾)」。英語名のElectrodeはまんま「電極(Electrode)」から来ている。
全長1.2mもあり、モンスターボールの擬態にはさすがに無理があるはずだが、ゲームでは相変わらずアイテムと同じサイズで擬態し、プレイヤーを襲う。
概要
初代から登場し続けている古参のポケモン。体内に膨大な「エレクトンエネルギー」を溜めこんでおり、少しでも刺激を与えるとすぐ爆発するため、「バクダンボール」の異名で恐れられている。
エネルギーは主に発電所から吸い取るため、付近の街は停電になる。吸い取った量が多ければ多いほど素早く動けるようになるが、その分爆発するリスクが高まるほか、強風に流されてしまうことがある。 時々暇つぶしに爆発して遊ぶマルマインもいる。
ゲームのマルマイン
『赤・緑』およびリメイクの『FRLG』では、グレンタウンのポケモン研究所でライチュウと交換で入手出来る。ニックネームは「おマル」(FRLGでは「デンマル」)。
NPC交換で手に入るポケモンのレベルは交換に出したポケモンのレベルと同じであるので、トキワの森で捕獲した最低レベル(レベル3)のピカチュウを即進化させたレベル3のライチュウを交換に出せばレベルの低いレベル3のマルマインが手に入る。
トラップ役
進化前のビリリダマと同じく、トラップとして出現することが有る。初代は「むじんはつでんしょ」。アイテムだと思って触ると戦闘に突入、得意の爆発でこちらのポケモンを倒しにくる。
第2世代ではチョウジタウンのロケット団アジト内の怪電波発生装置を動かす発電装置として登場(イベントのため強制的にバトルしなければならない)。
第3世代ではミナモシティのアクア団アジト内のマスターボールのある部屋で、2匹のマルマインがガードするようにボールの手前にいる。
対戦のマルマイン
能力
素早さ種族値が150と非常に高い。反面、それ以外の能力は低く、特攻と特防がようやく並といったところ。
図鑑の説明から「じばく」「だいばくはつ」の印象が強いが、攻撃力が極めて低いため、威力はあまり期待できない。
特性
「せいでんき」は接触した相手をマヒにすることがある。
「ぼうおん」は音技が無効になる。かたやぶりに貫通されるが、同特性持ちで音技主体のポケモンは基本いないので非考慮で良い。
隠れ特性は「ゆうばく」。接触技で倒されたとき、相手にダメージを与える。
オススメ技
特殊技
かみなり
タイプ でんき
威力 110(165)
命中 70
備考 相手麻痺30%
10まんボルト
タイプ でんき
威力 90(135)
命中 100
備考 相手麻痺10%
ほうでん
タイプ でんき
威力 80(120)
命中 100
備考 相手麻痺30%
ボルトチェンジ
タイプ でんき
威力 70(105)
命中 100
備考 攻撃後自分交代
シグナルビーム
タイプ むし
威力 75
命中 100
備考 相手混乱10%
めざめるパワー
候補タイプ こおり
威力 60
命中 100
ミラーコート
タイプ エスパー
効果 特殊技を返す
命中 100
備考 優先度-5
物理技
だいばくはつ
タイプ ノーマル
威力 250
命中 100
備考 自分瀕死
イカサマ
タイプ あく
威力 95
命中 100
備考 相手の攻撃でダメージ計算
どろぼう
タイプ あく
威力 60
命中 100
備考 相手道具奪取
変化技
でんじは
タイプ でんき
効果 相手をマヒにする
命中 90
ちょうはつ
タイプ あく
効果 相手の変化技を封じる
命中 100
あまごい
タイプ みず
効果 5ターン雨を降らす
リフレクター
タイプ エスパー
効果 5ターン味方の物理耐久アップ
備考 第一世代わざマシン限定
ひかりのかべ
タイプ エスパー
効果 5ターン味方の特殊耐久アップ
みがわり
タイプ ノーマル
効果 HP1/4消費してみがわりを生み出す
でんじふゆう
タイプ でんき
効果 浮かぶ
テンプレート型
あまごい型
特性:ゆうばく
性格:ようき/せっかち/むじゃき/おくびょう
努力値:素早さ252 HPor攻撃or特攻252
持ち物:しめったいわ/きあいのタスキ
確定技:あまごい/だいばくはつorボルトチェンジ
攻撃技:イカサマ/10万ボルトorかみなり/ミラーコート/めざめるパワー(氷or草)
変化技:ちょうはつ/でんじは/ひかりのかべ/みがわり
特殊アタッカー型
特性:ゆうばく
性格:ひかえめ/おくびょう
努力値:CS252ベース
持ち物:きあいのタスキ
確定技:かみなりor10まんボルト/めざめるパワー(氷)
選択攻撃技:ボルトチェンジ/シグナルビーム/ミラーコート/イカサマ
選択補助技:ひかりのかべ/あまごい/でんじは/どくどく/ちょうはつ
いばみが型
特性:ぼうおん
性格:おくびょう
努力値:HP16n+1調整 素早さ252
持ち物:たべのこし
確定技:いばる/みがわり/イカサマ
選択技:10まんボルトorほうでん/ミラーコート/でんじは/どくどく/ちょうはつ/まもる
どくみが型
特性:ぼうおん
性格:おくびょう
努力値:HP16n+1調整 素早さ252
持ち物:たべのこし
確定技:どくどく/みがわり
優先技:まもる
選択技:10まんボルトorほうでん/イカサマ/ミラーコート/ちょうはつ
対マルマイン
注意すべき点
種族値150という妨害されにくい圧倒的な素早さからいばみが、ちょうはつなどの補助やアタッカーの仕事を担う。
特性ぼうおんならみがわり貫通の音技を無効化され、ゆうばくなら接触技の多い先制技で倒すと削りを入れられてしまう。
対策方法
素早さ以外は低い。弱点の地面技で難なく落とせる。ただし特殊技だときあいのタスキ+ミラーコートで反撃される恐れもある。いばる・でんじは対策にラムのみがあると安心。
戦法
攻撃力の低さと攻撃技のレパートリーが少なさからアタッカーにはあまり向かず、専ら素早さを生かしたサポート役として起用される。
幸い補助技には比較的恵まれており、「ちょうはつ」「でんじは」「ひかりのかべ」「いばる」等が揃っている。また、「あまごい」役としても適しており、「かみなり」を採用することである程度火力を補える。
第五世代
マルマインを引っ込められる「ボルトチェンジ」が登場。タイプ一致かつ特殊技でいくらか威力に期待できる上、マルマインを瀕死にせずに済むという点で優れている。
しかし相手が地面タイプや特性「ちくでん」持ちなど、電気技が通じない相手だと交代すら出来ないというデメリットを持つ。
新電気技「エレキボール」を最も活かせそうなポケモン。「すばやさ」が相手の4倍以上あると威力が150となる。
ただし麻痺撒きやスカーフなどで援護してやらない限り「10まんボルト」安定となってしまうことが多く、どちらかと言うとロマン砲の感が強い。
また、この世代にてマルマインより速いアギルダーが登場したが、タイプも役割も全然違うので、あまり気にする必要は無いだろう。
第七世代
素早さの種族値が140から150に強化。145のアギルダーを抜かす数値。150族より速いポケモンはデオキシスS(180)、テッカニン(160)、フェローチェ(151)のみ。全ポケモン中でも屈指の速さを手に入れた。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズのマルマイン
『初代』ではヤマブキシティのシルフカンパニー屋上で登場し、倉庫から時折出現して爆発する。
続編の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではモンスターボールから登場する。登場して一定時間経つと「だいばくはつ」を起こして敵味方関係なく強くふっとばす。
このマルマインは爆発寸前であればアイテムと同じように持つ事が可能。
各作品とも、爆発に巻き込まれたときのダメージは大きい。「X」では不発に終わることがある。
アニメにおけるマルマイン
• ネーブルジムのリーダー、ダンの手持ちポケモンの一つ。
• 過去のポケモンなりきり大会に登場し、ゴースに変装していた。
• ピカチュウのなつやすみにも登場。
『ポケットモンスターSPECIAL』のマルマイン
3巻でマチスが「マルマインはすばやさは低いが、このランチャーなら先制攻撃可能」とでんきタイプ使いとは思えない謎の発言をしていた。現在では違う台詞に差し替えられており、ランチャーは足りない火力を補うためという設定になっている。
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以上です。これで紹介を終えます。