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【よくわかるポケモン解説】ブーバー編

 今回のポケモン解説はブーバーです。

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目次


基本データ


全国図鑑  No.126
分類    ひふきポケモン
英語名   Magmar
タイプ   ほのお
種族値   H65 A95 B57 C100 D85 S93
高さ    1.3m
重さ    44.5kg
特性    ほのおのからだ / やるき(隠れ特性)
性別比   ♂75.0%:♀25.0%
卵グループ ひとがた


進化


ブビィ → ブーバー(Lv30) → ブーバーン(マグマブースターを持たせて通信交換)


図鑑説明


ポケットモンスター赤・緑ポケットモンスターファイアレッドポケットモンスターX
かざんの かこうちかくで みつかった。 くちから ほのおをはく。 たいおんは 1200ど もある。

ポケットモンスター青ポケットモンスターリーフグリーン
みずから オレンジいろに もえていて ほのおの なかに かくれると まったく みわけが つかなくなる。

ポケットモンスターピカチュウバージョン
かざんの ふんかこうから うまれた。 ぜんしんが もえているため ひのたまと みわけが つかない。

ポケットモンスター金ハートゴールド
さむいところは にがて。 あついほのおを ふきだし すみやすいように まわりの かんきょうを かえるのだ。

ポケットモンスター銀ソウルシルバー
からだの ひょうめんには たいようと おなじような ほのおの ゆらめきが はっせいしている。

ポケットモンスタークリスタルバージョン
あつい ばしょほど よくうごく。 たたかいで キズついた からだは ようがんに つかって いやす。

ポケットモンスタールビー・サファイア・エメラルド
たたかいに なると からだから しゃくねつの ほのおを ふきあげ あいてを いかくする。 その ねっぷうで まわりの くさきも もやすぞ。

ポケットモンスターダイヤモンド・パールポケットモンスター
かざんの かこうで うまれそだった。 たいようと おなじような ほのおの ゆらめきが ぜんしんを おおう。

ポケットモンスタープラチナポケットモンスターブラック・ホワイト
ブーバーが しんこきゅう すると からだのまわりに かげろうができ すがたは ぼやけて みえにくくなる。

ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
しゃくねつの ほのおを ふきだすと からだの まわりに かげろうが でき ブーバーの すがたが ぼやける。

ポケットモンスターサン
つかれると かこうに とびこみ マグマに つかって からだを いやす。 ぜんしんが 1200どで もえている。

ポケットモンスタームーン
おこると ぜんしんから しゃくねつの ほのおを ふきあげる。 あいてを すみに するまで おさまらない。


耐性


4倍
なし

2倍
いわ,じめん,みず

等倍
ドラゴン,ひこう,でんき,どく,エスパー,あく,かくとう,ゴースト,ノーマル

1/2
フェアリー,はがね,くさ,むし,ほのお,こおり

1/4
なし

無効
なし


概要


 『ポケットモンスター 赤・緑(第1世代)』から登場するポケモン。初代では緑バージョン限定で出現した。火山の火口近くで見つかったポケモンで、体温は1200度もある。 
 「ひふきポケモン」の名や口から火を吹く時の顔つきから、モチーフは火吹き男(ひょっとこ)か。 


ゲームのブーバー

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孵化要因として


 特性「ほのおのからだ」は第3世代『エメラルド』からタマゴの孵化歩数が半減するため、孵化要員としての需要がある。 
 ただ、自身のレア度から考えるにこいつを孵化要員にするのはやや贅沢と言えるか。 
 第7世代では比較的手に入りやすく、秘伝技も廃止されたので連れ歩く人も増えた。 


初代


 『緑』ではポケモン屋敷に出没。当時のほのおタイプの中では「あやしいひかり」や「えんまく」といった補助技の他に、ほのおタイプで唯一「サイコキネシス」を覚えられた。どういうわけかレベル52でスモッグを覚える。
 登場初期から現在まで、どちらかといえばレアなポケモンに属する。被捕獲率も低め。 


関係性

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 エレブー系列とは初代から続く対関係で、あちらは『赤』バージョンでしか手に入らなかった。 初代では種族値合計が同じだった(第2世代以降ブーバーの方が5だけ高い)他、進化前や進化形を全く同じ世代で獲得している。
 出現場所やタイプが大きく異なっているのに対と扱われる珍しいケースでもある。 
 かつてはルージュラも含めてトリオだったはずだが、今ではエレブーとのコンビの印象があまりにも強い。
 当時の2強タイプをもつルージュラや、99カップにおける貴重な電気タイプだったエレブーの二匹と違い、ブーバーは当時冷遇されていた炎タイプ。
 しかも炎の渦を覚えないため、炎タイプ内の価値も低く、ブーバーは陰に隠れがちだった。


第2世代


 ベイビィポケモンとして、進化前のブビィが追加された。ブビィがレベル30になると進化する。
 また、ブーバーを擬人化したようなトレーナー、火噴き野郎が登場する。多くはドガース系やブーバーをはじめとする炎ポケモンを繰り出してくる。


第3世代


 『リーフグリーン』ではともしび山に出現する。『エメラルド』からは特性の「ほのおのからだ」に孵化歩数半減の効果がついたが、孵化要因としては入手難易度の低いマグカルゴ系統にシェアを奪われていた。


その後


 第4世代にてブーバーンへの進化を獲得。第5世代に登場した「しんかのきせき」を持たせてられるが微妙だ。
 孵化要因としては第5世代に「ほのおのからだ」とそらをとぶを両立できるウルガモスが現れたため、孵化要因としてはマグカルゴ系統ともどもお役御免になる。
 第6世代ではより入手難易度が低く、「ほのおのからだ」とそらをとぶを両立できるファイアロー系統によってシェアが奪われる。


第7世代


 『ポケモンSM』のヴェラ火山でブビィとの戦闘中にブーバーが乱入してくる。
 この世代では秘伝技が廃止されたことで自由度が増したため、ブーバーを孵化要因として効率的に使えるようになった。


対戦のブーバー

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能力


 進化後より素早さが10高い。また、攻撃種族値はブーバーンと同じなので物理型or二刀流型は差別化は可能。だが、地震を覚えないしゴウカザルバシャーモなどのカベもあるので厳しい。


ブーバーの歴史


第一世代


 素早さ種族値93と努力値個体値の違いによってはルージュラを十分抜ける速度、えんまくやあやしいひかりなどの補助技、低くない火力など、対戦では活躍できる素地があった。
 しかし、搦め手に優れるほのおタイプとしてはキュウコンがおり、同タイプのアタッカーとしてはリザードンに立場を譲った。
 通常環境ではほのおタイプのポケモンが不遇であったため活躍できず、99カップでも目立った採用実績などはなかった。


第二世代


 にほんばれとはがねタイプの登場でほのおタイプの需要が増加。タマゴ技としてクロスチョップを、マシン技としてかみなりパンチを習得。
 また、特殊分割で特攻が85から100にアップした。
 この世代は強烈なじめんタイプのアタッカーであるガラガラが台頭しているため立場としては悪いままだった。
 一方で、特殊受けとして猛威を振るったカビゴンに対しては、新たにいやなおとを覚えるようになったおかげでクロスチョップによるゴリ押しができる可能性を秘めていた。


第三世代


 努力値の仕様変更で、他のポケモンと共に耐久力が低下。特性としてはほのおのからだを獲得したが、ブーバーの弱点を突く攻撃はことごとく直接攻撃ではないので、役に立つ場面はあまり多くなかった。
 エンテイともどもオーバーヒートを覚えられなかったのは痛かった。XD技としてはこのゆびとまれを習得。


第四世代


 ブーバーンの登場によって冬の時代を迎えることに。素早さがそれなりに高いのでトリパでの運用も不可能。


第五世代


 しんかのきせきによって無理やりブーバーンと差別化する形で運用することも可能になった。
 WCS2013決勝大会でパク・セジュンがでこのゆびとまれを覚えたXD産のブーバーを使用したが、当時はXDの乱数調整が確立されていなかった中で6V個体が使用されたため、改造ポケモンもしくはエメループによって用意した理想個体にいわゆる「ものまねバグ」でこのゆびとまれを覚えさせた不正個体であるという疑惑が浮上した。


第六世代


 新アイテムとつげきチョッキの登場によって、特防だけならブーバーンであってもしんかのきせきブーバーを上回る事ができるように。そのため、なぜブーバーを使うのかという点を改めて問われるようになった。


第七世代


 大きな変更点はないが、シナリオ序盤のヴェラかざんこうえんで進化前のブビィが捕獲可能であるため、秘伝技が廃止されたこともあって、ブビィ共々孵化要因として需要が生まれた。
 ピカチュウ版のソフト単体では見ることもできなかったブーバーだが、リメイク作品となるピカブイではトレーナー戦でそこそこよく見るポケモンとして登場。ポケモンやしきに出てくる野生ポケモンとして考えても、地下1階で11/256でのランダムエンカウントでしか出会えなかったピカチュウ版と比べると、漫然と散策しても出会えるポケモンと化している。
 ただ、フィールド上では意外と俊足であり冒険を邪魔されることもあるので注意。 


アニメにおけるブーバー

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カツラのブーバー

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 無印第55話で登場。ジムリーダーカツラの切り札として、マグマの中から姿を現した。
 まだ言う事を聞かなかったサトシのリザードンが初めて本気で戦った相手であり、同じほのおポケモン同士ライバルとして熱戦を繰り広げた。無印のジムリーダー戦の中でもかなり人気が高い。 技「だいもんじ」が吹き飛ばされて「大」→「中」→「小」になるシーンは必見。 


シンジのブーバー

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CV:うえだゆうじ

 DP編第66話から登場した。DP編第131話ではブーバーンに進化して登場。恐らくは逃がしたヒコザルの後釜であろう。


活躍


 トバリジムではスモモのルカリオに圧勝している。シンジがキッサキシティに訪れた際も対スズナ戦の切り札として手持ちに加えていた。
 ジンダイとの戦いでは先鋒として登場するが、相手が相性の悪いレジロックだった為、バトルせずに引っ込める。
 その後相性で有利なレジスチルが出た際に再び繰り出すが、炎技が通用せず、「アイアンヘッド」で怯んだ為戻される。
 敗北が決定的となったところで最後の一体としてレジロックに相対、成す術なく敗れた。
 フルバトルではサトシのピカチュウをやけどさせる。シンオウリーグではジュンのエンペルトハイドロカノンを真正面から受けても大ダメージを追った様子が見られなかった。


使用した技


• かえんほうしゃ
• おにび
• がんせきふうじ
• スモッグ


その他


• ジョウトリーグシロガネ大会ではシゲルが使っていた。
• 無印編第145話では、ヨサクのポケモンとして登場。
• DP編第57話では、設計士のポケモンとして登場。


ポケットモンスターSPECIAL』のブーバー


 レッドとサカキ(このときは正体を隠していた)に襲い掛かる形で登場。レッドのサンドに軽くあしらわれた挙句その後本性を現したサカキのパルシェンに凍らされ、なんと体を文字通りバラバラに砕かれてしまった。

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 以上です。これで紹介を終えます。